なるべく暖かい季節に
オイルアップしたい
【右/お手入れ前】オイルアップしていないと、ブーツ表面は全体的にカサカサした状態。革自体も硬く、履き心地もあまり良くない。【左/お手入れ後】オイルアップしてやるだけで表面のツヤが戻り、素材自体の柔らかさも復活する。見た目自体は若干の変化だが、履き心地は良くなる。
バイクに乗る際の靴は丈夫な革素材のものが最適だが、レザージャケット同様、手入れを怠れば寿命は短くなる。布製のスニーカーのように水洗いは避けた方がよいので、表面の汚れは軽くブラッシングするか、ウェットシートなどで拭き取るだけにしておこう。メンテナンスとして大事なのは、定期的なオイルアップ。革素材は、なるべくオイルを浸透させた状態を保った方が、履き心地もよく、長持ちもしやすい。
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ホコリやゴミをしっかり除去しておく!
編上げ状のブーツであれば、靴紐(レース)はあらかじめ外しておく。タンやアイレットもしっかり掃除できるようしておこう。
表面の汚れをブラッシングして除去する。特に縫い込みやアイレット部分など、ゴミやホコリが溜まりそうな場所はしっかりブラッシングしてやろう。ブラシ自体は何でもよいが、なるべく柔らかい毛を使ったものがいい。硬すぎると革の表面を傷つけてしまう場合があるので注意。
隅々まで丁寧にオイルアップする
乾いた布にオイルを薄く取り、ブーツ表面で伸ばしながら塗る。全体的にしっとりするまで塗り込んでいくといい。
暑い時期はいいが、寒い時期にオイルアップをするとオイルが固まりやすく塗りにくい。その場合はドライヤー等でしっかり革に馴染ませてやろう。
撥水スプレーで防水処理
オイルを十分に浸透させたら、最後の仕上げに撥水スプレーをかけてやろう。均一に吹きつけられるようになるべく離れた位置から吹く。
オイルアップした表面はカビが発生しやすいので、靴箱などにしまわずなるべく風通しの良い場所で保管しよう。その際も靴紐(レース)は外しておく。
合成皮革のライディングズシューズのお手入れ方法
合皮素材に塗るのはオイルではなく、乳化性クリームを使用する。内装などはウェットクロス等でしっかり汚れを拭いてやろう。消臭スプレーも忘れずに。
【右/お手入れ前】くすみや汚れが目立ち、ツヤもほぼなくなっている。【左/お手入れ後】明暗がくっきりと出て、合皮表面にもツヤが戻った!
まずはシューズ表面を軽くブラッシング。合皮の場合も強すぎると傷つきやすいので、なるべく優しく汚れを掻き出す。
ウェットクロス等で靴表面の汚れを拭き取る。これだけでも合皮素材の場合は綺麗になる。白いゴム素材も磨けば汚れは落ちる。
革素材同様オイルアップをしてもいいが、合皮素材は革素材のように劣化は防げないので乳化性クリームで補色してやるといい。
最後の仕上げに撥水スプレーを吹きかけて終了。かけ過ぎには注意。なるべく離れた場所からスプレーする。
内装が汚れている場合は、ウェットクロス等で汚れを拭き取る。汚れがひどい場合は中性洗剤を使うといい。
内装を洗った際は、しっかり乾燥させてから消臭スプレーを吹き付ける。ここまでやれば、合皮素材のシューズの手入れは終了。
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