令和6年度市民大訓練の実施について

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訓練の目的

令和6年能登半島地震により、多くの被害や行方不明者が発生し、避難所では、ライフラインの途絶により環境の悪化もあり、職員が避難所にたどり着くまでに時間を要する等、避難所開設に関する課題が見られました。
また、今後30年以内に70%~80%の確率で発生すると予想されている南海トラフ巨大地震に備え、市民大訓練を実施することにより市民の危機意識を高めるとともに、災害時における自助および地域での共助体制を充実、促進することを目的とします。

訓練の概要

日時

令和6年11月10日(日曜日)午前9時00分から11時30分ごろまで

 訓練中止の場合について

訓練当日の午前6時時点で、本市域において下記のいずれかに該当した場合は、原則、訓練を中止します。
なお、中止を決定した場合は、訓練当日の午前7時までに防災行政無線、メールねやがわ等でお知らせします。

1.大雨・暴風・洪水警報のいずれかが発表された場合
2.震度4以上の地震が発生した場合
3.その他、訓練参加者の安全に支障があると判断する事故、気象等が発生した場合。

場所

市内23小学校

※本訓練では、中学校は使用しません。

対象者

市民(居住者、事業者等)

訓練想定

和歌山県南方沖を震源とする地震が午前9時00分に発生。
マグニチュードは9から9.1と推定され、本市における最大震度は6弱規模の地震が発生。市内各地において、家屋等の倒壊により多数の死傷者や行方不明者が発生し、建物火災も発生していることを想定。

訓練内容

個人で行う訓練

午前9時00分、防災行政無線放送、メール配信サービスの着信により、各家庭などその場にいる場所で3つの安全確保行動を約1分間実施します。

1.まず低く
2.頭を守り
3.動かない

3つの安全⾏動のイラスト

提供:効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議

集団避難訓練

大規模な災害発生時において、ご近所で助け合うなどの「共助」は重要です。
そのため、本訓練においては、小学校までの移動を原則自治会単位で行います。
各自治会で指定している、集合場所にお集まりください。

※直接小学校に来られる方は、10時10分までにお越しください。

※原則、移動に関しては徒歩でお願いいたします。(車等禁止)

避難所開設訓練

南海トラフ巨大地震などが発生した場合は、市職員も被災しており、避難所にたどり着くまでに時間が掛かる可能性があります。
そのため、避難所の設営などは、地域協働協議会の方を中心に避難者みんなで行うことが想定されます。

そのため、下記の1から3を実際に行います。

1 避難所設営
テントや発電機などを実際に体育館に設置します。

2 特別教室の設営
妊産婦や配慮が必要な人が避難する「特別教室」にもテント等を設置します。

3 ペット専用スペースの設置
災害時はペット同行避難も可能であるため、スペースの確保を行います。

※本訓練において、市職員も各避難所の設営等を参加者とともに行います。

 

その他

鍵ボックス

大規模災害時に、市職員や地域協働協議会役員による避難所開錠が困難な場合を想定し、震度5以上を感知した場合に自動開錠する鍵ボックスを順次、設置しています。本訓練では、設置場所や使用方法について、市職員から説明を行います。

 

救助用資機材

各小中学校に配備している、チェーンソーやチップソーカッターなどの救助用資機材の説明を消防団に行っていただきます。

タイムスケジュール

時 間

訓練内容

9:00

(訓練開始)

サイレン吹鳴+訓練開始のアナウンス

9:01

地震発生を想定し、自らの命を守るシェイクアウト訓練実施(1分程度)

「低く姿勢を確保、頭部を守り、揺れがおさまるまで動かない」を身につける。

9:02

揺れがおさまったことを確認する。

1.同居家族の安否確認
2.家の避難経路の確保(ドアを開ける)
3.ガスの元栓を閉める
4.ブレーカーを落とす

9:05

情報収集をする。(防災行政無線、エリアメールなど情報取得方法の確認)

9:10

自宅の安全確認を行い、居住できない場合や地震に不安な場合は避難所へ行くことを想定し、避難準備(家にある避難物資など持参(食料・水・小銭・お薬手帳など))を行う。また、安全な服装に着替える。

9:15

各市民は、各自治会が指定している一時避難場所(公園)や公民館などに集合する。

各自治会役員は、迅速に人員の確認を行い、不明者がいる場合は手分けして安否確認を行う。

9:30

各自治会が班単位など、事前に確認している避難路を経て避難所まで移動する。移動時には下記を参考に危険箇所の確認に努める。

・過去に災害が起こった場所はあるか
・がけ崩れや土砂災害が発生しそうな場所はあるか
・ため池の護岸の状況はどうか(老朽化・脆弱性など)
・土地が陥没しそうな箇所はあるか
・地震で倒壊する可能性があるブロック塀や電柱、街灯、大木などはあるか
・地震で落下してくる可能性がある看板やガラス、屋根瓦はあるか
・地震で高架道路などから通行車両が転落しそうな場所はあるか
・危険物や化学薬品などを取扱っている事業所はあるか 等

10:00

各自治会は避難所に入る前に、正門に設置している鍵ボックス内にある収納物(鍵・マニュアル)を確認する。

10:10

自治会ごとにグラウンドへ集合

各校区の決められた代表者に避難者数の報告を行い、情報を集計し、避難所担当市職員に報告する。
※消防の救助が必要な場合は、市職員へ伝えて、無線にて本部へ報告する。

10:20

・4グループに分かれる。
・救助用資機材の確認
※消防団から説明があります。

手が空いている方がおられたら、避難所設営を手伝ってください

10:45

避難所となる体育館の準備完了
(10個程度のテントや資機材などを展示)

★移動系無線により、設営完了の旨を本部へ報告

10:45

体育館内の開設に伴うレイアウト等の確認

1.避難所体育館(テント・救護所・簡易トイレ)の確認
2.避難所体育館(発電機・投光器)の確認
3.特別教室・ペット避難所確認
4.備蓄物資保管場所確認

11:30

一斉無線配信(予定)にて終了し解散

災害対策本部訓練【対象:市職員等】

市幹部職員等は自動参集訓練を実施し、災害対策本部を設置し、本番を想定した訓練を行います。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2024年10月29日