冬のファミレス情報
ファミレスを有効活用して 寒い冬を乗り越えよう
寒さが続く冬は、体を温めてくれる食材を積極的に摂りたいもの。しかし、あまりに寒さが厳しいと買い出しや料理も億劫になります。そんな日はファミレスのあったかメニューがおすすめ。子供も大人も楽しめる料理が充実していて、冬だけの限定メニューも目が離せません。今回は、ファミレスで冬を満喫する方法をご紹介します。
冬はファミレスの しゃぶしゃぶ食べ放題で温まろう
冬でもおいしい料理と言えばしゃぶしゃぶ。一般的な和食屋や料亭で食べようと思うと、価格が気になるところです。気軽にしゃぶしゃぶを楽しみたいなら、ファミリーレストランのしゃぶしゃぶ食べ放題がおすすめ。寒さで冷え切った体を温めることができ、お腹いっぱいおいしいお肉が食べられます。
和食系ファミレスの「夢庵」で提供するしゃぶしゃぶ食べ放題では、牛肉や豚肉などに加えて春雨や餃子、おもちなどの脇役具材に、ブロッコリーやかぼちゃなど野菜も充実しています。しゃぶしゃぶを味わったあとはご飯やうどん、そばなどシメの一品も頂くことができます。さらに、しゃぶしゃぶ食べ放題に追加料金を払えば、おつまみやサラダ、天ぷらなどが食べ放題になるプレミアムセットや、お酒好きな人は、飲み放題セットを付けるとより満喫できます。基本の昆布だしに加え、白味噌やカレーなどのスープだしから1種類選べるので、味の好みが異なる人との食事も安心。子供が食べられる具材も豊富なので、家族や友達と一緒に体の芯から温まりましょう。
ファミレスで冬のパーティーをしよう
冬は友達や地域の仲間、家族が集まるイベントが目白押し。忘年会や新年会、クリスマス会などのパーティーにはおいしい食事が必須ですが、家で大人数のパーティー料理を準備するには時間も手間もかかり、片付けも大変です。そんなときに利用したいのが、ファミリーレストランのパーティーメニュー。
ステーキやハンバーグが楽しめるファミレスの「カウボーイ家族」では、子供も大人も大満足のパーティープランを用意しています。10種類以上のハンバーグやステーキから好きなものを選べるメイン料理にドリンクバーやサラダバー、フライドポテトやデザートがセットになったお得なプラン。バランスを考えてサラダバーで野菜をたっぷり取ったり、好きなだけ頼めるフライドポテトをおしゃべりのおともにしたりと、自由なスタイルでパーティープランを利用してみましょう。
また、「ジョナサン」では予算に応じたパーティープランが充実しています。女子会やママ友同士のパーティーにぴったりな前菜やパスタ、チョコフォンデュやドリンクバーがセットになったお手頃価格のプランをはじめ、落ち着いた雰囲気でコース料理が味わえる「フォーマルプラン」や、軽食とスイーツでの優雅なひとときが過ごせる「アフタヌーンティープラン」なども用意しています。
ファミレスの冬に嬉しいメニューでほっこり
冬のメニューが充実しているファミレス。その中でも「ジョイフル」では、味噌チゲ定食やすき焼き鍋定食などの鍋メニューで冬フェアを開催しています。特にすき焼き鍋定食は、毎年注文数が多い人気メニュー。トマトの甘酸っぱさにとろけるチーズが絶妙に合うトマトチーズ鍋定食は、美肌効果があり女性におすすめです。例年、数種類の鍋メニューが登場するのでひとりでリッチに味わったり、友達や家族と数種類の鍋料理をシェアしたりと、気軽に楽しめます。
食後はしっとり濃厚なベルギーチョコレートパフェやチョコブラウニー&チョコアイスなどのデザートも豊富です。また「デニーズ」では「あったかメニューフェア」を開催。野菜と三元豚のピリ辛チゲや具だくさん海鮮ピリ辛チゲ、ビーフシチューやトマトクリームの煮込みハンバーグなどがあります。さらに「冬のごちそうフェア」と銘打って麦黒牛のリブロースステーキや、カットステーキと広島県産牡蠣フライがセットになった贅沢メニューも展開。鍋料理以外にもボリューム満点の料理を注文して、体も心もポカポカになりましょう。
冬になると、ファミリーレストラン(ファミレス)でも、牡蠣やいちごなど旬の食材を使った冬のメニューが加わり、ファミレスならではのおいしい料理が楽しめます。最近では「一人前鍋料理」や「タルト・フランベ」など、特色のある新メニューが続々と登場しています。
冬が旬!いちごスウィーツ
冬はいちごがおいしい季節です。スーパーや青果店の店頭には12月頃から4月頃までいちごが並べられますが、いちごが最もおいしい旬の時季は、1月から2月にかけてです。真っ赤に熟した色に、ほんのり甘酸っぱい味覚と香りは、大人も子供も幸せな気分にさせてくれます。
ファミリーレストランでも、ダコワーズやパフェ、ガレットやストロベリーチョコフォンデュなど、旬のいちごを使ったスウィーツメニューが数多く提供されており、ファミリーレストラン各社がしのぎを削って新製品開発に挑んでいるメニューのうちのひとつです。最近では、700円を超える豪華スウィーツも提供されているなど、ファミレスのスウィーツだからといって侮れません。今年の冬は、ファミレスで旬のいちごやスウィーツを食べに、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
