研究開発
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サイバー・ソリューションズ社は、世界に通用し、社会に貢献する技術の実現を理念とし、創業以来研究開発を積極的に推進しています。インターネット技術、研究成果の社会還元、充実した研究開発体制、産学官の連携をキーワードに先端の研究開発プロジェクトに参画してまりました。

研究開発プロジェクト一覧

2011年

● 情報システムの省電力化を実現する次世代ネットワーク管理技術の研究開発

研究者:東北大学、東日本電信電話株式会社、東北工業大学、サイバー・ソリューションズ
期間 : 2011年~2013年
概要:
 インターネットは現在、自動車の製造にかかわる業界と同等のエネルギーを消費し、 2020年までには航空業界と同等の膨大なエネルギーを消費すると予想されている。 そこで本提案では、次世代ネットワークの監視・管理技術を基盤として、ネット ワークシステム全体の省電力化(グリーン化)の実現へ向けて発展・進化させ、 その省電力化を実現する「次世代グリーン指向ネットワーク管理技術」を世界に 先駆けて研究開発する。
2009年

● 安全でオープンな組込みソフトウエアのライフサイクル管理技術

主催 : NEDO イノベーション推進事業 (産業技術実用化開発費補助事業)
研究者:東北大学、サイバー・ソリューションズ
期間:2009年~2010年
概要:
  家電、自動車、医療機器、産業機械などで組み込みソフトウエアの高機能化、ネットワーク化が進んでいるが、それに対応した管理性が考慮されていない。特にネットワーク接続時の標準システムとの相互運用性に欠け、セキュリティ上の脆弱性が放置されるなどの危険やさまざまな非効率の原因となっている。この問題を解決するため、本事業では、安全でオープンな通信機能を備えた組込みソフトウエアのライフサイクル管理技術を開発する。
2007年

● ネットワークモビリティをサポートする新世代ユビキタスネットワーク監視フレームワークに関する研究開発

主催 : 総務省・戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE) 新世代ネットワーク技術
研究者:東北大学、サイバー・ソリューションズ
期間:2007年~2009年
概要:
 ネットワーク自体が様々なネットワークを跨いで移動していく事をネットワークモビリティ(NEMO)と呼ぶ。ネットワークモビリティは全く新しいネットワークの形態であり、そのために新たなネットワーク管理フレームワークが必要となり、その第一ステップとして、監視フレームワークの開発が急務となっている。本研究では、これまで我々が有線・無線ネットワークを中心に推進してきたネットワーク監視技術を基に、ネットワークモビリティをサポートする新世代ユビキタスネットワーク監視フレームワークを世界に先駆けて開発した。具体的には、ネットワークモビリティの監視に関する要求要件の検討を行い、本検討結果に基づきManagement  Information  Base(MIB)の設計・実装、およびSNMP マネージャの開発を行った。さらに、開発したMIB およびSNMP マネージャを用いて小・中規模ネットワーク環境での実証実験を行い、IETFにおいて、開発したNEMO-MIBの国際標準化に成功した  (RFC 5488,平成21年4月 )。

●セキュリティ確保を目指したネットワークイベント記録の高信頼な収集と管理技術の開発

主催 :  総務省・戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)  国際技術獲得型研究開発
研究者:東北大学、東北工業大学、サイバー・ソリューションズ
期間:2007年~2008年
概要:
 インターネットの運用・セキュリティ管理は、ネットワークイベント記録(ログ)の収集と解析を基本としている。しかし、現在広く使われているログ収集プロトコルSYSLOGは、その起源の古さ故に信頼性・安全性・拡張性に多くの問題を有し、これらの解決は次世代のICTインフラを堅固なものとする意味でも早急な対応が迫られて いる世界的課題である。本研究開発では、あらゆる対象から洩れなく確実にログを収集可能な、運用・セキュリティ管理、さらにはシステム監査にも活用できる、セキュアネットワークの基盤となる技術を創出する。本研究開発を通じ、SYSLOGの更新に貢献すると共に、SYSLOG遠隔管理技術の国際標準化を目指す。
2006年

