「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて取り組むことを宣言します
秩父市では、2050年までに市内の二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロ※を目指す「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて取り組むことを埼玉県の自治体で初めて宣言します。
今後、「ゼロカーボンシティ」の実現に向け、各種の取り組みを進めます。
※CO2の人為的な発生源による排出量と、森林等の吸収源による除去量との間の均衡を達成すること。
背景
近年、猛暑や豪雨被害など、地球温暖化が原因とされる気候変動による影響が深刻化しています。IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)特別報告書でも2050年頃にCO2排出量をゼロにする必要があることが示され、この目標達成に向け、小泉進次郎環境大臣から、自治体での取り組みの重要性と拡がりへの期待の表明と、2050年排出量実質ゼロへの参画が促されたところです。
秩父市の現状
秩父市のCO2排出量は1990年度の1,836,400tから、2016年度には456,100tと、約75%が削減されています。(埼玉県市町村温室効果ガス排出量推計報告書・埼玉県温暖化対策課)
今後は更なる各種の取り組みにより、CO2排出量実質ゼロを目指します。
取り組み内容
- 市が出資する地域新電力会社「秩父新電力株式会社」と連携し、市内の再生可能エネルギーによる電源開発等の事業に取り組み、「ゼロカーボン電力」の提供の実現を図ります。
- 市内の先進モデルとして、現状の市公共施設の温室効果ガス排出量削減目標について、「現状目標の達成年度の前倒し」および「排出量ゼロ」に向けた取り組みを進めます。
- その他、「ゼロカーボンシティ」の実現に向け、計画的に各種施策を推進します。
市長コメント
次世代への責任を果たすため、私たちの世代が「地球温暖化を止めるためにできること」に率先して取り組まなければならないと考えています。この度、小泉環境大臣の呼びかけに賛同し、豊かな自然に恵まれ、環境立市を掲げる本市も、「ゼロカーボンシティ」の実現に向け取り組むことを宣言し、CO2排出量実質ゼロに向けた各種の施策を進めます。
地方公共団体における二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況
地方公共団体における二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況(環境省ホームページ)