世界のトッププレーヤーたちが熱戦を繰り広げるBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン（Super500／熊本県立総合体育館）。昨年から新たに日本で始まった国際大会は、今年も大盛況。ここでは、大会2日目を戦った注目選手たちのコメントを紹介する。
明地陽菜
女子シングルス
1回戦は水津愛美に1-2で敗戦
――試合を振り返って
熊本開催なので、たくさんの応援があってすごく緊張しましたが、応援に後押しされました。最後は負けてしまいましたが、初参加でいい大会にできたかなと思います。
――昨日予定していた予選がなくなり、本戦からの出場となった
戴資穎選手（タイ・ツーイン／台湾）が棄権したので、私が繰り上がりになって、相手の選手が予選を勝った（不戦勝）というカタチになりました。
――試合の入りはどうだったか
風に対する調整ができず、1ゲーム目は調整できないまま取られてしまいました。シャトルが飛ぶので、ネットに切って有利な展開にしようと思いましたが、そこでネットに引っ掛けてるミスが多かったです。第2ゲームもすごく厳しい展開でしたが、そこを取りきれたのはよかったです。
――最終ゲームは競ってからの1点が遠かった
ファイナルゲームは、互いに勝ちたい気持ちがぶつかり合っていた。最後は、水津選手がすごく足を痛そうにしていた中、自分が決め急いでしまったのが、よくなかったかなと思います。
――よくねばりはしていた
今、プレースタイルを少し変えているのですが、国際大会で全部1回戦負けが続いて、気持ちの面でも苦しい状況です。負けた試合も、ファイナルゲーム終盤とか、ストレート負けでも19点とかで競り負けることが多い。今後、どうやって乗り越えるか。乗り越えれば違ってくるのかなと思うので、帰って練習したいです。
――地元の声援は聞こえていた？
小さい子たちが「明地選手、がんばれ」と声をかけてくれたおかげで、苦しい展開でも踏ん張ろうと思えました。あらためて、熊本で国際大会をできることは、うれしいなと思いました。
――この大会に出ることを一つの目標に、世界ランクを上げてきた
Super500は初めて。もっと上の海外の選手と対戦してみたい気持ちがあったので、そこまでたどり着けなかったことは、悔しいです。もし来年、もう一度出られたら、もっともっと勝っていきたいです。
川添麻依子（左）＆小西春七
女子ダブルス
1回戦は櫻本絢子／五十嵐有紗に0-2で敗戦
――試合を振り返って
川添 出だしは、相手も緊張していたと思うけど、自分たちも引いて受けてしまい、攻撃のカタチを全然つくれなかったです。第2ゲームは、攻撃できたけど、乗り切れませんでした。
小西 第2ゲームはシャトルが飛ぶ方のエンド。攻撃はよかったのですが、レシーブにまわったときに自分のレシーブが飛んでもいないし、コントロールできてもいない状況だったのが、よくなかったです。
――Super500の予選、本戦1回戦を経験して思うことは？
川添 全然できなかった、というわけではないというのが、正直なところ。自分たちの課題を突き詰めていければ、もっと勝負できるんじゃないかという手ごたえはありました。昨日（予選）の2ゲーム目など、リズムが崩れた時に立て直すのが遅いのは、課題です。
小西 シャトルが飛ばないエンドの場合は（ラケットを）振り回せるからいいですけど、飛ぶ方に入った時の対応が遅い。そういう対応も早くできるようにしたいです。
取材・文・写真／平野貴也
【過去の大会結果】
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（0120‐911‐410）
