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ソロテントの主な種類をおさらい
スタンダードな「ドーム型」
ドーム型は天井に丸みを持たせた形の、最もオーソドックスな形状のテント。柱となるポールをまっすぐに立てるのではなく、湾曲に反らせることで、風雨に対する強度を保ち、テントの居住空間を広げている。
大人1人が立っていられるほど頭上にゆとりのあるタイプもあるほど、窮屈感を感じにくい作りになっている。中で簡単な作業や着替えも可能なところが、使い勝手の良いテントであるといえる。
ドーム型は設営も簡単で、メインポールを2本クロスさせてスリーブに差し込むことで立ち上げることができる。慣れると1人でも設営できるため、ソロキャンパーからの人気も高い。丸みを帯びた形は四方からの風を受け流し、山間部の変わりやすい天候にも耐えることができる。
とんがり屋根の「ティピー型」
ティピー型は横から見ると三角形、真上から見ると多角形という、円錐型に近い構造になっている。もともとは、アメリカの先住民が住居用として草原に立てていた。そのため、インディアンテントと呼ばれることもある。
ティピー型テントの特徴として挙げられるのは、組み立てが簡単なこと。『ワンポールテント』とも呼ばれる通り、ポール1本で設営可能なため、キャンプ初心者やソロキャンパーにも向いている。周囲をぐるりとペグで打ち付けることで突風や強い風にも耐えることができ、風を受け流しやすいのも利点の一つだ。
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ソロテントの選び方
軽さ
ソロキャンプは、道具の搬入から設営、撤収まですべて1人でやることになる。そのため、負担を少なく抑えることが、ソロキャンプ成功の第一歩だ。
1人で持ち運ぶことを考えると、荷物はコンパクトに、できるだけ軽くする必要がある。UL(ウルトラライト)という、荷物を極限まで超軽量化するスタイルを目指すなら、1人用でとにかく軽くコンパクトに収まるものを選ぼう。
設置しやすさ
慣れるまでは、テントは1人でも簡単に設置できるものを選ぼう。軽さやコンパクトさも大切だが、1人で設営できないことには始まらない。ワンタッチ式テント、ワンポール式テントなどを選ぶと設営しやすいだろう。
また、ポップアップ式は設置しやすいが、風や雨などの悪天候に弱く、撤収にコツがいるため、苦労することがある。撤収方法までチェックした上で選ぶようにしよう。
前室付きかどうか
どうしても荷物が増えてしまいがちなキャンプでは、雨よけや荷物置きとしても活用できる前室付きのテントが便利。2~3人用のテントをソロで使えば、急な雨や夜露から荷物を守れる。雨や風があってもテント内で簡単な調理ができるなど、キャンプの幅が広がる。前室がない場合は、タープを組み合わせることも可能だ。
耐水圧や通気性もチェック
耐水圧とは、テントに水が侵入してくる度合いを数値化して表現したもの。数値が小さいと水が浸透しやすく、数値が大きくなるにつれ水は浸透しにくくなっていく。
高ければ高いほどいいように思えるが、耐水圧が高いと通気性が悪くなり、テント内が結露しやすくなるため、バランスが大切だ。 耐水圧の高いフライシートと、耐水圧は低くても通気性のいいインナーテントの組み合わせのダブルウォールテントなら、急な天候の変化への対応と快適な居住空間の確保が同時に叶えられる。
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2025年は超軽量or居住性で選ぶ!ヒットしそうなソロテントBEST5
ソロキャンプ、ソロ登山を楽しむ人が激増し、活況を呈しているソロテント界。人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部で「これは売れる!」とセレクトした、2025年おすすめのソロテントを紹介する。
