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更新日:2024年10月16日
平成28年の計画策定から5年が経過したことや、国の2050年カーボンニュートラルなどの動向を踏まえて、「持続可能な社会の実現に向けたSDGsの考え方」や「温室効果ガスの更なる削減、脱炭素化に向けた取組、頻発する異常気象や激甚化する災害等気候変動による影響への対応」などにポイントを置いて令和4年(2022年)5月に改訂を行いました。
鎌倉市環境基本計画は、第3次鎌倉市総合計画(平成8年(1996年)度~令和7年(2025年)度)を環境面から補完し、また平成6年(1994年)に制定された環境基本条例の基本理念を実現するため、市民、事業者、滞在者、行政が協働して推進していく計画です。平成18年度に策定した「第2期鎌倉市環境基本計画」については、計画期間を平成27年度までの10年間とし、平成22年度に中間見直しを、また、平成25年度にエネルギーの有効利用の項目等についての一部改訂を行い、推進を図ってきたところですが、平成27年度が計画期間の最終年度であることから、平成28年度に第3期鎌倉市環境基本計画を策定しました。
また、「鎌倉市地球温暖化対策地域推進計画」と「鎌倉市環境教育推進計画」についても、平成27年度が計画期間の最終年度であったため、それぞれの根拠法令が改正されたことを受け、「鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画」及び「鎌倉市環境教育行動計画」と題名を変更するとともに、これまで別冊で策定していたところを、鎌倉市環境基本計画との関連が強いことから「第3期鎌倉市環境基本計画」に統合しました。
平成28年(2016年)度から令和7年(2025年)度までの10年間
平成28年(2016年)度から令和12年(2030年)度までの15年間
(注)各計画は、社会状況の変化等に適切に対応するため、市民や鎌倉市環境審議会等の意見を聴きながら必要に応じて計画の見直しを行います。
「第3期鎌倉市環境基本計画」の策定にあたっては、本市の環境保全に関する施策の現状を踏まえ、また、近年の各種環境問題や社会情勢の変化、東日本大震災後のエネルギー政策の見直し、市民・事業者の視点等を考慮しました。また、「基本方針」は、第2期を踏襲していますが、東日本大震災を教訓として、災害廃棄物などに対応するため、新たに「災害と環境への取り組み」を目標の柱に追加し、大規模災害による環境負荷を低減できる取り組みを提示しました。
「鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画」については、これまでの啓発的な内容よりも地域の特性に応じた地域行政・住民等の効果的な取組を重視した内容に、「鎌倉市環境教育行動計画」は、持続可能な社会の形成に向け、意欲的な人材の育成をより重視した内容に改定しています。
環境の恵みを将来世代に継承します。
環境への負荷の少ない持続的に発展できる社会を築きます。
自然環境や歴史的遺産など鎌倉の個性を尊重し、共生していきます。
鎌倉から地球環境保全をすすめます。
目標の柱 |
目標の項目 |
目標 |
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地球環境の保全 |
1 |
地球環境 |
将来の世代も安全で快適に暮らせるよう、持続可能な地球環境の実現を目指します。 |
人の健康の保護と 生活環境の保全 |
2 |
大気 |
誰もが深呼吸を楽しめるまちにします。 |
3 |
水・土 |
生物がすみやすい水や土壌の環境を広めます。 |
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4 |
化学物質・放射性物質 |
化学物質及び放射性物質の安全対策を徹底します。 |
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5 |
音 |
自然が醸し出す音に親しめるまちにします。 |
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歴史的文化的環境の 確保 |
6 |
歴史的遺産 |
古都鎌倉の歴史的遺産と共生するまちづくりを進めます。 |
良好な都市環境の創造 |
7 |
緑・水辺 |
緑と水辺を身近に感じられるまちにします。 |
8 |
景観 |
風格ある古都の風景を継承します。 |
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9 |
美化 |
ごみの散乱や落書きのない美しいまちをめざします。 |
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健全な生態系の 保全、人と自然との ふれあいの確保 |
10 |
鎌倉本来の生態系を守ります。 |
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11 |
自然とのふれあい |
日常生活の中で、海、山、川など自然とふれあう機会を充実させます。 |
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循環型社会の構築 |
12 |
廃棄物の発生抑制・再使用・発生利用 |
「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現をめざします。 |
13 |
健全な水循環の推進 |
健全な水循環の維持や回復に取り組みます。 |
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14 |
エネルギーの有効利用 |
「地域の力で、新たな豊かさと安心を次代へ紡ぐ、スマートエネルギー都市・鎌倉」をめざします。 |
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災害と環境への取り組み |
15 |
災害により想定される環境負荷への取り組み |
大規模災害による環境負荷を低減できるまちにします。 |
環境教育の推進 |
16 |
環境教育 |
意欲的に環境保全に取り組む人を育てます。 |
鎌倉市域における令和12年度(2030年度)の二酸化炭素排出量を平成25年度(2013年度)に比べ46%削減する。
気候変動適応を推進し、安全・安心で持続可能な社会を構築することを目指す。
意欲的に環境保全に取り組む人を育てます。
関連ファイル:第3期鎌倉市環境基本計画・鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画(区域施策編)・鎌倉市環境教育行動計画(平成28年度策定版)
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