一人暮らしの賃貸物件を探す際の条件として、部屋の設備はとても重要なポイントです。
とはいえ、実際に住んでみないとどんな設備が自分にとって必要なのかわからない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回賃貸スタイルでは、20~30代の男女を対象に「一人暮らしでこれだけは外せない!」という設備についてのアンケートを実施しました。
実際に一人暮らしをして感じたリアルな声を聞いて、ぜひ物件探しの参考にしてください。
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一人暮らしで外せない設備で最も多かったのは「バス・トイレ別」!
一人暮らしをする20~30代の男女550人を対象に一人暮らしで外せない設備についてのアンケートを行ったところ、以下のような結果になりました。
図表1)
図表2)
順位 | 回答内容 | 割合 |
---|---|---|
1位 | バス・トイレ別 | 50.9% |
2位 | 24時間ゴミ捨て場 | 31.5% |
3位 | モニター付きインターホン | 31.5% |
4位 | 宅配ボックス | 29.5% |
5位 | 都市ガス | 26.5% |
6位 | 独立洗面台 | 26.4% |
7位 | オートロック | 23.8% |
8位 | 追い焚き機能 | 16.4% |
9位 | 浴室乾燥機 | 15.8% |
10位 | ウォシュレット(温水洗浄便座) | 15.8% |
11位 | ウォークインクローゼット | 11.5% |
12位 | システムキッチン | 9.6% |
13位 | カウンターキッチン | 9.3% |
一人暮らしをする上で外せない設備の第1位は「バス・トイレ別」でした。
回答者の半数以上がこの回答を選んでおり、かなり多くの人が重要視するポイントだということがわかります。
回答者の意見は、「清潔感がない気がする」「ニオイが気になりそう」「トイレ周りが濡れてしまうのが嫌だ」などといった衛生面での意見が大半でした。
その他には、「収納スペースや脱衣スペースが確保できない」「洗い場が狭くて困る」といったスペースに関する意見も。
また、「人を招くときにトイレを使ってもらいづらい」「実家に暮らしているときはバス・トイレが別なのが当たり前だったから」と言った声もあります。
汚れやすいイメージのあるトイレと、体をキレイにする場所であるお風呂は相反するスペースのため、一つの場所にまとまっていることに抵抗がある人が多く見られます。
バス・トイレ別の賃貸には、トイレが独立して別のスペースにある場合と、脱衣所内にトイレがある場合の2パターンがあります。
ユニットバスでなくても脱衣所とトイレが一緒になっているのが嫌だという方も少なくないので、家を探す際はどちらのタイプなのかをチェックしておくのがおすすめです。
2位:24時間ゴミ捨て場
続いて一人暮らしで外せない設備として回答数が多かったのは「24時間ゴミ捨て場」でした。
一人暮らしをしている人の多くは仕事やプライベートで自宅にいる時間が不規則で読めないことがしばしば。
地域で指定されているゴミの日に間に合わず、家にどんどんゴミが溜まっていってしまうこともあるでしょう。
そんな人にとって、24時間いつでもゴミを捨てられることは大きなメリットになります。
24時間ゴミ捨て場は屋内タイプと屋外タイプがあります。
屋内タイプであれば時間だけでなく天気も気にする必要がないので、チェックしておきましょう。
3位:モニター付きインターホン
一人暮らしで外せない設備として3位にランクインしたのは、「モニター付きインターホン」。
家に訪ねてきた相手の顔を画面越しに見ることができるのは、防犯上とても優秀です。
営業や不審な勧誘などの場合、インターホン越しに断ることもできるので、大きなトラブルを避けることもできます。
最近では録画機能やボイスチェンジャー機能、防災機能などといった便利な機能がついたインターホンもあるため、内見の際にチェックしてみることをおすすめします。
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4位:宅配ボックス
比較的生活リズムが不規則で自宅を空けることも多い一人暮らしにとって「宅配ボックス」は、外せない設備の一つとして4位にランクイン。
不在票だけではうまくタイミングが合わず、荷物の受け取りが先延ばしになってしまうことも少なくありませんが、宅配ボックスがあれば時間を気にせず荷物を届けてもらうことができます。
5位:都市ガス
一人暮らしに外せない設備第5位は「都市ガス」でした。
