昭和32年(1957年)創立。戦後の子どもたちの学力低下、ひいては国力衰退の危機にあたり、「義務教育の質的向上、学力と意欲を強化する教材の探求」を目指し創業。教育出版事業を通し人づくり・国づくりに貢献する理念は、60年以上を経た現在まで受け継がれている。
全国の特約店を通して、約2万1000校の小学校、約1万1000校の中学校に学習教材を供給し、児童・生徒の日常学習に貢献している新学社。今回は、家庭学習教材「月刊ポピー」を出版・販売する同社ポピー事業部に、Cuenote FCを導入したことによるマーケティング効果を伺った。
Cuenote FCを導入する前にも、メール配信サービスは利用していました。当時は別の担当者だったのですが、3社ほどに問い合わせし、比較検討の上導入に至ったと聞いています。 数年利用していましたが、徐々に使い勝手に課題が出てくるようになりました。最も大きかったのは、HTMLメールが利用できなかった点です。われわれにとってメールマーケティングは欠かせない施策の一つですが、リッチな表現が一般化した現在において、その優位性を利用できないもどかしさがありました。
また、配信に時間がかかりすぎるという課題もありました。一度に送信可能なメール数に制限があるため、すべて送り終えるまでかなりの時間を要していたのです。深夜帯の配信を避けるため時間調整をすると数日に分けざるを得ないこともあり、配信・確認の手間がかかるのはもちろん、情報の鮮度も落ちてしまう難点がありました。
それらの課題を解決できるサービスを探し始めたのが、導入のきっかけです。
メール配信サービスの乗り換えを検討するにあたり、HTMLメールに対応していることを第一に掲げました。加えて、配信作業を分割する手間も省ければなお良いと考え、数社の比較検討を始めました。
その点でCuenote FCは、HTMLメールへの対応はもちろん、コーディングやタグの編集不要で利用できる点も魅力でした。メルマガの運用チームは専門知識があるわけではないため、誰でも簡単に扱えるエディターがあることは、選択の大きな決め手の一つでした。
配信時間も大幅に削減されることが分かりました。当時比較検討していたサービスの中では、最も速い配信速度だったと記憶しています。
そうした機能的な優位性は多々ありましたが、最終的な決め手となったのはご担当者様の熱意だったようにも思います。エディターの扱い方はもちろん、メールマーケティング自体に不慣れだったわれわれに「何でも協力します」と申し出てくださいました。実際、読者からの反応が良いメルマガの書き方からHTMLメールのデザインまでご指導いただけたのはとても心強かったです。
導入までで終わるのではなく、その後のアフターサポートも親身になってくださり、この方たちなら信頼できると感じました。
それまで利用していたサービスは、一度に送れるメール数に制限があったため、会員向け、新規獲得向けなどに分け、毎週交互に配信するといった工夫をしていました。
Cuenote FCの導入により数時間で配信が可能になったことで、そうした雑務から解放され、メルマガの内容を練るなどコンテンツのブラッシュアップや、企画、営業といった他の業務に時間を割り振れるようになりました。
Cuenote FCには、その他にも多くの機能があり心強かったのですが、うまく活用しきれるか若干の不安がありました。しかしこちらもアフターサポートが充実していたため、杞憂に終わりました。
そうしたサポートの力もお借りしつつ、数ヶ月前から、新規顧客獲得施策としてステップメールの利用を始めたのですが、メルマガ経由での登録が従来の約2倍、月によっては4倍程度になるなど、大きな効果を実感しています。申し込みから7日後、10日後、14日後とステップメールを行うことで機会損失を防ぎ、獲得すべきお客様をフォローできるようになりました。新規会員獲得は売上に直結するため、非常に満足しています。
また、これまで新規獲得に力を入れざるを得なかった状況がありましたが、ステップメールの導入によって効率化されたことで、既存会員様への情報提供といったサービスの拡充ができると思っています。
Cuenote FCは、開封率やクリック率などのデータがひと目で見やすく整理されており、驚きました。それらをつぶさに観察し、お客様の反応を見ながら、より満足いただける内容に改善していきたいと思います。
データの可視化は、社内での情報共有にも役立っています。さらに、数値共有をする事でクリエイティブやキャッチなどについて、個人の好みではなく客観的な実績を基に判断することができています。
新規獲得に効果が見られたステップメールについて、今後は既存会員様の満足度や継続率の向上に利用していきたいです。例えば、現在新しい英語教材に注力しているのですが、英語に興味のある方に絞り込んでの発信ができていません。開封率などのデータを分析し、興味度合いに合わせてコンテンツの内容を変更するなど、運用の質を上げて効果改善につなげたいと思っています。
また、アンケートシステムである「Cuenote Survey」も積極的に活用し、入会率・継続率の改善に繋がる企画や、クリエイティブの向上につなげていきたいです。
われわれの取り組みが社内でも評判になり、メルマガ施策が改めて見直されているため、今後は他部署、および事業部全体の販促にも輪を広げたいと思います。