パンデミック後、一気に増えたソロキャンパーやソロハイカーによる需要が激増したソロテントは、現在よりさらなる軽量性を追求。とくに海外ブランドは、環境に配慮した素材を採用することに注力する傾向が顕著に現われている。
【第1位】
MSR(エムエスアール) エリクサー1(updated)
耐久性を高めるためにパーツや生地に改良が加えられて、新たなカラーでリデビューした定番モデル。出入り口ジッパーは直線に近い状態で使われ破損しにくくなっている。
●対応人数:1人
●収納サイズ:48×15cm
●総重量:2.16kg
●最小重量:(フライ/本体/ポール)1780g
丈夫で扱いやすく、コストパフォーマンスにすぐれたエリクサーシリーズのソロ用。2本のポールを2か所で交差させる魚座型に、さらにリッジポールを追加することで前後のパネルをほぼ垂直に立ち上がらせることに成功。インナーなしで自立するフットプリントが付属する。
「新しく加水分解耐性を高めた生地と加工の採用は、ユーザーにとってメリット大。定番を育てる姿勢もいいよね。」(野毛さん)
フライシートの出入り口開閉部(ジッパーフラップのある方)に、
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【第2位】
ZANEARTS(ゼインアーツ) ヤール1
フライ+インナー+フレームでわずか860g。ロープ、ペグ、フットプリント、バッグ込みでも1.15kgという軽さ! シンプルなクロスフレームで設営、撤収も楽々だ。
●対応人数:1人
●使用サイズ:210×135×H95cm
●収納サイズ:直径13.5×37cm
クロスフレーム構造を採用し、設営の簡便さ、耐風性、居住性、携行性をバランス良く実現。フライは15D、ボトムは20Dの薄いナイロンを使用し、シリコーン加工によって引裂強度を向上させ、一般的な30Dナイロンを超える耐久性を誇る。
一般的な山岳テントに比べてサイズはミニマムながら、日本人の体格に適した居住空間を提供。フック式のインナーテント接続により耐風性を向上させている。
「必要十分な性能でありながら、懐に優しい価格帯。それにたっぷりサイズの収納袋にも好感が持てます。」
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【第3位】
RIPEN(ライペン) SLソロ
極薄生地を使うことに慎重だったアライテントが、満を持して発表したSLシリーズのソロモデル。超軽量だが、完成度の高さは多くの山屋のお墨付き。
●対応人数:1人
●サイズ:205×90×95cm
●重量:900g
メーカー最軽量となる、本体・フライシート・フレームを合わせて約900gのソロ用テント。専用のアンダーシートと合わせても約1.05kggという軽さだ。本体とフライシートを収納すると約25×19×8cm、フレームはたたんだ状態で約38cmになり、リュックの容量も節約できる。
「超軽量とはいえ、フロアには30Dの生地が使われアンダーシート付属なので、破損の心配が少ないよね。」
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【第4位】
PUROMONTE(プロモンテ) VEL-10 3S
素材を見直すことで軽量化を図った3シーズンモデル。インナーテント+フライ+ポールでわずか約890gという軽さ。四隅のスリーブにポールをセットするだけで自立し、設営も簡単だ。
インナーテント四隅には短いテントスリーブがあり、ポール先端部
【第5位】
MSR(エムエスアール) ハバハバLT1
人気のハバファミリーにライトウエイトモデルが登場。インナー上部にメッシュパネルが使われ通気性バツグン! 天気のいい夜はフライをはずして星空観察も。
フライ、フロア、メッシュは、環境に配慮した「ソリューションダイ」ファブリック。
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「BE-PALアウトドアアワード 2024」テント部門賞&ノミネートの名品ソロテント

