令和4年度大和市文化祭「書の部」
令和4年度大和市文化祭「書の部」の受賞作品および審査員講評です。
審査員
仲島 秀峰・西村 東軒・三浦 士岳
市長賞 岩野 信吾
ガラスの月(亜門里三の詩)
字の大小の変化に富んだ柔らかいタッチを用いて、作品全体を暖かみのあるゆったりとした線質で書き切っています。落款付近の余白を効果的にとり、統一感ある表情で本文全体を引き立てています。
議長賞 山下 克子
王鐸詩
字の大小疎密・文字群を巧みに組み合わせて、計算された構成を成しています。それを強い線質で、墨色に潤渇が織り込まれた魅力的な作品となっています。
教育長賞 𠮷次 虹綾
隷書(レイショ)
隷書の平行・均等の原則を順守し、統一感がある作品となっています。ゆったりふくよかな横画が印象的で、白と黒のコントラストを美しく表現しています。
特別賞 堀越 香悦
客中作(李白)
淡墨による墨色の変化が美しい作品となっています。細線を用いた筆法が自由奔放で各行のゆらぎを楽しく効果的に表現しています。