10月25~28日、大阪市において「ヨネックス杯国際親善レディース2018」が開催された。今年で24回目を迎えるこの大会は3ダブルスで争われる団体戦で、今年は287チーム、2049名が参加。レベルや年齢によって9つのゾーンに分かれて、白熱の戦いが繰り広げられた。
競技レベルの高い選手によって構成されたチームで争われるAゾーンでは、昨年度限りで現役から退いた今別府香里、土井杏奈らを擁するYONEX(日本)が5年ぶりの優勝を飾った。決勝では2012年ロンドン五輪女子ダブルス金メダリストの田卿(ティアン・チン)、13年世界選手権優勝など於洋(ユー・ヤン)とのペアで圧倒的な強さを誇った王暁理(ワン・シャオリー)、2015年全英OP女子ダブルス優勝の唐淵渟(タン・ユアンティン)といった中国代表3選手が出場したYONEX MURAN(中国)を2-0で下してのVだった。3位決定戦では、KOREA A(韓国)がレディースジャパンを2-0で破っている。
YONEX・岩田良子監督コメント
「優勝は5年ぶりなのでうれしいですね。今回は若い選手もけっこう加わって、バランスのとれたチームになっていたと思います。中国にはダブルス元世界1位の王暁理選手など、3人の元中国代表がいましたが、決勝に向けてうちの選手たちの『やりたい!』という意欲がすごかった。その気持ちが一番の勝因だったかもしれません」
文/バドミントン・マガジン編集部
取材・協力/山口奈緒美
写真/菅原淳