対話による美術鑑賞

大和市、大和市教育委員会では、子どもたちの感性を高め、豊かな情操を養うとともに、観察力や思考力、コミュニケーション力などを育成するため、市立小学校における「対話による美術鑑賞」を実施しています。

【NEWS】

「やまとアートシャベル」12期生ボランティア募集中！！

「やまとアートシャベル」12期生ボランティアを募集しています。

詳細は次のリンクをご覧ください。

やまとアートシャベルボランティアメンバーを募集します！

「やまとアートシャベルのアートでおしゃべり鑑賞教室」を開催します！

対話型のアート鑑賞を体験してみませんか？
おしゃべりしながら作品を見ることで視点が広がり、鑑賞が深まっていきます。
様々な作品と出会い、初心者から熟練者まで、心ゆくまでアートを楽しめる時間です。

日時・会場

令和6年 5月27日（月曜日）・シリウス6階学習センター601
令和6年 8月26日（月曜日）・シリウス3階マルチスペース
令和6年11月25日（月曜日）・シリウス3階マルチスペース
令和7年 2月17日（月曜日）・シリウス6階学習センター601

時間はいずれも10時〜11時
(注意)1回のみの参加も可

申込方法

電話で文化振興課まで
(注意)先着20名程度（席に余裕のあれば当日の参加も可）

その他

ヤマトン健康ポイント対象事業 1ポイント

「対話による美術鑑賞」とは

グループで美術作品をみて、対話しながら作品の見方を深めていく鑑賞方法です。一人ひとりが感じたことや考えたことを自由に発言し、互いの話を聞くことで新たな発見が生まれます。また、知識に頼らず、よく見て自分の考えを言葉にするなかで、子どもたちは主体的にものを捉え、答えのない問題を考え続ける面白さを学んでいきます。

大和市では、1980年代にニューヨーク近代美術館（MoMA）で研究開発されたVTS（=Visual Thinking Strategies：ビジュアル・シンキング・ストラテジーズ）という方法をベースにしています。この手法はアメリカでは約300の学校、約100の美術館・博物館で導入しているほか、医療現場、企業内でも取り入れられ、欧米のほか、世界各国の教育現場で採用されています。

大和市での取り組み

大きなテレビの左側に立つ女性が映し出された映像の説明をしているのを、前に座っている子供たちが聞いている写真

大和市では、VTSの手法を日本の子どもと学校環境に適応させた「対話による美術鑑賞授業」として取り入れ、平成24年度にスタートしました。平成26年度以降は大和市内の市立小学校全校で授業が行われています。

教室授業

机をつけてグループごとに座っている子供たちと女性が、机上に乱雑に置いた用紙を見ながら話し合っている写真

アートカードを使った鑑賞
様々なジャンルの作品が印刷されたハガキサイズのアートカードを使い、ゲーム感覚で楽しみながらアートに親しみます。
電子黒板を使った鑑賞
大和市立の小学校にはすべての教室に電子黒板が設置されています。この電子黒板に作品を写し、グループで対話しながら作品の見方を深めます。

美術館訪問

教室授業に加え、希望する小学校は近隣の美術館へ訪問し、本物の作品を見ながら対話による美術鑑賞を行います。

やまとアートシャベル

市民の皆さんが中心の対話による美術鑑賞を行うボランティア・チームです。子どもたちからは親しみを込めて「シャベラーさん」と呼ばれています。
「アートシャベル」の名前は、アート作品を見て思ったこと、感じたことをみんなで「喋る」ことと、作品の魅力や感じる心を「シャベル」で掘り起こすという2つの意味が込められています。
活動の詳細については次のリーフレットをご覧ください。リーフレット内の登録をしていただくと、やまとアートシャベルの募集や活動の情報をお送りします。

やまとアートシャベル活動のご案内（リーフレット） (PDFファイル: 4.2MB)