韓国俳優キム・ゴウンさんがいつも美しい秘訣は?映画『破墓/パミョ』スペシャルインタビュー【#美的エンタメ部】 | 美的.com
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2024.10.23

韓国俳優キム・ゴウンさんがいつも美しい秘訣は?映画『破墓/パミョ』スペシャルインタビュー【#美的エンタメ部】

ハードなサスペンスからピュアなラブストーリーまで、どんな作品でも圧倒的な役作りで魅了する、韓国きっての実力派女優、キム・ゴウンさん。2024年10月18日より日本公開のサスペンス・スリラー映画『破墓/パミョ』では、お祓いを行なう巫堂(ムーダン ※)の「ファリム」役を演じているキム・ゴウンさんに、今作への思いから普段の美容法までインタビューしました!

ファリムは内外ともに深みのある大きな魅力を持っている人物です

――今作のファリム役で圧巻の巫堂を演じて、第60回百想(ペクサン)芸術大賞の最優秀主演女優賞を受賞されました。そもそもオファーを受けた際、チャン・ジェヒョン監督による脚本と、役の第一印象はどのようなものでしたか?

まず、想像しなければいけないところが多い台本だな、という第一印象でした。この台本が実際にはどのように実現されるのか、そこが一番気になったところです。ただ、チャン監督は、心から尊敬して信頼する監督ですので、撮影するにあたってとくに心配するところはありませんでした。

ファリムについては、大きな魅力を持っている人物だと感じました。内なる力のある人物の場合、だいたいは年配のかたを描くことが多いように思います。ですが、ファリムは若い年齢にも関わらず、内外ともに深みのある人物で、実力のある巫堂として描かれていると受け取りました。

――巫堂は、現代科学では解明できない現象と対峙する職業ですが、表現するにあたって難しかった点はありましたか?

私は世の中のすべてのものは、科学的に説明されるものではない、と基本的には思っているんです。そういう意味においては、科学的に説明されないものと対峙する巫堂という職業ではありましたが、そこまで難しいとは思わずに演じることができました。

――今作では、風水師サンドク役のチェ・ミンシクさん、弟子ボンギル役のイ・ドヒョンさん、葬儀師ヨングン役のユ・ヘジンさんといった共演者のかたたちとの場面も多くありました。共演者のみなさんの印象は?

今おっしゃった共演者のみなさんとは、今回の作品を通じて初めてご一緒した先輩や後輩なんです。最初から親近感を覚えるようなかたがたでしたし、撮影が進むにつれて、まるで以前から知り合ってきた間柄のように、とても仲良くなりました。

一見、簡単に近づけないオーラのようなものがあるかたがたではありますが、共演させていただいて実際に知り合ってみると、本当に温かみのあるかたばかり。そして、ちょっと冗談も言うようなかたがたなので面白くて、現場でも楽しく過ごすことができました。

――キム・ゴウンさんの出演作はすべて観ていますが、例えばコン・ユさんと共演した「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」の女子高生チ・ウンタク役はとても愛らしかったですし、今作のファリム役は凛々しい女性。今後、新しい姿を披露する映画『大都市の愛し方』の日本公開やNetflixシリーズ「自白の代価」など待機作が控えています。さまざまな役ごとに心がけていることといえば?

いつも台本に忠実に演技しようと心がけています。演じる役はもちろん、その作品のことはすべて台本に表れているので、そこから多くのことを探そうとしていますね。台本をベースにして、その人物の外見はもちろん、歩きかた、態度、振る舞い、価値観といった細部に至るまで、推測していく。それぞれの作品の役に応じて、そのように取り組んでいます。

しっかり食べて、いいエネルギーを生んで、気持ちよく働きます

――お話は変わりますが、ロングからベリーショートへと髪型を変えたのは、役のためでしょうか? コスメやファッションでも変化がありましたか。

先ほど少しお話の出た、今撮影中のチョン・ドヨン先輩とご一緒しているドラマ「自白の代価」の役のために、髪をショートヘアにしました。普段はお仕事以外、ほとんどメイクをしないので、髪型によってのメイクの変化はないですね。ファッションについても、今のところは髪が長い時からあまり変わっていないのですが、今後はショートヘアに似合う服装にしてみようかな、と思っています。

――今回、公式初来日ということで、日本で行きたい場所はありますか?

北海道に行ってみたいです。雪がたくさん降っている時期に、スノーボードをやってみたいですね。

――いいですねえ、では冬にまたお待ちしています! 今日もすごくお美しいですが、撮影でご多忙のなか、美容面などライフスタイルで意識してやっていることは?

今は休みの日がほとんどなくて、一日一パックするくらいで、あまり美容面でのケアはできていないかな。だからこそ、とにかくしっかり食べようと心がけています。私は食べることが大好きなので、しっかり食べて、その力でまた一生懸命働きたいと思っているんですね(笑)。そうすると本当に気分もよくなりますし、いいエネルギーが生まれるので、いいエネルギーが充電できたら、また気持ちよく働くことができるんです。

――食べることは大事ですよね。いろいろなお話をありがとうございました。最後に、『破墓/パミョ』をご覧になる日本のみなさんにメッセージをお願いします。

『破墓/パミョ』は、実際に映画館に足を運んでご覧になっていただくと、より楽しく面白く観られる映画だと思います。日本のみなさんにも、たくさん映画館を訪れて、観ていただけたら嬉しいです。

PROFILE

キム・ゴウン 김고은 / Kim Go Eun

1991年72日、韓国・ソウル生まれ。女優。映画『ウンギョ 青い蜜』(2012)で女優デビューし、韓国のアカデミー賞といわれる「大鐘(テジョン)賞」他、各映画賞の新人賞を総なめにした。ドラマデビューとなった「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」(16)で主演を務め、韓国のゴールデングローブ賞といわれる「百想(ペクソン)芸術大賞」のテレビ部門で女性新人演技賞を受賞し、ヒロインを演じた「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」(1617)は社会現象を巻き起こした。その他の出演作は、『その怪物』(14)、『コインロッカーの女』(15)、『メモリーズ 追憶の剣』(15)、「ユミの細胞たち」シリーズ(2122)、「シスターズ」(22)など。

Information

映画『破墓/パミョ』
新宿ピカデリー他大ヒット上映中
https://pamyo-movie.jp/

巫堂(ムーダン)のファリム(キム・ゴウン)と、弟子のボンギル(イ・ドヒョン)は、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、桁違いの報酬で依頼を受ける。すぐに、先祖の墓が原因だと気づき、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師ヨングン(ユ・ヘジン)も合流する。やがて、4人はお祓いと改葬を同時に行なうが、掘り返した墓には恐ろしい秘密が隠されていて……。

監督・脚本:チャン・ジェヒョン
出演:チェ・ミンシク、キム・ゴウン、ユ・ヘジン、イ・ドヒョン
配給:KADOKAWAKADOKAWA Kプラス
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※霊に仕え、吉凶を占ったり、お告げをする事を職業とする人。主に女性を指す。

撮影/猪原悠 取材・文/かわむらあみり 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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