オイルは塗りすぎないように
注意したい!
【右/お手入れ前】オイルアップしていない状態だとレザー表面のゴワゴワ感が目立つ。全体的に排気ガス等による黒ずんだ汚れも…【左/お手入れ後】全体的にレザーの色味がくっきりし、レザー表面のごわつき感もなくなった。特にブラックレザー部分はツヤも復活した。
レザージャケットは手入れを怠り、放っておくとレザー素材が硬くなり、寿命も縮まってしまう。適度にオイルアップすることで柔らかくなり、着心地も良くなるのだ。ちなみに、レザージャケットに付着した汚れは、軽くブラッシングするだけでも良いが、汚れがひどい場合は、専用のクリーナー等で洗えば綺麗に落とすことが可能だ。ただし洗った後は、しっかりとオイルアップするのを忘れないように。
まずは、ジャケットの表面をブラッシングし、ホコリや汚れを落とす。ファスナー部やレザー以外の異素材部分は、この時点である程度汚れを落としておこう。
ラナパーのメンテナンスキットを使う。付属のスポンジにレザートリートメントを付け、ジャケットの汚れを取り除きたい部分に適量塗る。折り返し部分などもきっちり塗っておこう。
袖もレザーの場合は、実際に着用して塗った方が隅々まで塗れる。手の届かない場所は脱いでから塗り込む。
霧吹きなどを用意し、レザートリートメントを塗った部分に水を掛けて湿らせておく。水の掛け過ぎには注意。サッと吹く程度でいい。
トリートメントを付けたスポンジとは別のスポンジを若干濡らし、付属のクリーナーを適量付ける。付け終わったらスポンジを泡立てておく。
泡立たせたスポンジを使って、トリートメントを塗った部分を軽くこすり洗いする。汚れを落としたい場所を中心に全体的に洗っていく。
クリーナーで洗った部分の泡を、水気を絞った布で拭きあげる。汚れが残っている場合はクリーナーの洗浄と拭き取りを繰り返す。
泡をしっかり拭き取り、汚れが落ちたのを確認できたら、仕上げにもう一度トリートメントを塗り、革に潤いを与えておこう。
メッシュジャケットのお手入れ方法
メッシュジャケットは縫製がほつれる可能性があるので洗濯機の使用は不可。3 シーズン使用できるものは取り外し可能なインナーも外して洗浄したい。
まずはジャケットにあらかじめ挿入されているプロテクターを取り出す。プロテクターポケットを傷つけないように注意しよう。
今回洗濯するメッシュジャケットには、脊椎、肘、肩と合計5 つのプロテクターが付属。全て取り外してから洗浄に臨もう。
プロテクターを全て取り外したジャケットのメッシュ部分をブラッシング。汚れが詰まっている目地を中心にゴミや汚れを掻き出す。
ジャケット表面のゴミやホコリを掻き出せたら、大きめのバケツなどに中性洗剤を入れて軽く揉み洗いする。すすぎと揉み洗いを繰り返して洗剤が落ちたら洗濯は終了。
あらかじめ取り外しておいたプロテクターの体に当たる部分へ消臭剤を吹きかける。割れや劣化があれば交換すること。
最後にすすぎ終わったジャケットを軽く絞ってから風通しの良い場所に陰干しする。水分が滴り落ちるので、下にバケツ等を置いておく。