私達はモノづくりのまち東大阪市を拠点にカールコード（伸びるコイル、伸びるストラップ）を製造している会社です。

　当時、私達は合成樹脂・着色剤などを販売していたのですがお得意先様から小物用（パスケース・鍵・携帯電話など）の落下・紛失防止のストラップを作ることはできないかと言うご相談があり見よう見まねで作りだしたのが始まりでした。

　何も知識がないところから始まり、失敗を繰り返してようやく商品になりました。次はワイヤー入りの工具用落下防止コード、強度が必要になりワイヤーが入っているため上手く形になりません。治具や焼き付け温度などを試行錯誤しながらこちらも商品化に成功。カールコード（伸びるコイル、伸びるストラップ）加工が仕事として成り立つようになった頃、携帯電話が普及し始め様々なストラップが販売されるようになりました。当社も何か新しい商品ができないかと先代の社長が考えたのが１.２φの線材でつくった細い落下防止用のストラップ「スーパースリムストラップ」です。当初は携帯電話をつけるのに細くて大丈夫かという販売先様の不安がありましたが、携帯電話を実際につけて目の前で振り回すことにより解決。瞬く間に家電量販店や雑貨屋さんで販売されました。カールコードを使用した商品はこれ以外にも様々あり、webサイトからたくさんの問い合わせを頂きお客様のアイデアを形にしています。

　カールコードを使用したお客様のアイデアを今迄の経験・知識から商品にしてこれからも数多くの商品を製造していきたいと思っています。