乃木神社の樹林
昔からの姿を残す数少ない樹林
この樹林(林)は乃木神社の境内の一部で、大木が多く、この地区の自然林の特徴が見られる貴重な林である。
主なものはシラカシ・ケヤキ・スギ・ヤブツバキ・シロダモ・オオモミジ・サワラ・ヒノキ・アカシデ・サワグルミ・モミなどで、大きい木の推定樹齢は100~200年である。
この樹林は乃木清水の南側に位置し、比較的水の豊富な地域の林の特徴が見られる。また長い間木が伐られておらず、昔からの自然のままの姿を残す非常に数少ない平地林である。この地は、明治24年(1891)に乃木将軍で知られる乃木希典(のぎまれすけ)が買い求めた所で、将軍は翌25年(1892)この一角に別邸を建て、休職時に晴耕雨読の生活を送った。将軍は別邸近くの乃木清水で顔を洗い、この林を散策した。将軍の死後4年を経た大正5年(1916)、この地に乃木神社がまつられた。そして昭和41年(1966)には、神社の境内のうち約3.7ヘクタールが旧西那須野町の公園(乃木公園)となった。
名称
乃木神社の樹林(のぎじんじゃのじゅりん)
指定年月日
平成3年(1991)3月1日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
天然記念物
所在地
那須塩原市石林800-1
所有者
乃木神社
見学にあたって
乃木公園内。駐車場あり。
地図リンク
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更新日:2024年06月19日