ダンボールコンポストで生ごみを減量できます

更新日:2024年05月20日

ダンボールコンポストとは

ダンボールコンポストとは、ダンボールで手作りした「生ごみ堆肥化容器」です。生ごみ堆肥化容器としてはコンポスト容器等などもありますが、ダンボールコンポストは費用を掛けず手軽に始められるメリットがあります。

生ごみ堆肥化のごみ減量の効果

市からは年間約12,500トンの燃やせるごみが生じています。燃やせるごみの重量の約半分は「水分」です。そのため、「水分」を多く含む生ごみへの対策を推進することで燃やせるごみを減量することができます。生ごみ減量により、ごみ集積所へのごみ出しが楽になる、ごみ処理費用が抑えられる、堆肥を作れるなどの効果が見込まれます。

ダンボールコンポストの作り方

用意するもの

・ダンボール箱(みかん箱のように二重構造で丈夫なもの)

・ダンボール紙(箱の底面と同じ大きさ)

・通気性の良い台(苗ケース、すのこ等)

・腐葉土

・もみ殻くん炭

・ガムテープ

・衣類等の布類

※資源循環の観点から、できる限り不用品を活用しましょう。

作り方

1 ダンボール箱の底にダンボール紙を敷いて底が抜けないように補強します。

2 底や角、隙間にガムテープを貼り、基材の漏れや虫の侵入を予防します。

3 腐葉土をダンボール箱の7割程度まで入れ、もみ殻くん炭があれば1~2割程度混ぜます。

4 ダンボール箱の下に通気性の良い台を置き、ダンボール箱の底の風通しを良くします。

5 ダンボール箱のふたを閉め、虫除け用に布類を被せます。

生ごみの基本的な処理方法

1 生ごみを入れる前にスコップで基材をよくかき混ぜ、生ごみを入れます。生ごみを入れた後、再度よくかき混ぜます。

2 虫が入らないようにダンボールのふたを閉め、虫除け用に布類を被せます。

※生ごみを入れない日も、かき混ぜます。

管理上の注意点

投入する生ごみ

投入する生ごみは、なるべく細かくしてから入れます。

◆分解しやすいもの

茶がら、果物の皮、揚げ油 など

◆分解しにくいもの

骨、果物の種、トウモロコシの芯、タマネギの皮など

◆入れてはいけないもの

ビニール、貝殻(分解しません)など

 

※順調に分解していると基材の温度が上がります。温度が上がらない、生ごみが分解されない場合は、米ぬかや食用油を入れ、かき混ぜてください。冬場は日なたに置いてください。

水分量

基材が湿りすぎていると、生ごみが腐敗し悪臭や虫の原因となります。

「基材を手に取り、握ると固まり、その固まりを指でつつくと2~3個に割れる」という状態を目安にしてください。

水分量が多い場合は、生ごみを入れないでください。乾燥している場合は、水を足します。

その他

・雨が当たらず、日当たりと風通しの良い場所に置いてください。

・基材の表面に白カビが生えることがありますが、問題ありません。そのまま混ぜ込んでください。

・虫が発生した場合は、米ぬかや食用油を混ぜ込み、基材の温度を上げてください。

熟成

・3~6か月程度で分解速度が遅くなります。その場合、生ごみの投入をやめ、水分を保ちながら毎日かき混ぜます。生ごみの形がなくなり、乾燥させれば熟成完了です。

・熟成させた基材は、菜園や花壇等で堆肥として使用してください。(市で土の処分をすることはできません。)

この記事に関するお問い合わせ先

環境課資源循環担当
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電話:048-594-5553
ファックス:048-592-5997
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