市では薪を活用した事業を実施しています(施設園芸・住宅等木質バイオマス暖房機等設置費等補助、木質バイオマス燃料費補助、道の駅薪ボイラー導入)
- 初版公開日:[2022年11月01日]
- 更新日:[2022年11月1日]
- ID:7149
南房総市では、平成21年から資源循環推進事業に取り組んでいて、二酸化炭素の排出抑制、地域内での経済循環、地域資源(森林)の有効活用を図るため、市内の森林整備事業等で発生した間伐材等を薪として活用する取り組みを推進しています。以下、4つの取り組みをお知らせします。
その1 施設園芸木質バイオマス暖房機等設置費などを支援します
南房総市では、市内の豊富な森林資源をエネルギーとして有効に利用するため、市内で盛んに行われている施設園芸農家を対象に、木質バイオマス暖房機などの導入普及による森林資源の有効利用と高騰する化石燃料費の削減、また、これらの取り組みを通じて期待される二酸化炭素の排出削減による地球温暖化対策の推進を目的として、施設園芸木質バイオマス暖房機などの導入を支援しています。
市では施設園芸木質バイオマス暖房機等の購入設置費用の10分の8(1台当たり上限80万円)を助成しています
最近は原油価格が上昇し、ハウス農家にとっては冬期の暖房費用の増大が深刻な課題です。令和5年3月現在、市の補助事業を利用して市内に31台の施設園芸木質バイオマス暖房機が導入されています。
Q.現在普及している木質バイオマス暖房機の種類は?
A.燃料は薪です。導入する施設の規模に応じて、連続8時間燃焼の130坪用、連続12時間燃焼の200坪用の2種類の薪暖房機が普及しています。森林組合が地域の森林整備で発生した間伐材から薪を生産し、安定した薪の供給システムを整えています。
Q.市の補助金を活用すると、導入費用は1台当たり実質いくらになるの?
A.130坪用が約14万円(税込)、200坪用は約20万円(税込)で導入可能です。
※ただし、補助事業者が事業費の全額を立て替え払いしていただくことが必要で、その支払いを証明する外部証憑(領収書など)がないと補助金は支払えませんので、ご注意ください。詳しくは、手引きをご覧ください。
市内に普及している薪暖房機
130坪対応の「ゴロン太」
200坪対応の「スーパーゴロン太」
ゴロン太・スーパーゴロン太説明チラシ
- ゴロン太・スーパーゴロン太説明チラシ(PDF形式、327.45KB)
燃焼時間、暖房能力、導入費用、燃料代などを記載しています。
補助金の申請方法などについて
補助金の申請方法、制度の目的および事前の留意事項などの詳しい内容については、下記の「補助金申請手引き」でご案内しています。申請前に必ずご一読いただきますようお願いします。
南房総市施設園芸木質バイオマス暖房機等設置費等補助金
- 補助金手引き(PDF形式、1009.82KB)
補助金の手引きです。
- 補助金交付申請書 (ワード形式、23.70KB)
補助金交付申請書
- 補助金変更(中止・廃止)承認申請書(ワード形式、20.52KB)
補助金変更(中止・廃止)承認申請書
- 補助金実績報告書 (ワード形式、21.21KB)
補助金実績報告書
- 補助金請求書(ワード形式、20.27KB)
補助金請求書
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その2 住宅等木質バイオマス暖房機等設置費などを支援します
南房総市では、災害時に暖を取る器具としての活用、化石燃料の使用抑制、森林資源の有効利用を図るため、住宅などへの薪ストーブなどの設置費などの一部を補助します。
市では住宅等木質バイオマス暖房機等の購入設置費用の2分の1(1台当たり上限20万円)を助成しています
(1) 補助対象者 市民等、市内団体、市内法人で建物の所有者およびコミュニティ集会施設(集会所)を管理する自治会
(2) 建物種類 住宅(集合住宅を除きます。)、店舗、作業場、事務所、事業用施設(施設園芸用を除きます。)、コミュニティ集会施設(集会所)
(3) 補助対象機器 薪ストーブ、木質ペレットストーブ、木質バイオマスボイラー
(4) 補助対象経費 暖房機等及び煙突の購入費(未使用のものに限ります。)、設置工事費、壁貫通工事費及び防火工事費(設置と同時に行う場合に限ります。)、運送費、付属部品購入費、設置に不可欠な消耗品費
(5) 補助額 補助対象経費の2分の1の額 ※1,000円未満切捨て (上限20万円)
(6) 補助台数 補助対象者ごとに1年度1台まで (この補助金で設置した薪ストーブなどがある建物への追加設置は対象外となります。)
(7) 申請期限 令和7年2月21日(金曜日) (申請額が予算額に達した段階で受付を終了します。)
添付書類
- 補助金交付申請書 (第1号様式)
- 見積書 (写)
- カタログなど (写)
- 設置工事前の現場の写真
- 建物の平面図 (設置箇所を記入してください。)
- 登記事項証明書 (写) ※法人のみ
- 規約 (写) ※団体のみ
- ほかに建物の所有者がいる場合は所有者全員の同意書及び印鑑登録証明書
- 補助申請者が親族の居住する住宅に設置する場合は、居住する親族の住民票の写し及び親族関係を証する戸籍個人事項証明書等の写し
- 住所等及び市税納付状況の確認同意書 (指定様式)
- 誓約書 (指定様式)
(8) 実績報告 今年度内に設置を完了し、速やかに報告をお願いします。令和7年3月31日(月曜日)が報告期限となります。
添付書類
- 補助金実績報告書
- 経費の確認できる内訳書 (写)
- 領収書等 (写)
- 設置後の写真
(ご注意) 補助対象者が事業費の全額を立て替え払いしていただくことが必要で、その支払いを証明する外部証憑(領収書など)がないと補助金は支払えませんので、ご注意ください。
住宅等木質バイオマス暖房機等設置費等補助金リーフレット
補助金の申請方法などについて