家族みんなで楽しめる一人前鍋料理
寒い冬には、やっぱり温かい鍋料理が恋しくなります。ファミリーレストランのメニューでも、冬になると体を温めてくれるメニューが増え、最近では一人前用の鍋料理も提供されています。これは、ファミリーレストランにひとりで来店するお客様が増えたこともありますが、家族で食べる場合でも、味の異なる鍋料理を頼むことができる他、家族が他のメニューを頼んでも自分は鍋を食べられるなどのメリットがあるためです。もちろんひとつの鍋を囲んで家族や仲間で食べるのも楽しいですが、味の違った一人前鍋を個別で注文して、みんなで分け合って食べるのも、また新しい楽しみ方ではないでしょうか。
ほっこりサクサク!冬に食べたい 「タルト・フランベ」
競争が激しいファミリーレストラン業界では、新商品の開発競争も盛んに行なわれており、最近ではユニークなメニューも登場しています。ユニークと言っても、全国展開をするチェーン店のため、特別に意表を突いた奇抜なメニューということではなく、「日本ではあまり知られていないおいしいメニュー」が開発のテーマ。日本国内では無名でも、他の国で伝統的に愛されているメニューであれば、受け入れられる可能性が高く、その珍しさからブームの先駆けとなることもあり得るからです。かつての「ティラミスブーム」や「ナタデココブーム」などはその一例と言えます。
近年、じわじわと人気を集めているのが「タルト・フランベ」。フランス東部のアルザス地方の郷土料理で、小麦粉を練った薄いパン生地の上に具材を並べ、オーブンでクリスピーに焼き上げる料理です。具材は、たまねぎやマッシュルームをのせることが多く、りんごやシナモンを使った甘い「タルト・フランベ」などもあります。薄焼きピザのようですが食感が軽く、チーズの香ばしい香りとサクサクでほっこりとした味わいは、寒い季節にもピッタリのメニューです。
ファミリーレストランには、期間限定メニューを用意したり、テイクアウトやデリバリーを行なっているなどのサービスがあり、忙しいときはこうしたサービスを利用するととても便利です。また、ファミリーレストランならではの環境を上手に活用すれば、意外と時間の有効活用ができます。
限定メニュー
ファーストフードなどでは、期間限定メニューを用意して多くのお客様を集めていますが、ファミリーレストランでも限定メニューを用意しています。冬の時期になると、和食系ではすき焼きや鍋物、洋食系ではポトフやシチューなど、この季節ならではのメニューがラインナップ。食材も冬に旬を迎える野菜や魚を使うなどして、季節感を演出し、訪れる人も定番メニューとはひと味違った料理に心が引きつけられます。また、メインディッシュだけでなく、スイーツも季節の食材を使ったものが中心となり、この時期はイチゴを主役にしたデザートが多くなります。
期間限定だけでなく、店舗限定メニューを提供しているチェーン店もあり、そのお店だけでしか味わえないメニューを設定することで、他のチェーン店のみならず自社の店とも差別化を図っています。
料理だけでなく、クリスマス前の数週間は、店内をクリスマス仕様にデコレートしてお客様を迎えるのも、ある意味で季節限定でしょう。店内のデコレーションによって、心もウキウキするので、イベントが多い冬は、いつ来ても目新しさがあります。
テイクアウト&デリバリー
年の瀬の忙しさから、ファミリーレストランなどでゆっくりと食事をする時間のない人は、テイクアウトサービスが便利です。全国展開しているチェーン店なら、テイクアウトメニューが用意されており、ファミリーレストランのメニューが家庭や職場などでも味わえます。ハンバーグやカレー、ピザなどの定番メニューからサイドメニュー、スイーツまで、お店で提供する味をそのまま専用のトレーに入れてくれるので、いつでも好きなところで食べることができます。
電話で事前に注文しておけば、お店に着いた頃に温かさもそのまま。すぐに持ち帰ることができます。出掛け先から帰省する途中に注文してお店で受け取れば、車内がファミリーレストランに早変わり。子どもたちもこれには満足でしょう。
さらにデリバリーまでしてくれるファミリーレストランもあり、こちらはメニューから好きな料理を注文するだけで、宅配してくれるという嬉しいサービスです。体調を崩して外に出られない場合や、残業中の夜食などには、とても便利なサービスなので、気軽に利用してみましょう。
冬のファミレス活用術
ファミリーレストランは、職場の仲間とランチを食べたり、家族での行楽帰りにディナーを食べたりと、身近でリーズナブルなレストランとしてとても便利です。こうした食事やおしゃべりの利用以外にも、日常のいろいろなことにも活用できます。