● 移動端末を安全に管理できるスケーラブルな次世代イントラネット端末接続管理技術の研究開発

主催 : 情報通信研究機構 (NICT)
研究者:サイバー・ソリューションズ
期間:2006年
概要:
 移動端末管理の基本的な問題は「ネットワーク管理者の目が行き届かない状態」が存在することにある。さらに、移動端末の場合は2 種類のネットワーク管理者が存在する。一方はその移動端末の管理者で、その本来の所属ネットワークの管理者であり、もう一方は、その移動端末が移動した先で接続する受け入れネットワークの管理者である。
本研究開発では、 端末の移動、およびネットワーク構成の変更を前提にした安全な端末管理技術を確立し、端末とネットワークの構成変更に対応できる次世代の端末接続管理システムを実現する。
2005年

● 広域インシデント情報共有および分析技術の開発(IODEF)

主催:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
研究者:サイバー・ソリューションズ
期間:2005年
概要:
 社会基盤としてのインターネット上に次々と起こる新しいセキュリティインシデントに対応するため、世界的な連携を強化する動きが活発化しており、国やISPを超えて連携(広域連携)できる新しいセキュリティシステムが必要とされている。
 これらの広域連携には、言語や特定のアプリケーションに依存しない標準化されたコミュニケーションの手段が不可欠である。そのため脆弱性情報の共有を目的として、世界各地のCERTが連携するための標準が提案され、それがメッセージ交換の標準(IODEF: Incident Object Description Exchange Format)である。
 本技術開発では、IODEF標準案の実装技術、およびそれを申請者らの保有する既存のシステムに適用することで、広域連携を前提とした「広域不正アクセス追跡システム」および「広域インシデント分析・警戒システム」を開発した。
また、開発を通じてIODEF標準案へのフィードバックを行う。
2004年

● 知的クラスタ創成事業成果物センサ管理システムの実証実験

主催:仙台市 平成16年度産学研究フォローアップ助成金制度
期間:2004年~2005年

● ユビキタス時代の介護サービス向上に寄与するIPv6 応用技術の研究開発

主催:情報通信研究機構 (NICT)
期間:2004年~2005年
概要:
 介護保険制度の実施とともに、各自治体ではそれぞれに介護・福祉情報のデータベースの標準化に基づいて情報の分散蓄積が行われている。それらの情報を共有し活用できれば、介護者、家族、要介護者本人、サービスの提供者、ボランティアグループなどにとって極めて有益であり、介護サービスの評価など、サービスのモニタリング統計データ等が安全に蓄積され、迅速に供給されるなら、介護保険制度を実施している国や介護サービスの管理・指導を行っている地方自治体にとって極めて有用となりうる。このことから介護サービス・モニタリングデータシステムを開発した。

● セキュアSYSLOGプロセス監視・管理フレームワークの技術、製品開発

主催:宮城県 地域中核IT企業成長支援事業
期間:2004年~2005年

● NetSkateKobanの市場開拓および販売促進事業 ポータブル簡易監査 による実践的コンサルティングと販売促進

主催:宮城県 平成16年度研究成果市場形成推進事業
期間:2004年~2005年

● 地域医療の高度化に資するセキュアな無線ネットワーク実現に関する調査研究、 実 証実験ネットワークモニタリング及びセキュリティ評価

主催:総務省
期間:2004年~2005年
概要:
  この調査研究は、高齢化が進展する東北地域において求められる地域医療の充実・高度化を実現するための病院・診療所間の医療連携および救急医療における地域医療の高度化に資するセキュアな無線ネットワークの実現に向け、これに求められる機能、実現に向けた課題などの検討を行っています。

