2019.02.21
失敗しないホタルガラスの選び方
沖縄では本当にたくさんのホタルガラスが売られています。今では県外はもとより人件費の安い海外製も多く出回っています。
そこでプロの目から見た「良いホタルガラスの見分け方」を紹介したいと思います。
ホタルガラスはどれが偽物でこれが本物というものはありません
以前にもブログで紹介しましたが、光るから本物、光らないから偽物というのも間違いなのですが、悪質な販売店が勝手にそのような自店に都合の良い宣伝文句を言いだしたので、いつの間にか「偽物?本物?」みたいなことになってしまっています。
プロから見た「良いホタルガラス」とは
- ガラスの透明度が高いものを選ぶ
ホタルガラスを作る技法は、バーナーワークという技法で作られるのですが、炎の中でガラスを溶かして成型していきます。その際、ススがガラスに混じったりしますと、濁りの原因になったりします。
更に腕のない職人が作業すると透明なガラスが曇る失透(しっとう)という現象が起こりますので、ガラスの透明度を見るとその職人の腕や、品質管理に対する企業としての姿勢が分かります。
- ガラスから銀箔がはみ出していないものを選ぶ
銀箔とガラスを組み合わせて作るホタルガラスは、成型中にガラスの中に銀箔をしっかりと閉じ込めないといけないのですが、丁寧に作業しないと銀箔がはみ出しているのを見過ごしてしまうことがあります。
ほんの少しでも銀箔がはみ出してしまうと、見た目以上にはみ出した部分がざらついて手触りが悪く仕上がりの出来に差を生みます。
- 銀箔に割れやヒビが入っていないものを選ぶ
ホタルガラスは銀箔に光が反射してキラキラ光るところからその名が付いたと言われています。その肝心な銀箔に割れや、ヒビが入っていると綺麗に反射しなくなり、ホタルガラスの魅力が半減していまいます。
また銀箔は薄いものですから、少しの歪みやガラスの扱いを誤るとすぐにヒビ割れてしまいますので、かなり高度な技術が必要になります。
長七屋でもこの点はかなり慎重に作業を行っており、銀箔に割れが見つかったホタルガラスは製品にしていません。
プロが教える「良いホタルガラスの見分け方」いかがでしたでしょうか?
次に長七屋のホタルガラスの偽物についてのお知らせです。
非常に残念ですが、現在、長七屋のホタルガラス「ケラマブルー」や「ミヤコブルー」などの七海シリーズのコピー商品が多数出回っております。また、その多くは中国で作られており、ネット通販やハンドメイドアプリなどで販売されております。
悪質なものは、沖縄から仕入れた、入荷したかのような誤解を招く表現をしているところもあり、沖縄県産品と勘違いし、ご購入に至ったお客様が多数おられます。このようなことから、現在弊社ではお客様への注意喚起をしております。
詳しくはこちらをご覧ください。