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積立投資とは?28歳から始めて何歳で1,000万円貯まる?

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積立投資とは?28歳から始めて何歳で1,000万円貯まる?
  • 2020年12月25日
  • 2024年2月22日
投資は社会人経験を積んでから行うものと思われていたのも今や昔。最近では、若いうちから「投資」に取り組む人が増えています。「興味はあるけど、素人だし何をしていいかわからない」と思う人もいるはず。そこで今回は、これから投資を始めたい人にぴったりの方法である「積立投資」について解説します。積立投資はどのような方法で、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。具体的なお金の増え方のシミュレーションと併せて紹介します。

積立投資とは

積立投資とは
(画像提供:kai/stock.adobe.com)
積立投資とは、一定の期間ごとに一定の金額ずつ同じ銘柄を購入していく投資手法のことです。毎月・毎週・毎日コツコツとお金を積み立てていく投資なので「積立投資」と呼ばれます。特定の投資対象を指す言葉ではなく、株式や投資信託、金(ゴールド)などさまざまな投資でこの手法を取り入れることができます。

積立投資のメリット

それでは積立投資にはどのようなメリットがあるでしょうか。また、積立投資が投資初心者や若い人に向いていると言われるのは何故なのでしょう。その理由を探っていきたいと思います。

初心者でも簡単に実践できる

積立投資は、いったん銘柄を選んで設定を済ませれば、あとは設定した間隔で設定した金額ずつ自動的に口座からお金が引き落とされ、積み立てられていき、そのお金をもとに資産運用の専門家が運用します。
売買のタイミングで悩んだり、その都度手続きをしたりしなくても済むので簡単でストレスもなく、初心者や普段忙しい人でも取り組みやすいでしょう。

リスクを抑えやすい

投資の世界には「卵を1つのカゴに盛るな」という格言があります。自分の資産を1ヵ所に集中させていては、何かトラブルがあったときに全滅してしまいます。いくつかに分散させて所有しておくことで、全滅のリスクを避けたほうがよいという教訓です。
ここでいう「分散」には、投資対象(株式や債券など)や投資するエリア(先進国や新興国など)の分散などがありますが、「時間」の分散も含まれます。
一度にまとまった金額を投資するのではなく少額ずつ複数回に分けて投資することで、高値づかみで損するリスクを抑えることができます。少額ずつの投資なら、手元の資金が多くなくても始めやすく続けやすいのもうれしいポイントです。

時間を味方につけられる

若い人は「まだ知識がない」「お金がない」と投資を遠ざけてしまうかもしれませんが、実は、若さは投資をするうえで大きなアドバンテージになります。なぜなら、若いということはそれだけ投資に取り組む期間を長く確保できる可能性が高いからです。
投資の利益は投資できる期間が長いほど得やすくなります。先述のとおり時間を分散できるというのも理由の1つですが、お金が複利で増えていく(=雪だるま式に増えていく)というのも大きな理由です。どれくらい増えていくのか、このあとでシミュレーションしていきます。

積立投資のデメリット

積立投資のデメリット
(画像提供:hanasaki/stock.adobe.com)
積立投資のデメリットも知っておきましょう。おもなデメリットは、短期間で大きな利益を求めるのには向いていないという点です。
「一定のタイミングで少額ずつ長期的に取り組む」のが積立投資の基本スタイルです。「値動きが上下するタイミングを見計らって大金を一気につぎ込んでドカンと増やす」のと真逆ですので、大きな失敗はしにくい反面、短期間で大きな成功を収めるのは難しいでしょう。

ゴールを設定してから始めよう

投資を始めるときは、まずその投資で目指す目標(ゴール)を決めて取り組むのがいいでしょう。
例えば「40歳までに1億円貯めてアーリーリタイアしたい」という人と「老後に向けて2,000万円用意しておきたい」という人では、どれくらいの期間、どれくらいの金額を投資して、どれくらいの利回りを目指せばいいのかが異なります。
元手資金や目指すリターンが違えば、どんな商品をどんな手法で運用すべきなのかも違ってきます。どのような投資をしていくかの方針を定めるためにも、まずは自分が目指したいゴールについて考えてみましょう。

毎月3万円で積み立てた場合

ゴールが決まったら、それを達成するには今からどうしていけばいいのか逆算していきます。ここからは、いくら積み立ててどれくらい運用すれば最終的にいくらになるのか、その目安を見ていきましょう。まずは、毎月3万円ずつ積み立てた場合です。
毎月3万円で積み立てた場合
最初はどれも大差ないように見えても、時間の経過とともに利回りによる差がどんどん大きくなっていきます。特に年7%で運用できたときの20年後、30年後のお金の増え方は顕著です。元手資金が大きいほど、投資期間が長いほど、運用利回りが高いほど、利益を出しやすくなるのが投資の基本です。
運用せずに積み立てる場合は1,000万円貯めるのに27年10ヵ月かかりますが、年3%で運用できれば20年3ヵ月まで短縮できます。

毎月5万円で積み立てた場合

では次はもう少し頑張って元手資金を捻出して、月5万円ずつにした場合を見てみましょう。
毎月5万円で積み立てた場合
もし月5万円ずつ30年運用して年平均7%で運用できれば、運用せずに積み立てた場合と比べて約3.4倍、金額にして4,300万円もの差になります。運用しない場合は16年8ヵ月、年3%で運用した場合は13年7ヵ月で1,000万円に到達します。

40歳までに1,000万円貯めるための積立額

今度は目標金額から毎月の積み立て額を逆算してみましょう。現在28歳の人が「40歳までに1,000万円貯める」という目標を立てたとしたら、毎月いくらずつ積み立てていけば到達できるのでしょうか。
40歳までに1,000万円貯めるための積立額
12年後に1,000万円用意するには、運用しない場合は月7万円程度、年3%の運用なら月5万8,000円程度、年5%の運用なら月5万円程度の積み立てが必要ということになります。当然ですが、運用がうまくいけばいくほど、少ない元手資金で1,000万円というゴールにたどり着けます。

積立投資はできるだけ若いうちから取り組むのが吉!

積立投資は、毎月同じ銘柄を同じ金額ずつ自動的に購入していくだけなので投資初心者でも取り組みやすく、しかもリスクを抑えて失敗しにくいというメリットもあります。
投資する期間をできるだけ長くすればするほど、リスクを抑えながら複利の効果が発揮されやすくなります。元手資金が少なくても取り組めますので、ぜひ若いうちからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

執筆者:株式会社ZUU

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