● ICAR

主催:平成16年度 基準認証研究事業
期間:2004年~2005年
研究者: 慶應義塾大学、日本自動車研究所(JARI) 、サイバー・ソリューションズ

● 健康福祉のための先進的エージェント・ネットワークに関する研究

主催:総務省
期間:2004年4月~2007年3月

● 超高速ネットワーク上におけるトラ フィック解析に基づいた ネットワーク管理のためのイベント検知に関する研究開発

主催: JGN2東北リサーチセンタ JGNⅡモニタリングプロジェクト
期間:2004年4月~2005年3月

● セキュリティ対策研究開発等事業 「インターネット情報インフラ防護のための技術調査」に関する請負契約

主催: 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

● JaNI公開向けシステムの開発

主催:TAO-JaNI

2003年

● 高トラフィック観測・分析法に関する技術調査

主催: 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
期間: 2003/11/17 〜 2003/11/28

● 次世代ユビキタスネットワークの監視フレームワークに関する研究

主催: 総務省-MIPv6
期間: 2003/10/20 〜 2004/3/31
新世代ユビキタスネットワークの効果的な管理・運用に資するために、Mobile IPv6-MI等のネットワーク監視技術を発展させた移動ネットワークを含む新世代ユビキタスネットワークにおける監視フレームワークの基盤技術に関して研究開発する。

● ユビキタス時代の介護サービス向上に寄与するIPv6応用技術の研究開発

主催: 情報通信研究機構 (NICT)
期間: 2003年8月 〜 2007年3月

● 次世代ネットワーク(JGN IPv6)の管理に関する研究

主催: 総務省-IPv6
期間: 2003/4/30 〜 2004/3/31
概要: IPv6化対応開発(net-snmpのIPv6化開発)
最も広く普及しているオープンソースのSNMPパッケージ であるNET-SNMPのIPv6対応開発。最新のNET-SNMPにその成果が反映されています。net-snmp homepage
2002年

● インテリジェントネットセキュリティ管理

主催: 文部科学省 知的クラスタ創成事業
期間: 2002年8月 〜 2007年3月

● インターネット情報インフラ防護のための技術調査

主催:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)

2000年

● 広域セキュリティ管理のためのセンサアレイシステムの技術開発

主催:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
研究者:
株式会社NTTデータ 東北支社
財団法人 仙台応用情報学研究振興財団
東北大学情報科学研究科
株式会社 サイバー・ソリューションズ
概要:

広域ネットワークにコンパクトなセンサを多数配備し、監視密度と検知精度を大幅に向上させる技術を確立することを目的して研究開発を行った。本技術開発によって多数のセンサを広範囲に配備し、それらを分散型、かつ統合可能な形で管理運用する技術が確立された。また、多数のセンサが不正アクセスの動向をつかむために有益な手法であることを示した。
センサを多数化した際に問題点として考えられた運用コストについても軽量コンパクトなセンサ群を配備することにより、現実的なものとし、運用のための管理情報を定義し、実装することで、遠隔からのセンサ制御がスケーラブルなものとなった。
セキュリティのためのシステムであることからそれ自体が攻撃の対象となることも十分にあり得るが、本技術開発で確立されたセンサアレイセキュリティシステム は、センサ群が自律的にお互いを監視することで、管理コストの大幅な削減と、特定のクリティカルポイントのない監視網を実現できる技術が確立された。

● 高齢者・障害者のための情報カウンセリングセンターのモデル化と 介護・福祉情報の取り扱い技術

主催: 通信・放送機構 (現・情報通信研究機構 ”NICT”)

● JANIシステム開発

主催: 通信・放送機構 (現・情報通信研究機構 ”NICT”)
期間: 2000/2/22 〜 2001/3/31
1999年

● 不正アクセスの高感度検出およびグローバル警戒機構に関する研究

主催:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
研究者:
株式会社NTT データ東北支社
福島県立会津大学
東北大学情報科学研究科
株式会社 サイバー・ソリューションズ

