地域の「まとまり」と「つながり」を守る公共交通みんなで乗って守ろう
3月20日㈰,江田島市農村環境改善センター(能美町鹿川)多目的ホールで,「~地域の『まとまり』と『つながり』を守る公共交通~みんなで乗って守ろう船とバス」をテーマに地域公共交通講演会を開催しました。三毛猫「たま駅長」やユニークな電車を生み出すなど,「地方公共交通の再生請負人」と呼ばれている小嶋光信さん(一般財団法人地域公共交通総合研究所代表理事)を講師にお招きし,ご自身の経験をお話しいただきました。
講師の小嶋さんは,「普段からこの地域の公共交通を守ろうという意識をもって,利用者,事業者,行政が一緒になって取り組むことが必要である。江田島市は,大都市の広島市に近く,自然が豊かで自然と一緒に暮らせて,能美海上ロッジやカキもある。旧海軍兵学校,原爆ドーム,宮島をトライアングルで結べば必ず江田島市は栄える。江田島の良さを市外のお客様にどのように売り込んでいくかが大切で,そのアクセスとして公共交通があり,単なる移動手段としてみるのではなく,地域の発展するツールとしてみんなで育てて欲しい。地域の『まとまり』と『つながり』を守る公共交通をみんなで乗って守り,素晴らしい江田島市をつくって欲しい」と話されました。
講演会の会場には,自治会関係者や交通事業者,国・県・市の交通政策担当者など約100人が来場し,講師の小嶋さんの話を熱心に聴き入っていました。また,講演会後に行われた意見交換では,来場者からの質問に一つ一つ丁寧にお答えいただきました。