6月6日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢は5種目に登場したものの、準々決勝に勝ち進んだのは女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那のみとなった。
松本(上写真・奥)/永原、そして志田千陽/松山奈未が2回戦に挑んだ女子ダブルス。インドのジョリー/プレラと対戦した松本/永原は、第1ゲームを相手ペアに奪われる展開。中盤7-12とリードを許した後、点差を詰めてプレッシャーをかけたが、最後は届かず19-21で落とした。
第2ゲームは互いに主導権を譲らず、スコアは拮抗。激しい点の取り合いを松本/永原が21-19で制すると、ファイナルゲームは7連続得点などで先行した日本ペアが逃げ切り、21-19で勝利。準々決勝に駒を進めた。志田/松山は、中国の若手ペアに0-2のストレート負け。シンガポールOP準優勝に続く上位進出はならなかった。
男子シングルスの西本拳太は、ラクシャ・セン(インド)に完敗。1回戦で地元インドネシアのアンソニー・S・ギンティンを破った勢いで勝ち上がりたかったが、なかなかリズムをつかめず0-2で敗れた。男子ダブルスの三橋健也/岡村洋輝は、デンマークのアストルップ/ラスムセンに第1ゲーム19-21と競り合ったが、第2ゲーム以降は主導権を握れず敗戦。女子シングルスの大堀彩、混合ダブルスの金子祐樹/松友美佐紀も2回戦を乗り越えられず、日本勢はライバルたちの前に厳しい結果に終わった。
日本勢の2回戦(6月6日)結果、準々決勝(6月7日)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(6月6日)
西本拳太●0〔9−21、15−21〕②ラクシャ・セン(インド)45分
▼準々決勝(6月7日)
アンダース・アントンセン(デンマーク) − ラクシャ・セン(インド)
クンラビット・ビティサラン(タイ) − リー・ジジャ(マレーシア)
李詩灃(中国) − レオン・ジュンハオ(マレーシア)
石宇奇(中国) − トマ・ジュニア・ポポフ(フランス)
【女子シングルス】
▼2回戦(6月6日)
大堀彩●0〔10−21、11−21〕②陳雨菲(中国)34分
▼準々決勝(6月7日)
アン・セヨン(韓国) − 何冰嬌(中国)
王祉怡(中国) − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
韓悦(中国) − キャロリーナ・マリーン(スペイン)
陳雨菲(中国) − 宋碩藝(台湾)
【男子ダブルス】
▼2回戦(6月6日)
三橋健也/岡村洋輝●0〔19−21、10−21〕②アストルップ/ラスムセン(デンマーク)38分
▼準々決勝(6月7日)
盧敬堯/楊博涵(台湾) − ティーKW/マンWC(マレーシア)
李哲輝/楊博軒(台湾) − グタマ/イスファーニ(インドネシア)
マウラナ/フィクリ(インドネシア) − アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
王昶/梁偉鏗(中国) − ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)
【女子ダブルス】
▼2回戦(6月6日)
志田千陽/松山奈未●0〔19−21、15−21〕②李怡靖/羅徐敏(中国)47分
松本麻佑/永原和可那②〔19−21、21−19、21−19〕1●ジョリー/プレラ(インド)75分
▼準々決勝(6月7日)
陳清晨/賈一凡(中国) − タン/ティナー(マレーシア)
松本麻佑/永原和可那 – 李怡靖/羅徐敏(中国)
金昭英/孔熙容(韓国) − 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
鄭雨/張殊賢(中国) − 譚寧/劉聖書(中国)
【混合ダブルス】
▼2回戦(6月6日)
金子祐樹/松友美佐紀●0〔10−21、20−22〕②馮彦哲/黄東萍(中国)42分
▼準々決勝(6月7日)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − 鄧俊文/謝影雪(香港)
デチャポル/サプシリー(タイ) − フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)
金ワンホ/鄭ナウン(韓国) − タンKM/ライPJ(マレーシア)
馮彦哲/黄東萍(中国) − 蒋振邦/魏雅欣(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO