2階建て車両を導入! 名古屋~出雲を結ぶJRバス中国の夜行バス「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」乗車記。設備&シートも解説 | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

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by バス比較なび

乗車体験記

2階建て車両を導入! 名古屋~出雲を結ぶJRバス中国の夜行バス「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」乗車記。設備&シートも解説

2024年より車両が変更され、2階建て車両が導入されたJRバス中国の「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」。このたび、さっそく乗車して2階建て車両を体験してきました! 車内設備や2階からの景色、さらに名古屋駅・出雲市駅のバスのりばについても徹底的に解説いたします。


「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」外観はJRバスらしい見た目

青・白・黒がベースの外観はJRらしいいつものデザイン。ツバメがシンボルマークです。

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バス外観

バスの出入口は車両中央部、普通の夜行バスだと一番前なのでちょっと新鮮ですね。

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2階に上がる階段とトイレ
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お客の出入口は中央、車両前方は運転手さんの出入口

シート周りや設備を紹介

快適な3列独立シート

出雲・松江・米子ドリーム名古屋号に使われる2階建てバスは3列独立シートを採用。ひろびろとした快適なシートで、ブラウンを基調としたシックで落ち着いたデザインです。

プライベートスペースが確保される独立3列シート.jpg
プライベートスペースが確保される独立3列シート
リクライニングも十分.jpg
リクライニングも十分
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前の席との間隔も広くて快適
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枕部分

シート周辺設備

コンセントはもちろん各座席に完備。フットレストやレッグレストのほか、読書灯もあります。

肘掛け下にあるコンセント.jpg
肘掛け下にあるコンセント
読書灯、カーテンが無いので消灯後は付けにくそう.jpg
読書灯、カーテンが無いので消灯後は付けにくそう
レッグレストもふかふか.jpg
レッグレストもふかふか
大きくはないですが、フットレストも触り心地がいいです.jpg
大きくはないですが、フットレストも触り心地がいいです

前のシートの背面には手荷物ネット、窓側席には壁にも小さい手荷物ネットが設置されています。中央席はフットレストの裏に手荷物ネットがありました。そこに付けるんですね。

手荷物ネット(窓側席).jpg
手荷物ネット(窓側席)
手荷物ネット(中央席).jpg
手荷物ネット(中央席)
トートバッグくらいならここのスキマに置けます.jpg
トートバッグくらいならここのスキマに置けます
ドリンクホルダーはフットレスト横に設置.jpg
ドリンクホルダーはフットレスト横に設置

シート周りの説明.jpg
シート周りの説明

また、窓側シートと一部中央席限定になりますがちょっとしたサイドテーブルが備え付けてあります。スマホがちょうど置ける程度の大きさですが、サイドテーブルとしては十分。

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サイドテーブル
上げるとこんな感じ、スマホは十分置けます.jpg
上げるとこんな感じ、スマホは十分置けます

エアコンは頭上で調整可能。荷物棚もありますが、2階建てということで大きくはないのでリュックは預けてしまうほうが楽だと思います。

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エアコン
荷物棚もありますが、大きいものは預けてしまうのが楽そう!.jpg
荷物棚もありますが、大きいものは預けてしまうのが楽そう!

ビジネスシート

車両の2階前方には広々と使えるビジネスシートを6席配置。シートの前後間隔は約118cmに拡大されており(通常は約80cm程)、ゆったりと座ることができます。快適度がぐぐっとアップするので、予約の際にはぜひチェックしてみてください!

ビジネスシートにはシート間の仕切りのほか、可動式枕・オットマン(足置き)も設置されています。これは睡眠の質にも期待できそう。

ビジネスシート.JPG
※画像提供:JRバス中国

ビジネスシート2.JPG
※画像提供:JRバス中国

さらに、バスの構造的に中央付近から1階・出口へ降りることになるので、2階前方にあるビジネスシートは人の往来がかなり少なくなります。そういう意味でも、快適に寝られそうですね。

トイレは1階

トイレは階段を下りた1階に。

トイレ、電気は外でON_OFFできます.jpg
トイレ。電気は外でON・OFFできます

頭上注意です.jpg
頭上注意です

1階のシートは、トイレや荷物入れ場などでスペースが使われているため計7席。一般の座席は6席。プラス、バリアフリー専用の座席が1席です。2階席の座席数が27席ということを考えるとかなり少ないですね。コンセントやフットレストなど、基本的な設備は2階も1階も同じです。

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1階席
1階席、この先が運転室なんですね.jpg
1階席、この先が運転室なんですね

エンジンに近かったり、景色が悪かったりというデメリットはありますが、そのぶん人は少なく静かに過ごせるかもしれません。景色については夜行なのでほとんど関係ありませんしね。

聞くところによると、こちらの車両は新導入ではあるものの車両自体は新しいもの(新製造)ではないようです。実際、車内は結構使い込まれてる感じはありました。それでも全然キレイでしたけどね。


実際に乗車!