● 研究開発用ギガビットネットワークに係る共同研究

主催: 通信・放送機構 (現・情報通信研究機構 ”NICT”)
期間: 1999/9/20 〜 2000/3/31
研究者:東北大学
    サイバー・ソリューションズ

● IPA 不正アクセス高感度検出及びグローバル警戒機構研究に関する業務委託

委託者:NTTデータ通信(株)
期間: 1999/7/23 〜 2000/2/21
1997年

● インターネットオリエンテーリング可能な地図構成法に関する研究

主催:総務省
期間:1997年4月 〜 1999年3月
概要:
インターネットオリエンテーリング可能な地図構成法に関する研究
Techniques for generation of maps for Internet orienteering CHArting the INternet
 
ネットワーク地図はネットワーク管理・運用・計画の上で重要な基 盤となる情報を提供する。インターネット上で現在運用されている、 あるいは将来運用されるすべてのアプリケーションのプライバシー、 セキュリティーおよび信頼性を確保するためには、この地図が必要 不可欠な役割を演ずる。しかし、利用可能なネットワーク構成情報 のデータベースが存在しないことから、ネットワークの管理・運用 に深刻な問題をもたらしている。既存のネットワーク地図は原始的 な方法である手作業で行われているため、更新が困難で、ネットワー クの変更あるいは拡張に対応できず、結果として利用することはできない。
本研究は自動的にネットワーク情報を収集する新しいアルゴリズムを開発し、これに基づいて、世界的規模のネットワーク地図を実現するネットワーク構成情報の合成のための、一般性のある技術の確立を目指している。さらに、ユーザーに構成情報を提供するための表現方法(バーチャルリアリティ・ネットランド)の研究および構成情報を利用したアプリケーションの研究開発をあわせて行う。また、合成されるネットワーク構成情報は分散型で扱う必要があり、その仕組みについても研究を行う。
 
本研究は、情報処理振興事業協会 独創的情報技術育成事業 」の一環として行われたものである。
成果物
  • 平成10年度IPA技術発表会論文資料
  • 平成9年度 成果物プロトタイプ
参加組織
  • NTTデータ通信株式会社
  • 日本大学工学部
  • 東北大学大学院情報科学研究科 根元研究室 ネットワーク研究グループ
  • 東北大学大学院情報科学研究科宮崎研究室
  • 株式会社サイバー・ソリューションズ
関連文献
  1. Network Cartographer; Glenn Mansfield et.al., ACM conf. on Multimedia apps.Decitber,1996, Boston, USA.
  2. Techniques for Automated Network Map Generation Using SNMP; G. Mansfield et. al , IEEE InfoCom96 , March 1996.
  3. Mapping Communication Networks in the Directory; G. Mansfield et.al, Comp. Networks and ISDN Sys.,Vol.26-3, 1993.
  4. Improving Performance of Wide Area Distributed Client-Server Applications; G. Mansfield, Int.J. of Comp. & Engg. Mgmt. Vol. 2-3, 1994.
  5. Non-Broadcast network fault-Monitoring based on Systit level Diagnosis ;Elias Procopio DuarteJr., Glenn Mansfield et.al.
  6. A Study on FTP Traffic:Estimation of the Non-Optimality; Thomas Johannsen, Glenn Mansfield,International Journal of Network Management, Vol. 4, No. 4, Dec. 1994.
  7. RFC 1608 - Representing IP Information in the X.500 Directory; T. Johannsen, G. Mansfield, M. Kosters & S. Sataluri.
  8. RFC1609 - Charting Networks in the X.500 Directory; G. Mansfield, T. Johannsen & M. Knopper
  9. RFC 1657 - X.500 Directory Monitoring MIB; Glenn Mansfield et. al.
  10. RFC 1804 - Schema Publishing in the X.500 Directory; Glenn Mansfield et.al