オンライン授業受講案内

更新日:2024年10月 31日

下記は、コロナ禍下での対応として記述したものです。
2023 年度からは 5 類に移行したこともあり、本ページの更新は行わないこととなりました。
一部、参考になる情報もあるため、ページそのものの削除はしていません。


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新型コロナウィルス感染症の流行により,筑波大学でも多くの授業を教室ではなく遠隔で実施することとなりました.それから 3 年が経過し,2023年度は対面授業が増える予定ですが、オンラインで行われる授業もあります.このページでは,学生向けにオンラインで行われる授業を受講する手順を説明しています.前半は新たに筑波大学の情報環境を使い始める人向けに準備事項について説明し,後半は在学生を含む皆さん向けに遠隔授業の受講の仕方について説明しています.

オンライン授業受講までの道

 

1.準備編

以下では,新たに入学した人を対象に,遠隔授業を受けるための準備について説明します.

用語集
  • ICTガイド日本語英語
    本学の情報環境を生き抜くためのサバイバルガイドです.以下の説明もICTガイドのページを参照しながら行います.
  • 統一認証システム
    多くのシステムで共通したログイン名とパスワードを使えるように管理しているシステムです.以下「(統一認証)」とあるものは,この共通ログイン名・パスワードで利用します.
  • Microsoft 365 メール
    学生全員に割り当てられているメールアドレスです.重要な連絡はここに来ますので必ず読めるようにしておいてください.
  • 全学計算機システム
    学生が利用できる学内のサテライト端末室に設置されたパソコン(PC)端末とサーバです.(統一認証)
  • TWINS
    授業の履修登録を行い,成績が参照できるシステムです.(統一認証)
  • KdB
    科目データベース.学群・大学院の全授業の情報を検索できます.(ログイン不要)
  • manaba
    授業ごとに「コースページ」と呼ばれるWebページが設けられており履修登録をした授業のコースページを介して,教材の配布,教員からの連絡,レポート課題の提出などを行います.(統一認証)
  • Microsoft 製品の個人使用
    本学学生が利用できる,Microsoft社が提供する様々なサービス群です.ICTガイドではカバーしていません.オンライン授業で用いられるグループウェアのTeamsや,動画配信サービスのStreamを含みます.統一認証とは別にMicrosoft 製品を使うための準備を行い利用します.
端末

オンライン授業を受講するためには,パーソナルコンピュータ(PC),タブレット,スマートフォンなどの端末が必要です.

以下は 2022 年 3 月現在これから端末を入手する人向けの参考情報です.しかし,全ての要件を満たしていても,オンライン授業の受講に支障が出ないということを保証することはできませんので,それを了解したうえで参考にしてください.

  • 家と大学の間で持ち運ぶことが苦にならず、動画授業閲覧や文書作成が行い易い 13 インチ以上程度のディスプレイのついたノート PC を推奨します.
  • (録画ではなく)実時間で行われるオンライン授業やゼミへの参加の可能性を考えると,マイクロホンは必須,カメラも極力備えているものがよいでしょう.
    個室で受講できない場合には,自分の端末に接続できるヘッドセットを準備すると便利です.
  • 大学に来た際、学内の無線 LAN に接続するためには無線 LAN 機能が必要です(詳細はこちら)
  • 有線LAN機能は自宅の利用環境に応じて選択してください.
  • オペレーティングシステム(OS)は,利用できるソフトウェアの種類が多いので,
    Microsoft 社の Windows 10 もしくは 11
    または,
    Apple社 の macOS を使ったものが適しています
    メモリは 8 GB以上
  • CPU(中央演算装置)は一概には言えませんが,あくまで目安として中級以上( Intel Core i5 第11世代以降 もしくは AMD Ryzen 5 第5世代 またはそれ以上)のCPUを備えたものであれば,動画配信授業を受講する上ではほぼ問題がないと思われます
  • 本学の学生は費用負担なしで
    ・ Office365
    ・ ウィルス対策ソフト
    を使えますのでそれらがインストール済みのPCを買う必要はありません

なお,本学のいくつかのサテライト室(計算機室)は COVID19 対策の下で開室しております.上記の端末や通信回線の準備が難しい皆さんはサテライト室をご利用下さい.サテライトの開室状況はこちらをご参照ください.

通信回線

家やアパートに固定回線によるインターネット接続を確保することをお勧めします.オンライン授業の受講に際しては,容量の大きな動画をダウンロードして視聴する必要があるため,通信量の制限のない回線が適しています.通信量の上限が定められている携帯電話などの契約では,パケット数上限に達してしまう可能性がありますのでご注意ください.

