ダニを媒介とする感染症にご注意ください

更新日:2024年07月09日

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニ(マダニ等)に刺されることで引き起こされる感染症のことです。
野外での活動や農作業、レジャー等で、ダニの生息場所に立ち入ると、刺されることがありますので、注意が必要です。

主なダニ媒介感染症

・クリミア・コンゴ出血熱

・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

・ツツガムシ病

・回帰熱

・ダニ媒介脳炎

・日本紅斑熱

マダニに刺されないためには

春から秋にかけてはマダニの活動が盛んになるため、刺されるリスクが高まります。
やぶや草むらなど、マダニが多く生息する場所に入る時は、肌の露出を少なくすることが大切です。

・長袖、長ズボン(シャツの裾はズボンの中に入れ、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる)
・足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)
・帽子、手袋の着用、首にタオルを巻く
・明るい色の服(マダニを目視で確認しやすい)

以上のような対策をしっかりしましょう。

マダニに刺されたら

マダニ類の多くは、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いものは10日間以上)吸血しますが、刺されたことに気づかない場合もあります。
吸血中のマダニに気が付いた際は、皮膚科で除去や洗浄などの処置をしてもらいましょう。無理に引き抜くと、マダニの一部が皮膚内に残り化膿する可能性があります。
また、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状があった場合は医療機関で診察を受けてください。

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