ちょっとでも上の目標を持って/熊本・久木野小で一輪車講習会 | ベルマーク教育助成財団

ちょっとでも上の目標を持って/熊本・久木野小で一輪車講習会


(2024/09/05)印刷する

 熊本県水俣市の市立久木野小学校(田尻則幸校長、児童13人)で9月2日、ベルマーク財団主催の一輪車講習会が開かれました。

 久木野小は創立149年。林業が盛んな地区で、学校の周囲には美しい森林が広がっています。9月29日には運動会があり、児童たちは校区の人たちの前で一輪車の演技を披露する予定です。週に一度、一輪車の時間があり、練習してきました。今回の講習会は、運動会前の絶好のタイミングです。

 台風10号の影響で、直前まで開催できるか心配でした。久木野小も8月29日の予定だった始業式を延期し、2日間休校にしたそうです。幸い当日はいいお天気になりました。

 講師は、全国や世界大会での優勝経験を持つ鈴木奈菜さんと小木(こぎ)真由子さんです。

 体育館に集まった児童たちに、田尻校長が「とても楽しい時間になりそうです。しっかり見て、聞いて、やって、たくさんのことを学び、校区の人たちに披露してください」とあいさつ。鈴木さんが「あきらめないで、いっぱい練習すればうまくなります。できない、無理と思うと、そこで終わってしまいます。ちょっとでも上の目標を持って、練習しましょう」と語りかけました。

小木さんが模範演技を披露

 その後、小木さんが模範演技で、タイヤ乗りやスピンなどを次々と披露しました。小木さんは4月に世界大会で優勝したばかり。トップレベルの演技を、児童たちは食い入るように見つめていました。

 講習会では、初めに一輪車に乗る姿勢を教わりました。鈴木さんが「サドルの位置はおへその少し下くらい。ペダルはつま先でこぎ、背中を伸ばした姿勢を心がけて」と話すと、児童たちはサドルの位置を確かめたり、ペダルに足をかけたりして、さっそく試していました。

「一輪車に前後があるのはわかるかな?」
自分に合ったサドルの位置に調整

 続いて、習熟度に応じた二つのグループに分かれ、鈴木さん、小木さんのアドバイスを受けながら、練習開始。手をつないで前後を入れ替わったり、輪になったり。うまく一輪車に乗れない児童も、講師や先生に手を持ってもらい、少しずつ前に進む距離を伸ばしていきました。短い時間で、どんどんうまくなる姿に、先生たちからも「すごい」と声が漏れました。

「そう、そう。その姿勢で前に進んで」
前後で手をつなぐ
みんなで輪になって

 全部で1時間40分ほどの講習会は、あっという間に過ぎました。最後に参加した児童全員で、鈴木さん、小木さんに「ありがとうございました」と大きな声でお礼を伝えました。

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