特別講演「ウェルビーイングを高める支援について-けん玉を活用して-」 | 社会医療法人 近森会 近森病院附属看護学校

社会医療法人 近森会 近森病院附属看護学校

  • ホーム
  • レポート
  • 特別講演「ウェルビーイングを高める支援について-けん玉を活用して-」

特別講演「ウェルビーイングを高める支援について-けん玉を活用して-」

2024年11月15日

本校の「心理学」を長年ご担当いただいている高知大学教育学部准教授の福住紀明先生に第7回学園祭 特別講演を行っていただきました。福住先生は「けん玉で小学校の学級問題を解決する!」という大変珍しい研究に取り組まれており、この度は「ウェルビーイングを高める支援について-けん玉を活用して-」というタイトルでお話しくださいました。

ウェルビーイング(Well-being)とは、well(よい)とbeing(状態)からなる言葉です。多様な個人がそれぞれ幸せや生きがいを感じるとともに個人を取り巻く場や地域、社会で幸せや豊かさを感じられるような精神的に満たされている状態のことを指します。

講演には学年問わず学生たちが参加しているため、初めて話す者同士も多く始めにアイスブレイクの『サケとサメ』を行いました。

緊張や不安がほぐれたあとは学年・教員の垣根を越えた4名ほどのグループを作り、けん玉を使った集団技に挑戦しました。技が成功した時には共に喜び、失敗すると「どこがダメだったのか」「次はどうしたら良いのか」を考え再チャレンジしていました。

他グループが高度な技に成功すると一緒になって喜び褒め合ったりグループ間での交流もありました。また「こうするともっと難しい、かっこいい」など負けじとより高度な技を開発したり、初めて話す学生同士とは思えないほどの大盛り上がりでした。

このように、成功体験を重ねるだけでなく、楽しい気持ちで積極的に取り組み、失敗から学び振り返ることがウェルビーイングを高めるために非常に有効的だとされています。
また、今回のように複数人が一緒になって1つの技に挑戦する際には、複数の人とたくさんコミュニケーションを取ったり、達成感を共有したりするため、ソーシャルスキルの向上にもつながる可能性があります。

学園祭当日のようすはレポート「第7回 学園祭を開催しました」をご覧ください。

社会医療法人 近森会 近森病院附属看護学校

〒780-0052 高知県高知市大川筋1丁目6-3

TEL 088-871-7582(受付9:00~17:00・平日のみ)

FAX 088-871-7587