ガスには「プロパンガス」と「都市ガス」の2種類があり、一般的な違いはプロパンガスより都市ガスの方が料金が低いこと、ガスの成分、設置方法などです。
火力の強さやガスの成分にこだわりのない場合は、比較的リーズナブルな都市ガスを選ぶ人が比較的多くなっています。
プロパンガスから都市ガスに変更するには大掛かりな工事が必要になるため、簡単に変更することができません。
そのため、月々の光熱費を抑えたい場合は賃貸を選ぶ際にはガスの種類も確認しておきましょう。
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6位:独立洗面台
一人暮らしに外せない設備として第6位は「独立洗面台」。
洗面台の上や下に収納スペースがあるため、掃除用具や洗剤などを片づけることができます。
一人暮らしの部屋は収納スペースが広くないことが多いため、少しでも収納できる場所が増えるのは大きなメリットになるでしょう。
また、電源がついていたり、浴室からくる湿気の影響を受けづらかったりするのも独立洗面台が選ばれる理由の一つです。
「ゆとりを持って身支度したい」「歯磨きや洗顔をキッチンのシンクでするのに抵抗がある」などといった声もありました。
>>賃貸に独立洗面台を後付けできる?費用の目安とDIYの事例
7位:オートロック
防犯面で、3位のモニター付きインターホンに次いで欠かせない設備が「オートロック」です。
基本的にその住居に住んでいる人、もしくは住んでいる人が許可した人しか入ることができないので、不審者の侵入を防げる可能性が高くなります。
防犯面を重視するのであれば、オートロックが鍵ではなくカードキーの賃貸を選ぶのがおすすめ。
鍵に比べて複製やピッキングが難しいため、さらに防犯に優れています。
8位:追い焚き機能
一人暮らしで外せない設備の第8位には「追い焚き機能」が選ばれました。
追い焚き機能がないと湯船に浸かるたびにお湯を溜めなければならず、手間がかかるばかりではなく、水道代もかさんでしまいます。
「一人で湯船に浸かる程度なら1~2日同じお湯でも大丈夫」という方には追い焚き機能があるといいでしょう。
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追い焚き機能がない賃貸でも、大家さんの許可さえ取れれば後付けすることも可能です。
>>追い焚き機能は後付けできる?賃貸のお風呂を快適にする方法
9位:浴室乾燥機
「浴室乾燥機」は一人暮らしで外せない設備の第9位にランクイン。
雨の日や湿気の多い日でも天気を気にせず洗濯物を干せるのは、忙しい一人暮らしの人にとってうれしいポイントです。
また、室内に洗濯物を干すことで防犯上でも安心できます。
ベランダに出る手間がかからないので家事の時短にもなります。
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10位:ウォシュレット(温水洗浄便座)
今やほとんどのトイレに設置されている「ウォシュレット(温水洗浄便座)」が、一人暮らしで外せない設備の第10位に選ばれました。
ウォシュレットはなんといっても衛生的です。
さらに、お尻をきれいに洗い流せることでトイレットペーパーの消費量を減らすことができるので、節約に繋がります。
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11位:ウォークインクローゼット
一人暮らしで外せない設備の第11位は「ウォークインクローゼット」でした。
一人暮らし向けの部屋は収納スペースが少ないことが多く、その場合はベッド下収納やラックなどを買い足してうまく収納しなければなりません。
その点、ウォークインクローゼットがあれば収納スペースに比較的余裕があり、洋服はもちろん、季節家電や日用品のストックなども収納可能です。
>ゆったり収納の賃貸物件を探す
12位:システムキッチン
一人暮らしで外せない設備の第12位には「システムキッチン」が選ばれました。
シンク・調理台・コンロが一体型になっているシステムキッチンは、料理がしやすい、掃除が楽など使い勝手が良いので、日頃から料理をする方におすすめです。
コンロが設置されていないキッチン(ブロックキッチン)の場合は、自分でコンロを準備しなければならなかったり、隙間の掃除が面倒だったりします。
築年数が比較的新しい賃貸では、多くがシステムキッチンが採用されていますが、念のためチェックしておきたい項目です。
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13位:カウンターキッチン
一人暮らしで外せない設備の第13位には「カウンターキッチン」が選ばれました。