左から、司会進行の編集部ハラボー。審査員は4名。全天候型アウトドアライター・ホーボージュンさん、キャンプコーディネーター/イラストレーター・こいしゆうかさん、アウトドアプロデューサー・長谷部雅一さん、BE-PAL編集長・沢木拓也。
審査員とBE-PAL編集部による選考を経て、2024年のアウトドア業界を代表するようなモノ、コト、ヒトのトピックがノミネートされる「BE-PALアウトドアアワード 2024 大賞」。
注目度が高いテント部門賞に選ばれたソロテントと、テント部門にノミネートされた注目の軽量ソロテントを紹介。
テント部門賞に選ばれたのはアライテント「ライペン SLソロ」
第4回 BE-PAL アウトドアアワード 2024、テント部門賞はアライテント「ライペン SLソロ」に決定した。
1965年に創業した国産テントメーカー、アライテント。これまで軽量化をあえて推してこなかった同社が、ついに“軽さ”を見出した。ポールはスリーブ式で、暗闇でもカンタンにたてることができる。軽さ、使いやすさに優れたテントだ。
質実剛健、職人気質のアライテントがついに軽さを見出した。随所に見られるアイデアに脱帽!

ホーボージュンさん

長谷部雅一さん
アンダー1kgテントの大本命! コンパクトに持ち運びでき、山旅に出かけたくなるテントです

本体は薄い12デニールのリップストップナイロン。入り口のメッシュ窓も小さくして軽量化を実現。
「SLソロは、これまで開発してきたテントとは異なり、軽さに特化した製品です。他のテント同様、皆さまに愛され続ける製品になればと思っています」(株式会社アライテント代表取締役 新井 肇さん)
RIPEN (ライペン) SLソロ
日本の山岳テントを代表する質実剛健なメーカーの製品ゆえに、超軽量に仕立てたテントでも高い耐久性をキープ。誰でも簡単スピーディーに設営できるシンプルさがうれしく、悪天候時や一刻でも早く眠りたいときなどには感謝したくなるはず!
●使用サイズ:205×90×95cm
●収納サイズ:本体・フライシート/約25×19×8cm、フレーム/約38cm
●重量:900g
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数あるテントからノミネート!ゼインアーツ「ヤール1」
ゼインアーツ初となる山岳テント。軽量かつ機能性に優れたモデルで、価格も魅力! フライは15デニール、ボトムは20デニールのナイロンを採用。引裂強度を高めるために、シリコーン加工を施している。
天井上部とドアパネル下部にベンチレーションがあり、空気が下から上に流れる。
ZANEARTS(ゼインアーツ) ヤール1
クロスフレーム構造を採用し、設営の簡便さ、耐風性、居住性、携行性をバランス良く実現。一般的な山岳テントに比べてサイズはミニマムながら、日本人の体格に適した居住空間を提供。フック式のインナーテント接続により耐風性を向上させている。
●使用サイズ:210×135×H95cm
●収納サイズ:直径13.5×37cm
●重量:最小重量/860g(フライシート・インナーテント・フレームのみ)、最大重量/1.15kg(バッグ・ロープ・ペグ・フットプリント含む)
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2024年に本当に売れたソロテントはこれ!全国アウトドアショップの人気BEST10
アウトドアショップへのアンケートを集計し、本当に売れた商品をソロテントの上位10位を発表。
ソロハイカーが増え、超軽量で扱いやすいテントが注目を浴びた2024年。山屋の信頼が高いライペンの超軽量テントが1、2位を決めた。
「ステラリッジテント2」「カミナドーム1」といった使いやすさをあきらめない軽量テントも健闘。ソロキャンやバイク旅に人気のツーリングドームシリーズは3モデルランクイン。キャンプ系ソロテントでは圧倒的な人気を誇る。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 重量 | |||
RIPEN(ライペン) SLソロ | ![]() | ¥63,800 | 900g | |
RIPEN(ライペン) SLドーム | ![]() | ¥68,200 | 980g | |
ZANEARTS(ゼインアーツ) オキトマ2 | ![]() | ¥54,800 | 7.2kg | |
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST | ![]() | ¥21,780 | 4kg | |
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/LX | ![]() | ¥24,970 | 5.2kg | |
MSR(エムエスアール) エリクサー1 | ![]() | ¥35,200 | 2.16kg | |
Coleman(コールマン) ツーリングドームエアー/ST+ | ![]() | ¥25,960 | 4.5kg | |
mont-bell(モンベル) ステラリッジテント2 | ![]() | ¥36,300(本体) | 1.43kg(合計) | |
Finetrack(ファイントラック) カミナドーム1 | ![]() | ¥68,200 | 1.28kg | |
ogawa(オガワ) ステイシー ファルダ | ![]() | ¥59,400 | 4.04kg | |
【第1位】
RIPEN(ライペン) SLソロ
本体(15DリップストップナイロンPUコーティング)とフライシート(12Dリップストップナイロン)、フレームを全部あわせて900g。専用アンダーシートを組み合わせても1050gで同社「エアライズ1」よりも300g軽量化に成功したソロ用ドームテント。なんてことのない作りに見えるが、本体の入り口は出入りしやすいようやや右寄りに付いている。
●本体サイズ:205×90×H95cm
●重量:900g
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【第2位】
RIPEN(ライペン) SLドーム
ダブルウォールの2人用ドームテントでありながら980g(本体・フライ・フレーム。専用アンダーシートは200g)を実現。ドア部分のメッシュを縮小し、アンダーシートも極薄素材を採用するなど徹底して軽さにこだわっている。軽量化をはかってもエアライズゆずりの設営しやすさは健在だ。
●本体サイズ:210×120×H95cm
●重量:980g
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【第2位】
ZANEARTS(ゼインアーツ) オキトマ2
横長だけど、左右ではなく後ろにインナーテントを配置するありそうでなかった構造。完全自立するのでペグが効きにくい川原のキャンプ場や雪上でも設営に困らない。付属のフットプリントはインナーの下にセットするだけでなく、前室側に取り付けてリビングシートとしても使ってよし。
●使用サイズ:395×280×H140cm
●インナーサイズ:350×130×H120cm
●総重量:7.2kg
【第4位】
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST
ソロキャンパーやキャンプツーリング派に絶大な人気を誇るコンパクトドームテント。人気の理由は、ブーツやヘルメットを置けるゆったりめの前室と、別売のキャノピーポールで跳ね上げればタープなしでも快適に過ごせるフロントパネルなど細部まで計算された作りのため。大人2人での就寝も可能だ。
●使用サイズ:265×210×110cm
●インナーサイズ:210×120×H100cm
●重量:4kg

