今回は、自己分析編のSTEP4「自分の辿ってきた『選択』と理由を考える」です。
自分史や特性をある程度掘り起こすことができたら、次はこれまでの人生を振り返ってさまざまな場面で行った意思決定の理由を書き出してみましょう。
たとえば、「なぜこの学部を選んだのか」「なぜ居酒屋のアルバイトをしようと思ったのか」「なぜこのサークルに入ったのか」など。
もちろん、「なぜ民間ではなく公務員になりたいのか」「なぜ国家公務員ではなく地方公務員なのか」「なぜ県庁ではなく市役所なのか」…と、選択肢の中から志望先を選んだ理由まで書けるようにしていくと、自分がどういった思考に基づいて行動するタイプなのかわかります。
図のように、フロチャートを作って「選択した理由」を一つひとつ考えてみると、自分の進路をどう考えて決めたのか整理できます。
進路選択のフロチャート(学生の場合)
進路選択のチャート(既卒者の場合)
複数の選択肢から一つを選んだ理由を言語化しようとすると、それらについてどのような違いがあるかを整理することが必要となります。
面接では「なぜ公務員を志望したか?」「なぜ●●市を志望したのか?」という質問だけではなく、「地元に貢献したいと思うのであれば市よりも県の方が多くの人に貢献できると思いませんか?」といった質問もあります。
その時に、選択肢それぞれの違いを理解している方であれば、慌てずに「おっしゃる通り、多くの人々に貢献するという点では県庁という選択肢もありますが、より近い距離で住民の方々と接したいという考えを重視しているので市役所職員を志望しました」といった回答もできるのではないでしょうか。
今回は、自分の辿ってきた経歴を見直しつつ、その中で行った「選択とその理由」を言語化するというお話をしました。
次回は、自己分析の流れSTEP5として「自分を商品化する」についてお話をしたいと思います。
それでは、また次回!