「山口市ゼロカーボンシティ」を宣言しました
山口市は、令和3年12月27日の定例記者会見において、2050年までに二酸化炭素排出を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを宣言しました。
宣言内容
近年、地球温暖化が原因とみられる気候変動の影響により、地球規模において、猛暑・豪雨・台風などの気象災害が多発しています。
2015年に採択されたパリ協定では、「産業革命からの平均気温上昇を2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力をする」ことが世界共通の長期目標として掲げられ、この目標達成に向け、我が国も2020年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ことを宣言しました。
このような国内外の動向を踏まえ、本市は、地球温暖化という課題に向き合い、市民・事業者・市が相互に連携し、日々の生活や事業活動におけるエコな取組の実践、環境にやさしい移動手段の選択、リデュース・リユース・リサイクルの促進、再生可能エネルギー等利用設備の導入促進の取組などの地域脱炭素に向けた取組を積極的に進めていきます。
また、本市は、こうした地域脱炭素の取組を、市民・事業者・市が一体となり、広大な市域を有する本市の自然、歴史、文化、産業、人材等といった地域資源を最大限活用しながら共に進めることで、本市の地域課題の解決と地域の活性化を図り、本市の持続的な発展につなげることとし、2050年ゼロカーボンシティの実現を目指すことを宣言します。
ゼロカーボンシティとは
環境省では、「2050年に二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表された地方自治体」をゼロカーボンシティとしています。
環境省「地方公共団体における2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況」<外部リンク>
実質ゼロとは
CO₂(二酸化炭素)をはじめとした温室効果ガスの排出量と森林などによる吸収・除去量が均衡すること(排出量が実質ゼロ)をいいます。