1.1 統一認証

統一認証システムは,皆さんが学内の多くの重要なシステムを使うための「認証」(利用者が本人であることを確認する作業)を担っています.統一認証のパスワードを正しく管理することは,授業の履修,成績などの個人情報を守るうえで大変重要です.以下のステップで統一認証について理解し,入学時に与えられた初期パスワードを,自分しか知らないパスワードに変更してください.

作業
  1. ICTガイドの「4.1 統一認証システム(E)をよく読んで理解してください.
  2. https://account.tsukuba.ac.jp/ にアクセスして,自分のパスワードを入学時に配布された初期パスワードから,別のものに変更してください.パスワードは最大16文字の長さに設定できますので,できるだけ 16 文字とし,単純すぎるものは避けてください.
チェック項目
  • あなたの UTID-NAME は何ですか? また,UTID-13 は何ですか?

これで学内の各種システムを UTID-NAME や UTID-13 と自分で設定したパスワードで使うことができるようになりました.

1.2 Microsoft 365 メール

学生全員に電子メールのアカウントが与えられています.大学からの連絡事項は,このアドレスに送られます.常にチェックできるようにしましょう.特に LINE やその他のSNSしか使わない習慣のついている人は注意が必要です.
Microsoft 365 メールではメールの送受信を行います.このアドレスは Microsoft 製品を利用する時にも使用します.

作業
  1. Microsoft 365 のパスワード設定を行う
  2. ICTガイドの「9. Microsoft 365 メールの使い方(E)に目を通してください.
  3. https://portal.microsoftonline.com/ からMicrosoft 365 メールにサインインし,「Outlook」を使ってテストのメールを作成して送信します.送信先は着信が確認できる自分や家族のメールアドレスとし,送信が適切にできていることを確認してください.
  4. Microsoft 365 メールに着信したメールのチェックが常時行えるように,自分が使っているスマートフォンなどの情報端末で読めるように設定してください.
チェック項目
  • あなたのMicrosoft 365 メールアドレスは何ですか?

ここまでで,Microsoft 365 メールの読み書きをすることができるようになりました.

1.3 TWINSとKdB

TWINSは,授業の履修登録と成績を管理するシステムです.授業に出席し,単位を取得するためには,決められた期間に履修するすべての科目の履修登録を行う必要があります.また,TWINSの中には授業に関連したお知らせを掲示する掲示板が設置してあります.KdBは,学群・大学院の全授業の情報を検索できるデータベースです.KdBを閲覧する時にはログインは必要ありません.

作業
  1. ICTガイドの「5. TWINS利用ガイド(E)全体に目を通してください.
  2. https://twins.tsukuba.ac.jp からUTID-NAMEとパスワードを使ってTWINSにログインし,「HOME」ページのおしらせや,掲示,学年暦が見られることを確認してください.
  3. ICTガイドの「6. KdBを利用したシラバスの閲覧(E)に目を通してください.
  4. TWINSのメニューにあるボタン「KdB」または https://kdb.tsukuba.ac.jp からKdBにアクセスして,自分の学類/専門学群/学位プログラムで開講する授業の一覧が見られることを確認してください.
  5. TWINSメニューの「ログアウト」ボタンを押してTWINSからログアウトしてください.
チェック項目
  • 春Aモジュールに開始される科目の履修登録はどの期間に行う必要がありますか?
  • 春Bモジュールで終了する科目の期末試験期間はいつですか? その科目の成績がTWINSで見られるようになるのはいつからですか?

ここまでで,UTID-NAMEとパスワードでTWINSにログインすることができるようになりました.実際の履修登録は,学類/専門学群/学位プログラムのオリエンテーションで説明を受けてから行ってください.

1.4 manaba

manabaは学習管理システムの一種です.学習管理システム(Learning Management System:略してLMS)とは,教員と学生が授業における様々な活動(講義資料の配布やレポート課題の提出、出席など)を,授業ごとに設けられたWebページ(コースページ)を介して行うためのシステムです.TWINSで履修登録をすると,翌日からその授業のコースページにアクセスすることができます.オンライン授業の実施に際しては,講義資料の配布や,説明音声ファイルや動画ファイルへのリンクの周知など,manabaが中核的な役割を果たすことになります.

