人気の登山ブランド5選
登山家やキャンパーから人気の高い5ブランドについて、それぞれの特徴を解説します。いずれも一度は目にしたことのある人がほとんどでしょう。各ブランドのコンセプトや特徴を理解すれば、より自分に合ったブランドが見つかるはずです。
人気の登山ブランド
モンベル
日本発の世界的アウトドアブランドです。国内ではもちろん、世界でも有名ブランドの一角をなすほどの大手ブランドといえます。「“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”」をコンセプトとし、高機能かつ低価格の商品が多いところが魅力です。
国産ブランドならではの使い勝手のよさが特徴で、アウトドアシーンでは必ずといってよいほど目にするでしょう。店舗数も多く、実際に商品を手に取って確認しやすいのもポイントです。
参考:モンベル公式サイト
ザ・ノース・フェイス
アメリカ・サンフランシスコ発の、アウトドアからタウンユースまで根強い人気を誇る定番ブランドです。高い機能性に洗練されたデザイン、カラーリングがおしゃれで、若い世代含め年代問わず高い人気があります。知名度も抜群で、ロゴだけで本物感を表せるでしょう。
ジャケットやデイパックで特に人気が高く、防水性や防寒性に優れた商品が多くリリースされています。山はもちろん街でも、ザ・ノース・フェイスのジャケットやリュックを見る機会も多いでしょう。
アークテリクス
カナダ発のアウトドアブランドで、登山の厳しい環境下でも耐えうる製品を多数開発しているのが特徴です。ロゴのマークは、始祖鳥をモチーフとしています。高価格帯ではありますが、その分特殊な素材や技術を採用し、機能性を高めています。デザインは洗練されており、魅了されるファンは後を絶ちません。
アウトドアはもちろん、タウンユースで使えるスタイリッシュさも兼ね備えています。そのデザインは「都市型」と評されています。
参考:アークテリクス公式サイト
パタゴニア
アメリカ発の、クライミングやサーフィン・マウンテンバイクなどのアウトドア用品を販売するブランドです。創業者自身がクライマーであったことから、実用的な機能を有した製品が多く、品質面が高く評価されています。
デザイン面については、アースカラー系の落ち着いた配色からカラフルな配色まで、洗練されたカラーリングとデザインに定評があり、普段使いもしやすい本格派のアウトドアウェアとして、タウンユースとしても高い人気を誇ります。
企業として環境問題に配慮しており、売上の1%を寄付する活動にも注目です。環境に配慮したブランドのアイテムを愛用することは、自然環境や世の中を良い方向に変えていくことにもつながります。
参考:パタゴニア公式サイト
コロンビア
アメリカ・オレゴンで創業した、老舗の登山ブランドです。創始者や後継者が立て続けに逝去し、一度は存続に危機に瀕しました。しかし、根気強く商品開発を続け、1980年代にはアウター・インナー・ジャケットの1枚3役を担う「スリー・イン・ワンジャケット」の開発に成功します。
この「インターチェンジシステム」のジャケットは大ヒットを記録し、一気に世界的ブランドへの階段を駆け上がることとなりました。高機能のインターチェンジシステムをはじめ、高いデザイン性とリーズナブルさから、若者の間ではファッションブランドとしても人気があります。
参考:コロンビア公式サイト
人気登山ブランドのおすすめアウター
人気登山ブランドのアウターの中から、特におすすめなアイテムを3点紹介します。登山シーンで求められる防水機能や、耐久性にも注目して見ていきましょう。タウンユースも考えている人は、街中で着ても溶け込むかどうかにも注目です。
ザ・ノース・フェイス「マウンテンジャケット」
1985年に登場し、進化を続けてきたザ・ノース・フェイスを代表するマウンテンジャケットです。複数のカラーが展開されており、いずれも視認性が高い鮮やかな色彩です。サイズにはゆとりを持たせており、中にフリースを着てもかさばりません。
表の生地には2層のゴアテックスを採用、内側の生地にはリップストップナイロンを配し、破れにくさと防水性を担保しています。袖口は2段階で締め込みができ、手首からの風の侵入も防げます。おしゃれで高機能なアウターを探しているなら、まず間違いのないモデルといえるでしょう。
ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット(メンズ)
コロンビア「ステュアートトレイルジャケット」
独自の防水透湿技術「オムニテック」を採用したジャケットです。薄すぎず厚すぎない2.75レイヤーを採用し、3層よりも軽量で2層よりも耐久性の高い仕様を実現しています。カラーバリエーションは主張しすぎないものが多く、落ち着いたコーディネートを好む人におすすめです。タウンユースでも違和感なく使えます。