今回わたしが乗車したのは通常の3列シート。せっかくの2階建てバスということで、バッチリ2階席を押さえました!

スタートは名古屋駅新幹線口から

バスが出るのは名古屋駅の新幹線口。銀時計があるほうですね。のりばは1番のりばです。

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名古屋駅新幹線口
待合室にのりば案内もあるので安心.jpg
待合室にのりば案内もあるので安心

外にある乗り場案内も分かりやすい!.jpg
外にあるのりば案内も分かりやすい!

出発の15分ほど前にはバスがロータリーに入ってきました!

名古屋駅ロータリーに入ってくる出雲・松江・米子ドリーム名古屋号.jpg
名古屋駅ロータリーに入ってくる出雲・松江・米子ドリーム名古屋号
バス到着!.jpg
バス到着!

行き先の表示は前のほうに.jpg
行き先の表示は前のほうに

入口すぐ右手の階段で2階席へ。8割くらいの乗車率、名古屋駅を定刻で出発しました。

まあまあの乗車率.jpg
まあまあの乗車率

すぐに休憩、大山田パーキングエリア

出発後はアナウンスが入り、消灯や休憩場所についての説明があります。トイレに関して、なるべく停車中にというアナウンスもありました。階段の上り下りが危ないということでしょうか。

休憩は40分ほど走った三重県桑名市の大山田PA。さて降りて写真を…と思ったら、なんとどしゃ降り! これから寝るのに、ずぶ濡れになったら大変ということでバス内からパーキングエリアの写真だけ撮っておきました。トイレがバス内にあるのでこんなときも安心です。

大雨の大山田PA.jpg
大雨の大山田PA

ちなみに大山田PAには24時間営業のローソンがあります。

休憩後は消灯

大山田PA出発後は少しして消灯。この先、乗務員休憩はありますが乗客の休憩はありません。最初の停留所である米子駅まで、姿勢を変えながら眠ります。

無事に到着

早朝、米子駅到着前に電気がついてアナウンスが入りました。

まだまだ薄暗いですね.jpg
まだまだ薄暗いですね

米子駅・松江駅で乗客を降ろしたあと、高速道路の停留所にもいくつか停まって終点の出雲市駅に到着です! 松江駅を出てすぐくらいに、右手に宍道湖が見えてとてもきれいでした。

松江を過ぎると右手に宍道湖.jpg
松江を過ぎると右手に宍道湖
出雲に到着.jpg
出雲に到着

出雲市駅発の便は北口の3番のりばから発車。こちらののりばも分かりやすいです。

出雲市駅前3番のりば.jpg
出雲市駅前3番のりば

2階建て車両に乗ってみての感想

やはり2階席は高いところにあるということで、道路の凸凹の影響はだいぶ少なくなっているように思いました。普通の車両に比べて上下に大きく揺れたりというのはあまりなかった気がします。

とはいえブレーキやカーブ時は普通に身体が動きますし、まったく揺れないということはありません。乗り物酔いの具合など、人によって1階がいい・2階がいいというのは変わりますので、空き状況とも相談して決めてくださいね。

景色に関しては2階のほうが圧倒的によいですが…夜行バスだと見る機会が少ないので、個人的には大きい判断材料にはならなそうだと感じました。


まとめ

今回、名古屋~出雲ということでなかなか長旅になりましたが、疲れ切ることなくすっきりと出雲で朝を迎えることができました。休憩が少なく、途中でライトが付くことがないのが意外といいのかも?

名古屋~出雲を移動する際は、2階建てバス「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」に乗車してみてはいかがでしょうか。

※取材協力/JRバス中国


※本記事は、2024/10/07に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

この記事を書いたライター

Goomba

ライター 20代 / 男性

寒いところが好き

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