[2022年12月22日]
ID:10962
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認知症の方やその家族が、住みなれた地域で安心して暮らし続けていくためには、周囲の理解やちょっとした気遣い、声かけなどの地域の中での支えあいが大切となってきます。
八尾市では、地域に認知症の理解を広めるため、平成21年度から、地域のみなさんを対象とした「認知症サポーター」の講座を開催しています。
認知症サポーター養成講座(認知症の住民講座)を受けた人を「認知症サポーター」と呼びます。
認知症サポーターには、何かを特別にやってもらう決まりはありません。講座を通じて認知症の正しい知識やつきあい方を理解してもらい、認知症の人やその家族を温かく見守る応援者が認知症サポーターです。友人や家族にその知識を伝える、認知症の人や家族の気持ちを理解するよう努めることも、サポーターとして大切なことです。
商店・交通機関等、町で働く人としてできる範囲で手助けをするなど、活動内容はそれぞれです。
たとえば、町でお年寄りに道を聞かれたとき、普通のお年寄りと同じような案内をすると認知症の人は混乱することがあります。また、同居している家族の方が認知症になったときに、認知症が病気であることを理解していれば、お年寄りの心を傷つけない対応をすることができ、早めに医師の診療を受けて病気の進行を遅らせることが可能な場合もあります。
「認知症サポーター」とは、「認知症に関する正しい知識と理解を身に付け、認知症の人やその家族をあたたかく見守る応援者」のことです。特別になにかの活動を要求されるわけではありませんが、認知症サポーターが、日常生活の中で認知症の人と出会ったときに、その人の尊厳を損なうことなく、適切な対応をすることが、認知症の人と認知症の人を介護する家族の支えになります。
厚生労働省では「認知症を知り地域を作るキャンペーン」の一環として、「認知症サポーターキャラバン」を実施し、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指しており、八尾市もその事務局となっています。
「認知症サポーター」を養成するための講座です。地域住民や職域、学校、広域の団体・企業等の従事者を対象に、「認知症サポーター養成講座」の講師の資格を持った「キャラバン・メイト」が認知症の知識を伝えます。
開催形式には、市が主催する講座やキャラバン・メイトが独自で開催するものの他に、地域等からの依頼による「出前ミニ講座」があります。(詳しくは下記参照)
八尾市内で開催予定の講座については、下記の問合せ先、または「やおオレンジダイヤル(072-920-6530)」までご相談ください。
八尾市内に在住・在勤の方を中心とした集まりで、5名以上の受講生が集まれば開催可能です。会場は八尾市内となります。
人数の上限はありません。(会場の手配・準備等は、主催者側で対応をお願いします。)
地域の人たちで | 自治会、高齢クラブ、子ども会、防災・防犯会、介護者の会等の 当事者組織、ボランティア団体 など |
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地域の企業・団体で | 商工会議所、同業者組合、金融機関、スーパーマーケット、コンビニ エンスストア、宅配業、タクシー業、警察、郵便局、公共交通機関 など |
学校で | 小学校・中学校・高等学校生徒、教職員、PTA など |
上記以外でも、趣味の集まりや友人同士のグループなどで、講座を開催することも可能です。
「認知症サポーター養成講座」の標準テキストにもとづいてビデオ上映も交えた約90分の講義が行われます。
受講生の特性に合わせたアレンジも可能ですので、ご相談ください。
キャラバン・メイトが講師を担当します。キャラバン・メイトとは、講座開催のための研修を修了した人で、高齢者福祉の仕事に携わっている人や、認知症の家族の介護を経験した人、高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)職員などです。
講座を修了したら、認知症サポーターです。認知症を支援する「目印」として、「認知症サポーターカード」をお渡しします。
認知症サポーター養成講座 関係様式
地域福祉部 高齢介護課 地域支援室(地域包括支援センター)
電話: 072-924-3973 ファックス: 072-924-3981