ノルウェーに拠点を置くKSATと、従来の
地上局連携に加えて AxelGlobeの衛星画像の利用及び
課題解決への活用に係る共同プロジェクトを開始
株式会社アクセルスペース(本社:東京都中央区、代表取締役:中村友哉)とKongsberg Satellite Services(本社:ノルウェー・トロムセー、代表取締役:Rolf Skatteboe、以下「KSAT」)は、地上局支援に係る既存の協定に、アクセルスペースが展開する地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」で取得する衛星データの利用を加えた、新たな協定を締結したことをお知らせします。
アクセルスペースは、2021年3月22日の衛星4機(GRUS-1B, 1C, 1D, 1E)の打上げ成功を受け、数十機の100kg級光学地球観測衛星「GRUS」により構成される次世代型地球観測プラットフォーム「AxelGlobe(アクセルグローブ)」の構築を進めています。2023年までにまず10機体制のプラットフォームを完成させることにより、2.5mの分解能(地上の車を識別できる分解能)で、地球上のあらゆる場所を1日1回観測することができるようになります。
アクセルスペースの衛星データをKSATの広範囲な衛星データと連携させることにより、KSATは既存の光学衛星データサービスを拡大させることが可能となります。また本協定に基づき、軌道上の5機のGRUS衛星がKSATの展開する地上局サービスであるKSATliteの全面的な支援を受けることになります。
KSATアジア営業部長Kenneth Olafssonは次のように話しています。
「今回の協定は、アクセルスペースとのこれまでの連携を衛星画像データ・サービスに発展させていくものであり、両者の関係をさらに深化させていけることを嬉しく思います。この度のGRUS4機の打上げ成功は我々にとっても喜ばしく、光学衛星画像活用の分野においてアクセルスペースと協業の機会を増やしていくことを楽しみにしています。」
アクセルスペースで最高ビジネス責任者を務める山崎泰教は次のように話しています。
「私たちの暮らす地球上で何が起こっているのかをより明確に伝えることで、地球の美しさへの感謝の気持ちと、かけがえのない故郷、地球を守ろうという機運を高めていくことができると信じています。より遠くから俯瞰的に地球を見ることで、人々の世界に対する見方が変わり、物事を判断する際に新たな視点を提供することができると考えています。KSATとの提携により、あらゆる人々が、より良い意思決定や効果的な行動に繋げられるような地球観測りデータを提供していきたいと考えています。」
図1:南極海に浮かぶ氷山「A-68」(2020年12月19日撮影)
KONGSBERG SATELLITE SERVICES 会社概要
Kongsberg Satellite Services(KSAT)は独自に構築したグローバルな地上局ネットワークを利用して、宇宙船やロケットの通信サービスを提供するリーディングカンパニーです。現在、KSATのネットワークは、世界25拠点、200本以上のアンテナで構成されており(極域を含む)常に拡大を続けています。KSATは、宇宙関連企業や機関、スタートアップ企業の多くをサポートし、宇宙インフラと地上との橋渡しをしていることを誇りに思っています。さらにKSATは、合成開口レーダー(SAR)と高解像度の光学衛星データを用いて、様々なインターネット光サービスを提供しています。
URL:https://www.ksat.no
Kongsberg Satellite Services
担当:Nina Soleng
Email:nina@ksat.no