つくりかけラボ14 荒井恵子アーティストワークショップ「墨玉から墨づくり〜墨の話」を開催しました | ブログ | 千葉市美術館

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つくりかけラボ14 荒井恵子アーティストワークショップ「墨玉から墨づくり〜墨の話」を開催しました

2024.4.24 つくりかけラボ

2024年度に開催した、つくりかけラボ14 荒井恵子関連ワークショップを報告いたします。
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2024年4月21日「墨玉から墨づくり〜墨の話」

このワークショップでは、奈良の墨専門店、墨運堂から墨作り職人さんをお呼びし、墨玉から墨を作る作業を実践していただきます。また、墨にまつわるお話しもしていただきました。

作業で使用する道具を一つずつ説明いただきました。

黒くて丸い墨玉を粘土のようにこねていきます。

天秤で墨の量を測ります。道具も皆、墨色です。

参加者一人一人が手に取って、握り墨にするため、小さいサイズでまとめていきます。

職人さんから一人ずつ手渡しで、できたての墨をもらいます。

柔らかくて温かい墨を手でギュッと握り、握り墨を作ります。

握り墨はそのまま固めるために、和紙で包みました。これからゆっくりと時間をかけて乾燥させていきます。

参加者の声

「墨の成り立ち、種類などわかり易かった。すべて手作業で、出来上がりの形状も考えて練られているのは知らなかった。これから墨を磨ってみます。子供達にも教えたいと思います。」(大人)

「お話が初めて聞くことばかりで、勉強になりました。たいへんな作業と技術、墨を大切に使いたいと思いました。触った感じ、フワフワで、空気を含んでよく混ざっていることが、触るだけでわかりますね。ありがとうございました。」(大人)

「すみを握る時、思ったよりやわらかくて、小学校の時使っていた墨にどうなるのか知れておもしろかったです。中学生になって使うことが少なくなってしまったので、参加してよかったです!!」(中学生)

「全国で墨しょくにんの方が少ししかいないことを知ったのが面白かった」(小学生)

「墨があたたかいのが、いがいだった。すみがやわらかくて、気持ちよかった」(小学生)

(つくりかけラボ運営担当 樽谷孝子)

 

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