冬は受験シーズンで、受験や卒業を控えた学生たちにとっては、勉強の場に好都合。平日はファミリーが少なく、午前中ならティータイムでくつろぐ人もまばらなため、図書館や予備校の机が満席のときはファミレスが最適です。机も広いので参考書やノートも広げられます。ドリンクバーを利用すれば、飲み物もおかわり自由なので、少人数の友だちと一緒に受験対策をするのも良いでしょう。また、ビジネスマンも同じように企画書やレポートをまとめるには、ちょうど良い場所です。会社で上司や仲間から声をかけられたり、電話対応などで、なかなかはかどらない仕事も、ファミリーレストランなら落ち着いて仕事ができます。ちょっとした避難場所として利用してみてはいかがでしょう。
主婦の場合は、ティータイムをファミリーレストランで過ごす人が多くいます。ママ友同士で情報交換したり、近所の人を誘って世間話をするなど、時間のある女性はすでに上手に利用しているようです。主婦と同じように、シニア層も日中を暖房の効いたファミリーレストランで仲間と過ごす利用法は、寒さ対策にもなり、自由気ままに時間を費やせます。飲食が自由にでき、居心地の良いファミリーレストランで、自分なりの活用術を見付けてみて下さい。
クリスマスやお正月など、年末年始は一家団欒で過ごせる期間です。家族揃って食事をするならファミレスが最適。豊富なメニューの中にはキッズメニューも用意されているので、子どもたちもきっと満足することでしょう。また、セットメニューで出されるスープは意外に奥が深く、味わいながら「食べる」ことをおすすめします。
キッズメニュー
子どもたちが冬休みの期間は、家族揃って外食をする家庭も多いでしょう。正月3が日を過ぎると、子どもたちもそろそろおせち料理に飽きてくる頃です。ほとんどのファミレスでは、キッズメニューを各種揃えているので、子どもたちとも楽しく食事ができます。
キッズメニューは、主に小学校の低学年以下を対象に、子どもの好きなハンバーグやグラタン、スパゲティーなどの料理を組み合わせ、子供用に少量にして提供したものや、通常のメニューの量を減らして、子供用に提供するものがあります。キッズメニューを注文すると、キャラクターグッズやおもちゃ、お菓子などが調理についてくるチェーン店もあります。
各ファミレスでは、子どもが料理を安心して食べられるように栄養成分やアレルギー物質をメニューに表示しています。これにより料理にどんな材料が使われているかを知ることができます。また、カロリーや塩分、脂質なども記載されており、子どもの健康管理にも役立ちます。
こうしたキッズメニューのルーツは、百貨店のレストランで出したお子様ランチにあります。お子様ランチは昭和初期に誕生し、百貨店への来場が急増する高度経済成長期に爆発的な人気がありました。仕切りのついたプレートにいくつかの料理を盛り合わせ、チキンライスやチャーハンのご飯には小さな旗が立てられるなど、子ども心をくすぐる内容でした。現在でもお子様ランチは、子ども向けの定番メニューとして提供されています。家族連れが多いファミレスでも、キッズメニューは人気メニューのひとつとして、多くの子どもたちに提供されています。
スープ
ファミレスでセットメニューを注文すると、たいていスープが付いてきます。料理が出てくる前の前菜として出される温かいスープは、寒い日には体を温めてくれますし、空腹のお腹も少し満たしてくれます。
スープは元々、固くなったパンをやわらかくして食べるためのものでした。次第にスープそのものが重視されるようになり、スープ本来の味を追求するようになりました。ポタージュスープに乗せるクルトンのような浮き実はその名残とされています。以前は、浮き実によってスープの材料を示していました。煮込んだり裏ごししたりするうちに材料が分からなくなるので、浮き実によって材料が分かるようにしていたそうです。
和食では味噌汁やお吸い物は、主食に付随した飲み物として出されますが、スープは肉や野菜のエキスがたっぷり詰まった料理のひとつとして、食べ物として扱われています。テーブルサービスにおいても、食べ物として左側からテーブルに置かれます。
スープを大きく分けるとコンソメタイプとポタージュタイプの2種類に分かれます。コンソメタイプは透明でサラッとしたもので、ポタージュタイプは濃くてとろみがあるスープです。フランスでは、スープはポット(鍋)で作るためすべてポタージュとなります。ポタージュスープは、肉と野菜を煮てそのエキスを取ったブイヨンで作ります。ブイヨンは日本で言う出汁のことで、これにいろいろ手を加えてスープを作ります。またブイヨンを使わずに、水やお湯の状態から肉や野菜を入れて作るのはポトフやブイヤベースと呼ばれています。これは日本で言う鍋物に近い感覚です。
ファミレスによっては、スープバーが設けられており、複数のスープを味わうことができるところもあります。こういう機会には、いろいろなスープを料理として味わい比べてみると楽しさも増します。