跳ね上げ、下部のみ巻き上げ、全巻き上げなどシーンによって形を変えられるフロントパネル。
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【第5位】
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/LX
奥行きを60cm、高さを10cm広げた2〜3人用「ツーリングドーム」。ゆとりのサイズになっても収納サイズは長さ50cm以下(直径21×49cm)に抑えているのでオートバイのキャリアへの積載も問題ない。軽量化を狙うなら、付属のFRPポールから別売の「アルミポールセット/LX」に変えるのも手。
●使用サイズ:345×210×H120cm
●インナーサイズ:210×180×H110cm
●重量:5.2kg

ひとりでも設営しやすいよう片側はポケットになっている。
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【第6位】
MSR(エムエスアール) エリクサー1
丈夫で扱いやすく、コストパフォーマンスにすぐれたエリクサーシリーズのソロ用。2本のポールを2か所で交差させる魚座型に、さらにリッジポールを追加することで前後のパネルをほぼ垂直に立ち上がらせることに成功。インナーなしで自立するフットプリント付属。
●使用サイズ:218×160×H100cm
●インナーサイズ:218×84×H100cm
●総重量:2.16kg
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【第7位】
Coleman(コールマン) ツーリングドームエアー/ST+
寝室と前室の広さはそのまま、太陽光を遮断するダークルームテクノロジーと通気性にすぐれたワイドエアメッシュを採用し、涼しく過ごせるようになったツーリングドーム。必要に応じて光を取り入れられるクリアウインドウも装備。もちろん別売のキャノピーポールでフロントパネルを跳ね上げ、前室を拡張できる。
●使用サイズ:265×210×110cm
●インナーサイズ:210×120×H100cm
●重量:4.5kg

光を取り入れる窓付き。
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【第8位】
mont-bell(モンベル) ステラリッジテント2
トップクラスの軽さとコンパクト収納を実現した2人用テント。保水しづらい生地を採用しており雨や結露による重量増を低減する。吊り下げ式は立てやすく結露しづらいけれど耐風性に劣ると言われているが、交差部をジョイントパーツで接続しスリーブ式テント同等の耐風性を実現した。(リンク先は本体)
●使用サイズ:130×265×H105cm
●インナー:奥行き210cm
●収納サイズ:本体+フライ直径/14.5×30cm、ポール/直径5×41cm
●重量:合計1.43kg
【第9位】
Finetrack(ファイントラック) カミナドーム1
フライとインナーのクロスラインにイザナステープ(旧名ダイニーマ)を縫い込むことで、軽くて薄い生地の剛性アップ。異なる2種類の径を用いたポールで、頭上空間を大きく広げた設計で圧迫感を低減しているのもユニーク。凍結しにくいビスロンのダブルスライダーファスナー、インナーは入り口の立ち上がりを低くするなど使いやすさへのこだわりもそこかしこにちりばめられている。
●使用サイズ:205×90×H100cm
●総重量:1.28kg
【第10位】
ogawa(オガワ) ステイシー ファルダ
コンパクトなテントでありながら、小さな子どものいる家庭なら親子3人で就寝可能。奥行き110cmのビッグな前室をもつステイシーにスカートと前室両側メッシュ窓を装備したモデル。このおかげで1年中快適に過ごせるようになった。
●使用サイズ:230×300×H130cm
●インナーサイズ:220×150×H120cm
●重量:約4.04kg

