アクセルスペースは、HEO Roboticsとのパートナーシップ締結を発表しました。これにより、HEO Roboticsの衛星調査ソフトウェアであるHEO Inspectが、AxelGlobeのコンステレーションを構成している人工衛星GRUSの宇宙ベースセンサーにアクセスすることが可能となります。HEO Inspect Softwareは、衛星を運用する企業などに対し、宇宙空間にある自社資産である衛星やその周囲の状況について認識するための重要な情報を提供します。これまでにないレベルのリアルタイム情報と革新的な宇宙サービスの提供により、宇宙資産のモニタリング手法に変革をもたらしていきます。
アクセルスペースが提供する鮮明な衛星画像は、画期的な軌道上モニタリングサービスを提供するHEO Inspectのフライバイ調査とコンピュータビジョン機能を強化します。
当社とのパートナーシップにより、HEO Roboticsは35個の宇宙ベースセンサーにアクセスが可能となりました。同社が提供する低軌道向けのサービスのプレゼンスが高まり、また、画像性能や高い頻度の画像撮影、柔軟性の高い撮影時間、 高速タスク管理、迅速な納期でお客様に提供することができます。
衛星間の頻度の高いイメージングにより、軌道上の対象物をより詳細に観察し、新しいユースケースを可能にします。HEO Inspectはこれまでにないインテリジェンスを備えた実用的なレポートを作成し、衛星運用者に対し軌道上の衛星の状態や動作状況、リスクや異常検知に関する確実な情報を提供します。これにより、衛星運用者は詳細な情報に基づく意思決定が可能となります。
アクセルスペース代表取締役CEOの中村友哉は以下のようにコメントをしています。
「HEO Roboticsとのパートナーシップについて発表でき大変光栄です。アクセルスペースは2008年の創業以来、独自の超小型衛星技術で宇宙利用の拡大に取り組んできました。5機の光学衛星GRUSを軌道上で運用する地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」は、農業・林業、地図作成、災害モニタリング、環境、都市計画など幅広い分野のお客様にご利用いただいています。もともと地表をモニタリングすることを目的とした人工衛星であったため、軌道上の他の物体をモニタリングするという発送には私自身大変驚きました。今回のHEO Roboticsと当社の提携は、地球観測衛星の新たな可能性を切り拓いたと考えています。このパートナーシップをさらに強化し、宇宙産業の健全な発展に共に貢献してまいります。」
HEO Roboticsの共同創業者兼CEOであるWilliam Crowe氏は「Axelspaceとの提携に感激しています。同社の人工衛星に搭載されているカメラへのアクセスは、当社が提供する宇宙モニタリングサービスに大きなインパクトを持ちます。人工衛星を迅速にモニタリングする能力及び衛星を所有・運用する方々の日々の運用業務の質を高めることができます。このパートナーシップを通じ、両社は宇宙環境に貢献するイノベーションを起こし、宇宙の透明性、安全性、サステイナビリティを高めてまいります。」とコメントしました。
HEO Roboticsについて
「宇宙は透明性をもった存在であるべきだ」という信念のもとにHEO Roboticsを創業しました。同社はこの信念の実現と、太陽系内のあらゆるものをニーズに応じて撮影することを実現するため、ソフトウェアとハードウェアの技術開発を進めています。同社は衛星間画像撮影の業界リーダー企業であり、軌道上で衛星をモニタリングするサービスを提供する世界初の企業です。現在、HEO Robotics独自のソフトウェアプラットフォーム”HEO Inspect”を通じて、そのユニークなサービスを提供しています。
URL: https://www.heo-robotics.com/
Axelspaceについて
アクセルスペースは、独自の超小型衛星技術でソリューションを提供しています。地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」、小型衛星のワンストップサービス「AxelLiner」の2つの事業を軸に、小型衛星による地球観測事業、小型衛星等を活用したソリューションの提案、小型衛星及び関連コンポーネントの設計及び製造、小型衛星の打ち上げアレンジメント及び運用支援・受託を行っています。
https://www.axelspace.com
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