定住自立圏とは、人口が約5万人以上の「中心市」と周辺市町村が協定を締結し形成される地域(圏域)のことです。
この構想は、圏域ごとに「集約とネットワーク」の理念に基づき、中心市が圏域全体の暮らしに必要な都市機能を集約的に整備する一方で、周辺市町村では必要な生活機能を確保し、農林水産業の振興や豊かな自然環境の保全を図るなど、お互いが連携・協力することで圏域全体の活性化を図ることを目的にしています。
定住自立圏構想の詳しい内容は、総務省のホームページをご覧ください。
西いぶり定住自立圏構想の経緯
伊達市は、これまでも西胆振管内の2市3町(室蘭市・登別市・洞爺湖町・壮瞥町・豊浦町)と経済、社会、文化や住民生活など、さまざまな分野で密接な関係にあり、また、自治体間でも西いぶり広域連合を設立し、ごみの処理や行政事務の電算処理などについて、共同で取り組んでいます。
近年では、人口減少や少子高齢化が進む中、将来に向けて住民生活に必要な生活機能などを確保するためには、近隣市町との連携をさらに充実させ、各自治体が持つ地域資源を活用しながら、それぞれが魅力を高めていくことが必要です。
そのため、伊達市は、室蘭市を中心市とした3市3町と連携し、「西いぶり定住自立圏構想」を推進していくことになりました。
西いぶり広域連合の詳しい内容はこちらをご覧ください。
室蘭市との定住自立圏形成協定の締結
室蘭市の中心市宣言を受け、平成22年9月、伊達市を含む西胆振2市3町は、それぞれ室蘭市と「医療」、「防災」、「観光」など8分野で「定住自立圏の形成に関する協定」を締結しました。
また、平成28年3月、これまでの取組実績や課題を踏まえ、「福祉」、「住民交流・移住促進」を新たな連携分野として追加するなど、協定の一部を変更しました。
西いぶり定住自立圏共生ビジョン
定住自立圏共生ビジョンは、協定に基づき連携して推進する具体的な取り組みやスケジュール、事業費見込みなどを記載する実施計画で、中心市が策定するものです。
西いぶり定住自立圏の中心市である室蘭市は、構成市町との協議や、民間委員で構成する共生ビジョン懇談会、パブリックコメントなどによる提言や意見を取り入れ、平成23年3月に「西いぶり定住自立圏共生ビジョン」を策定しました。
また、平成28年3月には、新たな連携分野の取り組みなどを踏まえ、平成28年度からの5年間を計画期間とする共生ビジョンの改訂を行いました。
この共生ビジョンは、取組状況を見極めながら、毎年度その内容を見直すことになっています。
令和3年3月31日、令和2年度事業などを反映し、共生ビジョンの一部を改訂しました。
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表紙・目次・第1章
PDF定住自立圏共生ビジョンの作成にあたって (680.8KB)
第2章
PDF定住自立圏に係る圏域の現状と課題 (716.1KB)
第3章
PDF定住自立圏の形成により目指す圏域の将来像 (807.2KB)
第4章
PDF将来像の実現に向けた取組 (803.4KB)
資料編
PDF資料編 (527.1KB)
今後共生ビジョンに基づき、構成市町と連携・協力しながら具体的な事業を推進するとともに、毎年度必要な見直しを行います。
PDF共生ビジョンに基づく各事業のKPI進捗状況(令和3年3月末時点) (133.5KB)
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