前室をフルオープン。フラップを手持ちのポールで張り出してもいい。
決して超軽量ではないが、フレームの折り寸が40cmなのでオートバイのキャリアに載せやすいことも見逃せない。
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アウトドアの達人がレビュー!おすすめソロテント8選
ソロキャンプをしたい人におすすめのソロテントを、アウトドアの達人とBE-PALスタッフがレビュー。
ここ数年のソロ/デュオテントは、すさまじい勢いで「軽量」化が進んだ。僕も10年前ならば1kgを切るのは不可能だと思っていたのに、いまや700g台も登場! ただ、軽量な分だけ破損しやすい。だから、少々重くても耐久性をキープした「バランスが良い」モデルも継続人気だ。
一方、クルマで持ち運ぶことを前提に3kgを超える「重くても快適」なモデルは、いくぶん少数派。だが、社会の休暇制度の充実とともに、僕は今後そんなタイプが増える気がしている。
山好きでいて、モノ使いが荒い僕は、第一に「バランスが良い」タイプ。しかし、超軽量タイプや快適タイプも魅力的で、それぞれ用意したくなり……。 結局、いくつかのモデルを持って使い分けるのが最高なのだ。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | ||
---|---|---|---|---|---|
価格 | 使用可能人数 | 重量 | |||
MOSSTENTS(モステント) スターレット | ![]() | ¥201,300 | 〜2人 | 2.4kg | |
NEMO(ニーモ) ドラゴンフライ オズモ バイクパック1P | ![]() | ¥71,500 | 1人 | 1.07kg | |
ZEROGRAM(ゼログラム) エルチャルテン1Pゼロボーン | ![]() | ¥84,700 | 1人 | 1.15kg | |
arata(アラタ) AX-79 | ![]() | ¥51,150 | 1人 | 915g | |
mont-bell(モンベル) U.L.ドームシェルター1 | ![]() | ¥52,800 | 1人 | 751g | |
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) ゴールドキウイ | ![]() | ¥91,300 | 〜2人 | 3.2kg | |
SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) ミーターライト 2P | ![]() | ¥80,300 | 〜2人 | 3.44kg | |
YOKA(ヨカ) YOKA TIPI TYPE2 | ![]() | ¥36,300 | 〜2人 | 2.1kg | |
MOSSTENTS(モステント) スターレット
テント界の伝説的存在である「MOSS」の復活後、その代表作である「スターレット」も復刻。地を這うようなシルエットはさすがカッコよく、1984年当時のオリジナルカラーも男心をくすぐる! 一方で防水性などは以前よりも向上させ、温故知新とはまさにコレだ。
●サイズ:214×142×92cm
●重さ:2.4kg
曲線を描く2本のポールが2か所で交差する“魚座型”の美しいフォルムが一大特徴。
開いたフライシートは下部に巻き取る独特のシステム。このあたりもモステントらしい。
NEMO(ニーモ) ドラゴンフライ オズモ バイクパック1P
最近の小型テントに増えたのが、"バイクパック"というパッキング性に優れた自転車ツーリング向きモデル。だが、その軽量性と携行性の高さは登山などにも適しているのではないかと、僕は感じる。前室の荷物置き場も便利で、"使って楽しい"テントなのであった。
●サイズ:224×89×102cm
●重さ:1.07kg

高い位置から風を取り込める!
バイクパックだけど、自転車に乗らない人にもおすすめ。
前室の内側には巨大なモノ入れのスペース。バスタブ構造で入れたものが濡れにくい。
出入り口のパネルは、上半分だけがメッシュ。だから寝転んだときに風は当たらない。
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ZEROGRAM(ゼログラム) エルチャルテン1Pゼロボーン
ゼログラムの名作テント「エルチャルテン」に初の1Pモデル。インナーテントとフライシートが連結され、いっしょにポールに掛けるだけで設営完了。特筆すべきは特殊なメッシュともいうべき"モノフィラメント"がインナーに使用されていることで、風を通しながら水をシャットアウトする様子は、まるで魔法!これなら雨や結露も楽しくなる。(※実際のインナーはフライシートと同系色)
●サイズ:210×80×96cm
●重さ:1.15kg
1人用なのに出入り口が2か所の“ありそうでない”仕様。風向きに合わせ、両方使える。

