ゲーム
2009年に参入したゲーム事業は、(株)Cygamesを筆頭に子会社8社が、様々なジャンルのゲームを開発、運営、提供しています。技術力やクリエイティブ力などを磨き、継続的なヒットタイトルの創出と既存タイトルの長寿命化に努め、持続的成長を目指しています。
市場
スマートフォンの普及とともに市場成長を続けてきた国内のゲーム市場※は、コロナ禍の巣ごもり需要を受けて増加したゲーム人口が定着し、2兆円規模まで拡大しました。日本のゲーム市場は、中国、アメリカに次ぎ世界において第3位の市場規模と言われ、2025年のオンラインプラットフォームにおける国内のゲーム市場は、1兆5,000億円超と予測されています。最近の動向では、PC向けのゲーム等が改めて注目されるなど、オンラインゲームの市場は、今後も広がりを見せると考えています。
5カ年の業績
ゲーム事業は、2021年に提供を開始した「ウマ娘 プリティーダービー※」の大型ヒット等により、国内スマートフォン市場で高いシェアを誇る規模へと成長いたしました。2024年度は、コンソールゲーム3本、スマートフォンゲーム2本の新規タイトルをリリースし、複数本のヒットタイトルに恵まれ3年ぶりの増収増益となりました。
2025年度以降も継続的な新規タイトルを提供により、事業の安定化を目指します。
- ※© Cygames, Inc.
競争優位性
Point1運用力や話題性の創出等による、ゲームの長寿命化当社は、長年に渡り高品質なプロダクトを提供するための技術や運用力、組織力、変化対応力を培うことでヒットタイトルを創出し、それらを長寿命化させるための多角的なアプローチにより主力ゲームの長寿命化を実現しています。
2014年3月に提供開始した「グランブルーファンタジー」※1は、2024年2月にコンソールゲーム「GRANBLUE FANTASY: Relink 」※2をリリースし、販売開始11日間で全世界累計100万本セールスを突破。スマートフォンゲームへの好循環が生まれるだけに留まらず、世界進出に対する一定の手応えを感じる好例となりました。
また、アニメでファンを醸成し大型ヒットに繋がった「ウマ娘 プリティーダービー」※3は、アニメや映画、コミカライズ等を展開することで、新規ユーザーの醸成や既存ユーザーへの新しい価値を提供。2024年8月にはコンシューマーゲーム「ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!」※4を販売する等、今後も話題を欠かすことなく長くユーザーに愛されるIPの確立を目指します。
- ※1.2.3 © Cygames, Inc.
- ※4 © Cygames, Inc. Developed by ARC SYSTEM WORKS
当社ゲーム事業は、ガラゲーと言われるモバイルゲームの時代に参入し、ゼロからゲーム開発を学び、スマートフォンゲームにおいて高いシェアを獲得するまで成長してきました。
現在、スマートフォンゲームを主体に開発する企業群において国内最大規模の開発体制となり、優秀な人材が最大限の能力を発揮できる環境を整えています。子会社の垣根を超えて連携することで現場間での活発な情報交換や相互クオリティチェックなどを実現。組織が一丸となり高い熱量で取り組んできたことで、ゲームクオリティへの信頼度が上がり、有力なIPのコンテンツホルダーとの協業が増えてきました。 今後もクリエイティブ力と技術力の向上に努め、グループシナジーを最大化することで、世界に通用するコンテンツ作りを目指していきます。