作業
  1. ICTガイドの「7. 学習管理システム(manaba)(E)全体に目を通してください.
  2. https://manaba.tsukuba.ac.jp にアクセスして,UTID-13 または UTID-NAME とパスワードを使ってログインしてください.TWINSで履修登録をすると,その翌日から授業のコースページにアクセスできるようになります.
  3. ICTガイドの「7.3. 初期設定」に従って,基本設定と個別設定を確認してください.manabaの利用に慣れるまでは,各種リマインダがMicrosoft 365 メールに届くように設定しておいてください.
  4. 学類/専門学群/学位プログラムのオリエンテーションで資料配布などにmanabaを利用する場合には,オリエンテーションの前に連絡用のコースが設置されます(学類/専門学群/学位プログラムによって異なります).コースが確認できる場合にはそのコースページの告知や資料を確認してください.

(参考)教育クラウド室 manaba のページ
(こちらのページからも manaba にログインできますが,授業開始直後は,混雑によりアクセスできない場合があります.「作業」の 2. にある https://manaba.tsukuba.ac.jp にアクセスすることを推奨します)

チェック項目
  • 「登録キー」を用いて自分でコースに参加する方法について確認しておいてください.教員から配布された「登録キー」を使うことで,TWINSで履修登録を行わなくてもmanabaのコースを使うことはできます.しかし,その科目を履修して単位を得るためには,必ずTWINS上で履修登録を行わなければなりません.注意してください.

これで授業科目ごとの資料や動画ファイルの共有が行われる学習管理システムを使う準備ができました.

2.受講編

2.1 Microsoft 製品を使うための準備

1.2 Microsoft 365 メール の『作業』を行っていない場合、パスワードの設定が必要になります。

  1. パスワードを設定する
    詳しくはこちら「Microsoft365(M365)利用までの手順」(PDF)
    ※「全学計算機システムのメールについて」を参考に既にパスワード設定済の場合は、この手順は不要です。
  2. Microsoft 365 にログインして、オンライン授業を受ける準備をする
    詳しくはこちら「Microsoft Office 365にログインしてオンライン授業を受ける準備をする手順」(PDF)

2.2 オンライン授業の典型的なスタイル

オンライン授業は,概ね3種類ほどの典型的な実施スタイルが考えられます.以下ではmanabaを介して資料などが配布されるケースを説明していますが,manabaではない別のウェブページを用いることも考えられます.実際の配布の仕方や質問などの先生とのやり取りの方法については,それぞれの授業の担当の先生の指示に従ってください.

資料 (manaba)+説明音声 (manaba)

PDFファイルなどの講義資料と,それを説明する音声ファイルがmanabaなどで配布されます.資料を見ながら音声ファイルを聞いて受講してください.

動画 (manaba+Stream)

パワーポイントでのプレゼンテーションや,教室での授業の模様を録画した動画を見て受講する形式です.動画にアクセスするためのリンクがmanabaで告知される場合には,それをクリックすることで視聴することができますが,動画本体はMicrosoft StreamやYouTubeなどの配信サーバに置かれています.

Streamに置かれた動画をmanabaから見る場合には,あらかじめブラウザの一つのタブ(ウィンドウ)で M365 に @u でサインインしておき,別のタブ(ウィンドウ)で動画へのリンクをクリックして動画を見てください.@uにサインインせずに動画へのリンクをクリックしたときは,サインインを求めるメッセージが表示されますので,別のタブ(ウィンドウ)でサインインした後に,動画へのリンクのページを再読み込みしてから再生してください.

動画がブラウザのウィンドウの中で再生されて,表示が小さいときには,再生画面にある「全画面表示」ボタンを押すことで拡大して見ることができます.

リアルタイムオンライン授業 (Teams, Zoom)

講義資料を事前に配布し,決められた時間に開始される授業にリアルタイムで参加する形式です.学生参加者も発言やプレゼンテーションが行える電子会議システムを用いる方式と,講義の模様がライブ配信されるものを視聴する方式があります.参加する際には,あらかじめ先生が指定した方法で,ウェブブラウザや専用アプリケーションで電子会議システムやライブ配信システムに接続する必要があります.

以下に代表的な電子会議システムを使って会議に参加する(授業に参加する)方法を説明したページへのリンクを示します.

Microsoft Teams
Zoom

zoom は学術情報メディアセンターでは取り扱っていません.
授業で zoom を用いるように指定されている場合は、zoom に関する質問等は授業担当者に問い合わせてください.

著作権について

一般に著作物を利用するには、原則として権利者の許諾が必要です。授業の中で資料や教材を用いる際などは例外的に許諾なしで著作物を使える場合があり、オンライン授業でもそれを利用して資料・教材が受講者に配布される可能性があります。しかし、資料を受け取ったからといって、受講者がそれをさらに複製したり配布することが許されるわけではありません。

また、授業の音声や動画も、一般には著作権の保護の対象ですから、受講のために許諾された範囲を超えて複製したり配布したりすることはできません。

(参考)

困ったときには

等を参照してください。