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天竜川の総合土砂

天竜川流砂系総合土砂管理計画検討委員会【下流部会】

委員会の活動をご紹介します。

委員会の概要

 天竜川は、中央・南アルプス間を流下する急流河川です。天竜川流域は、中央構造線等による急峻な地形と脆弱な地質からなります。天竜川流域では、土砂に起因した様々な課題があり、土砂災害・ダムの堆砂、河川における樹林化の進行、遠州灘沿岸の海岸侵食等があげられます。

 このように、土砂生産域、ダム領域、河川領域、河口・海岸領域それぞれの領域において、土砂に関わる課題を抱えているため、水系一貫した土砂管理を実現するための総合土砂管理計画を策定する必要があります。

 このため、天竜川の水系一貫した総合土砂管理計画の策定に向け、主に天竜川下流域※の各領域における様々な課題について、学識経験者の科学的・技術的知見から助言を得ることを目的とし、下記の委員会を設置しました。

※天竜川下流域とは佐久間ダム貯水池上流端より下流域を指します

令和4年5月17日 第5回下流部会委員会

配付資料

議事要旨

天竜川流砂系総合土砂管理計画検討委員会【上流部会】
https://www.cbr.mlit.go.jp/tenjyo/think/ryusakei.html

天竜川流砂系総合土砂管理計画【第一版】を策定しました

 天竜川流砂系では、土砂災害の発生や河床上昇、ダムへの堆砂の進行、局所洗掘、海岸侵食といった各領域における防災上の課題が多くあり、早期に対応を図る必要があります。

 しかしながら、各領域の問題を解決し、かつ流砂系の健全な土砂動態を目指していくためには、各領域を管理する管理者や利用者、地域住民等の相互連携が不可欠であり、総合的な土砂管理の枠組みを整えることが急務であります。

 以上のことから、「天竜川流砂系総合土砂管理計画(第一版)」を策定し、その取組を推進していくものです。