生地の上を水が転がる!
インナーのメイン素材は、風を通しつつ、玉のように水を弾く“モノフィラメント”。
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arata(アラタ) AX-79
日本の新ブランド。2本のポールをクロスさせる日本の山岳テントらしいオーソドックスな構造ながら、天頂部からガイラインを引いたり、内部から補強を加えたりと、工夫がいっぱい。
●サイズ:210×79×97.5cm
●重さ:915g

人間ではなくモノの出入り口!
内部の荷物の出し入れ用の窓。ここから靴などをテント裏のフライシート下に置ける。
テント内部で2本のガイラインが梁のように交差し、強度を高めるユニークな仕組み。
mont-bell(モンベル) U.L.ドームシェルター1
一般的なテントをより簡素にした"シェルター"と呼ばれるタイプ。前室もなく、居住性はそれなりになるが、ポールと組み合わせるだけで即座に立体化するのは本当に便利だ。居住性重視で重めのテントのサブとして用意し、使い分けるのも良さそう。
●サイズ:210×90×95cm
●重さ:751g
出入り口の上には小さな庇。雨が内部に流れ込むのを防ぐのに役立つ。
重量751g。ペグダウンしていないと、風ですぐに飛ばされそうになる。
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MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) ゴールドキウイ
あれっ、これは4人用だったか……などと設営時に一瞬焦ったのが、こちら。内部もかなり広めだが、前後のキャノピー部分がとにかく広く、狭いデュオ用というイメージを軽く凌駕する存在だ。太めのポールは強風にも強く、悪天候時も楽しめそうなテントだった。
●サイズ:215×127×120cm
●重さ:3.2kg
テント後ろ側。こちらもフライシートが広く覆いかぶさり、快適空間を作り出している。

快適すぎだ! これで本当に2人用!?
インナーを取りはずして使用可能。チェアやテーブルを置いても広々と使えるのがスゴい。
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SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) ミーターライト 2P
1987年に開発されたテントの復刻で、ツートーンのカラーリングが目に鮮やか。メッシュパネルを併用したインナーは、開口部が広いフライシートのコンビで涼しい風を呼び込む。生地が少し厚めのために耐久性が高く、破損を気にしないで気楽に使えそうだ。
●サイズ:250×160×109cm
●重さ:3.44kg
フライシートは大きく巻き上げられ、風通し最高! 内部は広く、小柄な人なら3人でも。
3本のポールが交差する変形的な魚座型。フックとスリーブを併用し、設営は簡単だ。
まだまだあります!編集部注目のソロテント

ブッシュ早坂のおすすめ!
YOKA(ヨカ) YOKA TIPI TYPE2
人気のティピー型テントがバージョンアップ。テントの半面を大きく跳ね上げられるようになった。ペグ打ち用のループも長さ調節が可能になった。
●サイズ:270×270×175cm
●重さ:2.1kg

