'70年代、米国のレースシーンが最も熱かった時代にレース場において圧倒的なシェアを誇ったトップブランド"BATES"。

'39年"BATES MFG.CO"の社名でアクセサリーパーツ業として始まり、'71年には全世界に衝撃を与えた映画"イージー ライダー"のピーターフォンダ扮するキャプテンアメリカのジャケットをてがけた"ABC Custom Leathers"をデザイナーごと吸収合併し、キングブランドとしてアメリカのレースシーンをリードし続けた。

"BATES"が登場する以前、レース場では、ライダースジャケットと言えば、ほとんどブラックレザーのものしかなく、"BATES"のカラフルかつ斬新なデザインのライダースジャケットは、米国の"モーターサイクル黄金期"の人気を支える一翼を担うこととなるのである。

また、スティーブ・マックイーンが愛用したことでも知られ、レースシーンにおいては、マート・ローウィルや"キング・ケニー"ことケニー・ロバーツといった今では伝説となったトップレーサー達をサポートし、数々の名作と呼ばれるモデルが全米のレース場を彩りました。

'80年代に入りバイクブームの衰退と共に、規模の縮小を余儀なくされ、"Bates Leathers"としてレザージャケットのみのメーカーとなるも、常に"Bates"の名は廃れることなく、近年の多様化されたレースシーンでも欠かすことの出来ないブランドとして、多くのライダーに愛用されています。