補助金の申請方法、制度の目的および事前の留意事項などの詳しい内容については、下記の「補助金申請手引き」でご案内しています。補助金の申請前に必ずご一読いただきますようお願いします。
南房総市住宅等木質バイオマス暖房機等設置費等補助金
- 補助金手引き (PDF形式、278.62KB)
補助金の手引きです。
- 補助金交付申請書(第1号様式) (ワード形式、22.49KB)
補助金交付申請書です。記載している添付書類のご準備もお願いします。
- 住所等及び市税納付状況の確認同意書(別添1)(ワード形式、24.04KB)
住所等及び市税の納付状況を確認させていただきますので、確認同意書のご提出をお願いします。
- 誓約書(別添2)(ワード形式、24.51KB)
補助金の交付申請に当たって、遵守いただきたい事項ですのでご誓約をお願いします。
- 補助金変更(中止・廃止)承認申請書(ワード形式、24.48KB)
補助金変更(中止・廃止)承認申請書です。理由の記載と関係書類の添付をお願いします。
- 補助金実績報告書(第5号様式)(ワード形式、24.70KB)
補助金実績報告書です。添付書類に記載している書類のご準備もお願いします。
- 補助金請求書(ワード形式、20.88KB)
補助金請求書です。押印もお願いします。
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その3 木質バイオマス燃料費を支援します
南房総市では、化石燃料の使用を抑制し、地域材を利用した薪などの燃料としての使用拡大を通じて地域の森林環境の整備を促進するため、薪などの購入費の一部を補助します。
市では薪などの購入費のうち1立法メートルにつき5,000円を助成しています
(1) 補助対象者 市民、市内団体、市内法人で市内の薪などの販売者から薪などを購入し、自ら燃料として使用する者
(2) 補助対象経費 薪などの購入費
(3) 補助額 薪など1立法メートルにつき5,000円 (5,000円に満たない場合は実費相当額とし、1立法メートル未満の端数は切り捨てます。)
(4) 申請・請求期限 薪などを購入した日の月末までに申請・請求をお願いします。令和7年3月31日(月曜日)が申請・請求期限となります。
添付書類
- 交付申請書兼請求書 (第1号様式)
- 購入内訳書など (写) (薪などの販売者名、購入単価、購入単位が記入されたもの)
- 領収書など (写) (補助対象者が購入したことのわかるもの)
- 住所等及び市税納付状況の確認同意書 (市の指定様式)
- 5箇月以内に発行された登記事項証明書 (写) ※法人のみ
- 規約 (写) ※団体のみ
(ご注意) 補助対象者が薪などの購入費の全額を立て替え払いしていただくことが必要で、その支払いを証明する外部証憑(領収書など)がないと補助金は支払えません。また、この補助金は「立方メートル」単位で薪などを購入していただくことが条件となりますので、ご注意ください。
木質バイオマス燃料費補助金リーフレット
補助金の申請方法などについて
補助金の申請方法、制度の目的および事前の留意事項などの詳しい内容については、下記の「補助金申請手引き」でご案内しています。補助金の申請前に必ずご一読いただきますようお願いします。
南房総市木質バイオマス燃料費補助金
- 補助金手引き (PDF形式、353.05KB)
補助金の手引きです。
- 補助金交付申請書兼請求書(第1号様式)(ワード形式、26.77KB)
(1)補助金交付申請書兼請求書です。請求書を兼ねていますので、押印もお願いします。 (2)「1 交付申請額」の欄は、記入しないで結構です。それ以外の部分で訂正がある場合は、訂正印の押印をお願いします。
- 住所等及び市税納付状況の確認同意書(ワード形式、23.07KB)
市税の納付状況を確認させていただきますので、確認同意書の提出をお願いします。
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その4 道の駅への薪ボイラーの設置
道の駅三芳村鄙の里(別ウインドウで開く)の薪ボイラーは、令和2年2月に公益財団法人日本環境協会から交付された環境省間接補助事業である2019年度(平成31年度)二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業)及び森林環境譲与税を活用し、整備しました。
薪ボイラーの仕様
(1) メーカー名 KWB社製(オーストリア)
(2) 品 名 Classicfire2 type 28kW
(3) 出 力 28.6kW
(4) ボイラー効率 92.4%
(5) 消費電力 151W(オプション装置・自動着火作動時:1288W)
(6) 重 量 719kg
(7) 燃料庫サイズ 185L
(8) 最大薪サイズ 55cm
この薪ボイラーで、屋外にある湯量600Lの足湯に給湯するとともに、道の駅内で営業しているレストランの厨房にも給湯しています。
令和5年度の年間薪消費量は、22立方メートルでした。
以前の灯油ボイラーからの切り替え、およびLPGボイラー使用量の削減により、令和5年度の年間CO2排出削減量は、25.94t-CO2です。
薪ボイラー導入による投資効果
- 令和5年度ランニング経費比較表(PDF形式、199.77KB)
年間経費1,444,000円の削減、年間CO2排出量25.94トンの削減
道の駅三芳村鄙の里です。北側駐車場から撮影しています。
薪ボイラー建屋の正面外観です。
薪ボイラー建屋の外観です。デザインも工夫されています。
薪ボイラー建屋の内部です。左奥にあるのが蓄熱タンク(3000L)、左手前にあるのが膨張タンク(500L)です。
薪ボイラーです。
薪ボイラーの型式です。オーストリア製です。
道の駅三芳村鄙(ひな)の里に設置した薪ボイラー導入事業は、環境省の間接補助事業として実施しました。
お問い合わせ
電話: 0470(33)1073 ファクス: 0470(20)4592