片側をオープンできるようにYOKA TIPIを改良。
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初心者もベテランも必見!BE-PALが選ぶおすすめテント5選
近年のソロキャンブームによって、各メーカーがソロに向けたアイテムを続々と投入している。ソロ向け特有の軽量コンパクトという長所にプラスして快適性やデザイン性などの機能性もアップし、重厚なデザインの大型ギアに引けを取らないものが増えた。
例えばモンベルの「ムーンライトテント」が仕様を大幅リニューアルして居住性を高めていたり、スノーピークが7万円を超える高級ソロテントの展開を始め、テントを選ぶ幅はグッと広がっている。スタイルのあるソロ用ギアが増え、よりひとり時間を充実させることができそうだ。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
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価格 | 重量 | |||
mont-bell(モンベル) ムーンライトテント 2 | ![]() | ¥52,250 | 2.46kg | |
HOBOWORKS×テンマクデザイン HOBO’S NEST2 | ![]() | ¥59,400 | 2.15kg | |
Snow Peak(スノーピーク) ミニッツドーム Pro.air 1 | ![]() | ¥95,040 | 2.95kg | |
muraco(ムラコ) RAPIDE X1(2P) | ![]() | ¥64,900 | 1.85kg | |
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) PAPRIKA | ![]() | ¥78,100 | 2.2kg | |
mont-bell(モンベル) ムーンライトテント 2
約40年ぶりにモデルチェンジした注目のドームテント。生地が薄く、保水しにくいので悪天候でも本体が重くならない。フライシートは難燃加工が施され、火の粉で穴が開きにくい。
●重量:2.46kg(ペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量)
HOBOWORKS×テンマクデザイン HOBO’S NEST2
BE-PALでお馴染みのホーボージュンさんが監修。3本ポールの「Tri-Pシステム」を採用し、設営は3分、撤収は1分でできる簡単構造! フルメッシュのインナーテントで換気も抜群。両サイドに出入り口と前室あり。(リンク先は現行品の「ホーボーズネスト 2.1」)
●重量:2.15kg
Snow Peak(スノーピーク) ミニッツドーム Pro.air 1
軽さと高い居住性にこだわったドームテント。フロントポールを出入り口の上に通し、広い前室を確保している。両サイドに大きいベンチレーションがあり、夏場も快適!
●重量:2.95kg
muraco(ムラコ) RAPIDE X1(2P)
ブランド初の山岳向けドームテント。高い耐久性と軽量化を実現。天井の高さにも余裕があり、中での着替えもしやすい。
●重量:1.85kg(総重量/Fabric Innerモデル)
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) PAPRIKA
韓国発のアウトドアブランドが手がけるシングルウォールテント。Breathable生地で結露を最小限に。広いドアが2か所あり、出入りが楽。
●重量:2.2kg
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暑い日も快適に過ごせる!夏キャンプ向けソロテント3選
サイズや遮光、通気性といった機能も多様化するソロテント。ただの寝床ではなく、テントの中でも快適に過ごせるモデルを紹介。
ogawa(オガワ) ホズST
3本のポールで構成する自立型テント。従来品と比べて高い耐久性の生地に変更し、天井の透明パネルを省いた。「インナーはフライに引っ掛けられるので、付けたまま設営、撤収できるのが便利です」
●サイズ(約):255×245×H120cm
●収納サイズ(約):20×18×52cm
●重量(約):3.34kg

色みが渋くなって男前に!
出入り口のファスナーは、開けると裾が自動的にめくれる。「楽チンですね!」
出入り口は前後2か所に配置。インナーの出っぱった場所に荷物を置ける。
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MSR(エムエスアール) エリクサー2
2本のポールと、天井に短いポールを追加して組み立てる自立型テント。天井とサイドの計4か所に収納ポケットを装備。「室内に入る光がナチュラルになるので、気持ちよく過ごせます」
●サイズ(約):279×213×H102cm
●収納サイズ(約):直径17×51cm
●重量(約):2.77kg
バックパックなど大きい荷物が置ける広い前室。「靴の脱ぎ履きがしやすく、出入りがスムーズ」
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天井をまたぐポール構造で、風の抵抗を受けにくくした自立型テント。フライの耐水圧は他を圧倒する5,000mm。「使う部位がわかるように、ポールごとに色付けしているのが優しいですね」Snugpak(スナグパック) スコーピオン2
●サイズ(約):300×130×H105cm
●収納サイズ(約):直径19×43cm
●重量(約):2.84kg
遮光コーティングを施したインナー。計10個のポケットを装備する。
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意外にもフィールドになじむ!かっこいい黒のソロテントおすすめ2選
黒いテントはエッジの効いたシャープさが魅力。流行に左右されない、シンプルなモノトーンのギアは永遠の定番として持ちやすくおすすめだ。
Canadian East×Ogawa Ardein DX-Ⅱ BLACK
アウトドアブランド「Canadian East(カナディアンイースト)」では、「Ogawa」で知られるキャンパルジャパン株式会社と協業し、モノトーンテントの「BLACK LABEL」シリーズを展開して人気を集めている。 1~2人用テント「Ardein DX-Ⅱ BLACK」は、前室ポールのY字形型で強度アップ。スペースが広く、メッシュパネルも大きく設定してあるので、換気機能も高い。
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GRIP SWANY(グリップスワニー) FIREPROOF GS TENT
中級者以上向けに作られたパップテント型。フロント部分はロールアップすれば大きく開口し、別売のポールを使えば大きくはね上げてタープとしても使える。幕体にはブレイズシールドと呼ばれる、グリップスワニー独特の難燃加工が施されている。炎が自然と消える性能があり、火に接触したとしても燃え広がりにくいのが特徴。
●サイズ:約330×190×130cm
●総重量:約5.6kg
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