特殊詐欺の手口を知って被害をふせごう!!

更新日:2024年10月23日

川口市内では、令和6年9月末現在、特殊詐欺被害の発生件数は98件、被害金額は1億8,516万円であり、前年同期と比べて、35件も件数が増加しております。
また、被害の約8割は、

オレオレ詐欺なし

(親族等を名乗り、現金をだまし取る(脅し取る)手口です。)

預貯金詐欺

(警察官、銀行協会職員等を名乗ったり、役所の職員等を名乗ったりし

て、言葉巧みに暗証番号を聞き出しキャッシュカードや通帳等をだまし取

る(脅し取る)手口です。)

の二つの手口が占めています。

※出典:「市町村別特殊詐欺認知件数」(埼玉県警察)

特殊詐欺とは?~手口の説明~

特殊詐欺とは、犯人が電話や葉書(封書)などで親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードを騙し取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪(現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺盗(窃盗)を含む。)の総称です。

色々な手口がありますのでご注意下さい!

1.オレオレ詐欺

親族等を名乗り、「鞄を置き忘れた。小切手が入っていた。お金が必要だ」などと言って、現金をだまし取る(脅し取る)手口です。事前に家族の名前や家族構成、資産状況を確認する前触れ電話も確認されています。

さらに詳しい手口の内容はこちらをご覧ください(埼玉県警察HP)

2.預貯金詐欺(キャッシュカード手交型)

警察官、銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換手続が必要です」と言ったり、役所の職員等を名乗り、「医療費などの過払い金があります。こちらで手続をするのでカードを預かります」などと言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカードや通帳等をだまし取る(脅し取る)手口です。中には、「キャッシュカードを使えなくする」などと言って、キャッシュカードにはさみで切り込みを入れてだまし取る手口も確認されています。

さらに詳しい手口の内容はこちらをご覧ください(埼玉県警察HP)

3.架空料金請求詐欺

有料サイトや消費料金等について、「未払いの料金があります。今日中に払わなければ裁判になります」などとメールやハガキ(封書)で知らせ、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。現金を送付させたり、コンビニなどに行くように指示をして、電子マネーカードを購入させた上で、カードのID番号を写真に撮って送信させてカードの金銭的権利をだまし取ります。

さらに詳しい手口の内容はこちらをご覧ください(埼玉県警察HP)

4.還付金詐欺

自治体職員等を名乗り、医療費、税金、保険料等について、「還付金があるので手続してください」などと言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口です。「還付金」という言葉以外にも「給付金」「過払い金」「手続票の再交付」などと言って、ATMを操作させる場合もあります。

さらに詳しい手口の内容はこちらをご覧ください(埼玉県警察HP)

5.融資保証金詐欺

実際には融資しないのに、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要です」などと言って金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

6.金融商品詐欺

価値が全くない未公開株や高価な物品等について嘘の情報を教えて、購入すればもうかると信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

7.ギャンブル詐欺

「パチンコ打ち子募集」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、会員登録等を申し込んできた人に、登録料や情報料として支払わせて金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

8.交際あっせん詐欺

「女性紹介」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、女性の紹介を申し込んできた人に、会員登録料金や保証金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

9.その他の特殊詐欺

上記の類型に該当しない特殊詐欺のことをいいます。

10.キャッシュカード詐欺盗(すり替え型)

警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されているので使えないようにする」などと言って、隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る手口です。

さらに詳しい手口の内容はこちらをご覧ください(埼玉県警察HP)

被害をふせぐためのポイント!

「自分はだまされるはずがない」、「うちの親は大丈夫だ」などといった先入観は捨てて、ふだんから家族や身近な人と気軽に相談できる環境づくりを心がけましょう。

犯人の話術は巧妙であり、電話に出るとだれもが騙される可能性があります。

犯人からの電話に出ないために

○在宅中も留守番電話にセットして、電話が鳴っても出ないようにする

○防犯機能付き電話を使用する

○普段から家族間で連絡を取り合う

などの対策をしてください。

また、犯人は電話で言葉巧みに家族構成や資産状況などを聞き出したりすることから、電話の途中で不審点に気付いて特殊詐欺の被害に遭わなかったとしても、それまでに話した情報が、いわゆる

闇リスト(闇名簿)

と呼ばれるものに加えられ、強盗などの被害に遭う危険性が高くなりますので不要な電話に対応しないことが重要です。

もし、特殊詐欺の犯人と思われる電話や不審な電話に対応してしまった場合は速やかに最寄りの警察署へご相談ください。

川口警察署 048-253-0110

武南警察署 048-286-0110

お問い合わせ

防犯対策室
所在地:〒332-8601 川口市青木2-1-1(第一本庁舎5階)
電話:048-242-6361(直通)
電話受付時間:8時30分~17時15分(土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始を除く)
ファックス:048-258-1160

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