令和3年3月30日、島田市は、脱炭素社会の実現に向けた取組を進め、2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロの「ゼロカーボンシティ」を目指すことを表明しました。(令和3年3月31日掲載)
背景
近年、地球温暖化が原因とされる気候変動は、世界各地で気温上昇や記録的な豪雨などの自然災害を頻発させ、気候危機とも言うべき状況となっています。
このため、地球温暖化対策は世界的にも喫緊の課題となっており、2018年に公表されたIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の特別報告書では、気温上昇を1.5℃に抑え込むためには、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることが必要とされています。
ゼロカーボンシティとは
環境省では、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は自治体として公表した地方自治体を「ゼロカーボンシティ」と呼んでいます。
実質ゼロとは
温室効果ガスの排出量から森林等による吸収量を差し引いて、ゼロを達成することを意味しています。
今後の取組について
脱炭素社会の構築に向けて市民、事業者と連携し、市域全体で地球温暖化対策に取り組んでいくとともに、令和4年度に改定を予定している「第3次島田市環境基本計画」と「島田市地球温暖化対策実行計画」において、温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指すことを長期目標として掲げ、そのための具体的施策を盛り込んでいきます。
島田市「ゼロカーボンシティ」表明文.pdf (PDF 208KB)