掲載日:2021年02月10日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY 取材・写真・文/ガスグラフィックス
1995年から始まったマジェスティ250の歴史は、1995年~1999年の初代(4HC/5CG)、1999年~2004年のマジェスティ/マジェスティC(5GM/5SJ)、2004年~2007年のグランドマジェスティ、そして2007年~2017年のマジェスティ(4D9)と、4世代に渡ってブームを牽引し続けてきた。その中でも、最後の世代=4D9は登場以来11年もの長きに渡ってビッグスクーター界を支えてきた功労者であり、中古車台数の豊富さと手頃な価格設定により、ここに来て少しずつ人気が復活してきたように思う。大阪のGOTTYは、4D9マジェスティ発売当初より精力的にカスタムを手掛けてきたショップのひとつであり、現在でもユーザーは多い。今回紹介するこのブラック&グリーンの車両もその例に漏れず、同店ならではの大胆さとラグジュアリー感を持ち合わせた定番スタイルの1台となる。
基本的なカスタム内容は、フルエアロの装着、50cmのロングホイールベース加工とそれに伴うローダウン。そして、オーディオや電飾装備にフロントフェースペイントと、余すところなく全てを仕上げられている。ロングホイールベース加工はもちろんワンオフによるものだが、それ以外の主要箇所は基本的にボルトオンであることも重要。フルカスタムを楽しむ方向性のひとつとして、ワンオフばかりではないこういったスタイルもある、ということをGOTTYは常々提唱し続けているのだ。一方で、ワンポイントで独自性を主張するカスタムとして、ペイントの大切さも同様。限られた予算の中で、どこに比重を置き、自分だけの1台を手に入れるか。そのバランス感覚は、やはりプロショップと共に学ぶべきだと実感させてくれた車両だった。
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