キッチンスペースにゆとりがあるので、料理しやすいのがメリットの一つといえます。
料理好きな方におすすめです。
また、開放感がありリビングを見渡せるため、テレビを見ながら料理できたり、リビングにいる人とコミュニケーションを取ったりしながら料理ができます。
料理中に一人きりになるのが苦手な方にもおすすめです。
近年では、一人暮らしの物件でもカウンターキッチンの物件が増えつつあります。
比較的新しい物件で採用されていることが多いため、古い物件の場合はリフォーム済み物件を探すと見つかるかもしれません。
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設備重視で賃貸物件を選ぶ際のポイント
一人暮らしを快適に過ごすためには設備の充実度が大きく関わってきます。
ここでは、実際に賃貸物件を選ぶ際にどのようなポイントに注目すればいいかを3つに分けてご紹介していきますので、賃貸選びの際にご参考ください。
設備の充実度で家賃が高くなる傾向がある
まず大前提として、設備が充実していればしているほど家賃が高くなる傾向があることを頭に入れておくことが大切です。
ユニットバスかバス・トイレ別かというだけでも家賃が数千円程度変わってくることもあるため、自身の予算と設備のバランスを考慮する必要があります。
その設備がないと困る理由を明確にする
設備の充実度が高いほど家賃が高くなることを踏まえ、「その設備がないと困ると思っている理由」を明確にしながら賃貸探しの条件に加えていきましょう。
「宅配ボックス付きの物件を選んだけれど、自宅にいる時間が長いので活用する場面がない」「キッチン設備にこだわったけれど、思ったより料理をする機会がない」などといったように、なくても困らない設備にこだわってしまった、というケースも少なくありません。
絶対に欲しい設備と、あるとうれしいけれどある程度妥協できる設備、そしてそれぞれの理由について明確にしておくのがいいでしょう。
あまりにも古い設備は交換可能か相談する
希望の物件に設置されている設備があまりにも古い場合は、交換が可能かどうかを管理会社もしくは大家さんに相談するのがおすすめです。
古い設備のまま入居して、入居後に故障やトラブルに見舞われるリスクを避けることができます。
賃貸の設備は10年を超えると故障が増えてくるといわれているため、希望の設備が設置されてから何年経過しているかを確認するのもいいでしょう。
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住宅設備が一人暮らしを充実させるカギに
一人暮らしの良いところは、自分だけの空間を自分好みにカスタマイズできるところです。自分好みのカスタマイズには、賃貸の設備も大きく関わってきます。
部屋でどのような過ごし方をしたいかによって、必要な設備も変わってきます。
今回のアンケート結果を参考に、今自分が理想としている生活に必要な設備が何かを改めて考えてみるといいかもしれません。
「賃貸スタイル」では、設備や条件を絞って賃貸物件を検索することが可能です。
家賃やエリアなどさまざまな条件と組み合わせれば、きっとあなたにぴったりな物件が見つかります。
また、希望の物件を扱う不動産会社を探したい方には、「住まいの紹介サービス」もおすすめです。
はじめて一人暮らしをする方から引越しを検討している方まで、しっかりとサポートいたしますので、ぜひご活用ください。
調査概要
調査対象:20代~30代の男女を対象に、インターネットでアンケートを実施。
一人暮らしでこれだけは外せないと思う賃貸物件の設備を回答してもらい、投票数・率をもとにランキングを算出。
調査期間:2023/08/01~ 2023/08/03
有効回答数:550人
引用についてのお願いを厳守いただける場合、当ページの調査データを利用してのオウンドメディアの記事・コラム・ブログ作成は問題ございません。
是非ご活用ください。
記事や記事内の図表などを利用する際は、必ず出典を記載してください。
出典の記載方法は以下のとおりです。
(出典記載例)
出典: 賃貸スタイル|一人暮らしでこれだけは外せないと思う賃貸物件の設備ランキング【アンケートデータあり】
https://www.chintaistyle.jp/article/chintai-survey-hitorigurashihazusenaisetsubi/
また、コンテンツを編集・加工等して利用する場合は、編集や加工等を行ったこともあわせて記載してください。
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