京都店オリジナルの念珠は、340年以上続く安田念珠店に依頼したどの流派でも対応できるものです。合わせて、各地の産地に保管された生地見本を再利用してつくった念珠ケースがセットになっています。ライフストックのバッグにはできないような小さな布や商品を作る際に出る残布を活用しています。
※念珠は商品により木部の模様や色味には個体差があります。予めご了承ください。
念珠ケースについて
- NENJU CASE LIFESTOCK
- サイズ:14×10cm
- 表布:静岡県 天龍社産地(別珍・濃紺)、裏布:山梨県 郡内産地
STORE ORIGINAL PRODUCTS
安田念珠店さんと珠や房の組み合わせを選んだオリジナルの仕様。
京都店スタッフ 門脇
京都店で扱う念珠は、安田念珠店さんと珠や房の組み合わせを選んだ、オープン当初から並ぶオリジナルの仕様で、京都店のある「本山佛光寺」の宗派、浄土真宗も含めどの宗派にも対応できるものです。私が京都店に来た2023年に「京都店らしい念珠はどんなものだろう?」という話のきっかけから、改めて安田念珠店さんとオリジナルの念珠を考えることになりました。
使用した珠の素材は、鉄刀木(たがやさん)という、東南アジア原産の木材。「三大唐木」と呼ばれ、紫檀、黒檀と並び、古くから銘木として建築や家具、楽器などに用いられています。耐久性が非常に高く、長く続くという縁起をかついで床柱としても採用され、濃淡のあるはっきりとした縞模様が魅力です。通常の念珠の珠は艶のある仕上げにすることがほとんどですが、私たちも安田念珠店さんも、長く使い続けることでの変化があると面白いよねという思いから「素挽(すびき)」という、艶出しをせず木本来の色味を大切にする仕上げを選びました。使い込んでいくと、まったりとした珠の艶がでてくることや、珠と房の色味の変化など変わっていく様子を愛でながら使っていただきたいです。また念珠は結び直しや房の色を変えることもできます。世代で引き継ぎながら使える仏具としてぜひ使ってみてください。
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日常使いもできる、柔らかい手触りの念珠ケース。
京都店スタッフ 門脇
念珠ケースは大切な念珠を保護し、持ち運びに便利で、しかも様々な生地を楽しんでもらいたいと思いデザインしました。表布には保護性を重視し、毛足のある別珍を選んでいます。別珍は柔軟性があり、光沢と深みのある色合いが特徴なので、仏教行事に持っていくには最適に思いました。別珍は静岡県天龍社産地で作られますが、作る工程が分業の手作業が多く、それぞれの職人のこだわりが高品質で豊かな風合いを生み出しています。裏布は様々な産地の色柄豊かなライフストック生地を使用しています。柔らかい手触りと裏生地のバリエーションを楽しめます。NENJU CASE LIFESTOCKは、留め具がないことで、出し入れがしやすく、バッグの中でかさばらないものの、お念珠をしっかりと守ってくれます。念珠入れ以外にも名刺やカードケースとして使ったり、私はイヤホンなどを入れて毎日使っています。