ポケットの口を大きく作り、内側をメッシュ仕様にすることで、通気性を確保しています。持ち運び用のスタッフバッグも付いているため、体温調節のための着脱もストレスになりません。
コロンビア ステュアートトレイルジャケット
アークテリクス「ガンマ フーディメンズ」
通気性・耐水性・ストレッチ性を兼ね備えているジャケットです。デザインはロゴのワンポイントのみのほぼ無地で、そのシンプルさが無駄のない洗練された印象を与えます。アウトドアはもちろん、タウンユースで着用してもさまになるでしょう。
ストレッチ性の高い「ガンマシリーズ」の一つで、高い通気性と伸縮性を持つレイヤーが特徴です。
生地は4方向に対して伸縮性があり、さらに高い耐摩耗性も持ち合わせています。重さは約545gとアウターの中では軽量で、長時間着用しても体力に響きにくいでしょう。
アークテリクス ガンマ フーディメンズ
人気登山ブランドのおすすめリュック
登山ブランドからは、高機能のリュックも多く販売されています。人気ブランドから登山に欠かせないおすすめリュック3点をピックアップして紹介します。
モンベル「バーサライトパック 30」
容量約30Lと大容量ながら、重量はわずか約395gの軽量さが特徴のリュックです。登山が長時間になればなるほど、軽量さが効果を発揮するでしょう。背面には取り外しできるパットが付属しています。生地には強度と軽量性を両立した、モンベル独自のバリスティックナイロンを採用しており、高い耐久性も実現しています。
別売りのウォーターパックを装着できる仕様になっており、移動中もスムーズな水分補給が可能です。カラーはブルーグリーンとイエローの2色が展開されています。
モンベル バーサライトパック 30
パタゴニア「ブラックホール・パック 32L」
容量は約32Lで、その名にふさわしい高い収納性を誇るリュックです。ポリエステル由来のリップストップ生地を採用しており、普段使いからアウトドアシーンまで耐えうる強度を持ち合わせています。大きく開くメインコンパートメントの他に、15インチ程度のラップトップ用コンパートメントが独立して配置されています。空港の保安検査などでも中身を取り出しやすいでしょう。
バックパネルには給水チューブを通す穴が空いており、給水パックを取り付けて移動中の水分補給も可能です。背面にはメッシュ生地のベンチレーションが採用されており、ムレ防止に貢献します。
パタゴニア ブラックホール・パック 32L
コロンビア「ペッパーロック30L バックパック」
容量約30L、独自のはっ水技術「オムニシールド」を採用したリュックです。水分だけでなく泥もはじく生地で、足元が悪い環境でもリュックをきれいに保てます。色も形もカジュアルなデザインで、通勤や通学に使っても違和感がありません。メインコンパートメント内には15インチ程度のパソコンが入るスリーブが付いています。
しわになりにくい素材を使っているので、長く使ってもへたれにくいでしょう。カラーは4色展開されており、アウトドアで自然によく溶け込む配色です。
コロンビア ペッパーロック30Lバックパック
人気登山ブランドのおすすめ登山靴
登山をするなら、靴にもこだわりたいところです。人気ブランドの中からおすすめの登山靴を2点厳選して紹介します。
モンベル「トレールウォーカー ワイド」
低山のハイキングやキャンプにおすすめのシューズです。全天候に対応しており、軽量で疲れにくいのが魅力です。アッパーにはゴアテックスと、それを生かす摩耗に強いメッシュ生地を採用し、高い耐久性を実現しています。
ソールには「トレールグリッパー」と呼ばれるモンベル独自のソールを採用しており、優れたグリップ力と耐摩耗性が特徴です。軽い登山を考えている人におすすめのシューズです。
モンベル トレールウォーカー ワイド Men's
ザ・ノース・フェイス「クレストン ミッド ネオ フューチャーライト」
優れた通気性を誇る防水透湿メンブレン「FUTURELIGHT」を採用しています。
ソールユニットの剛性を高めるシャンクが内蔵されていて、安定感のある履き心地です。
ザ・ノース・フェイス クレストン ミッド ネオ フューチャーライト(メンズ)
▼参考記事
まとめ
登山ブランドは数多くありますが、それぞれコンセプトや商品の特徴が異なります。各ブランドの歴史や特徴が分かれば、商品の見え方も変わってくるかもしれません。
価格帯も異なるので、自分の好みや予算に合わせてお気に入りのブランドを選びましょう。同じブランドで全身そろえると統一感が出るので、一気に洗練された印象になります。
登山用品は派手な配色のものだけではありません。街中で使っても違和感のないシンプルな商品もあります。日常のファッションアイテムとして人気の商品もあるので、この機会に好きなブランドでそろえてみてはいかがでしょうか。