足裏の機能 | 治療と運動|ATTiVO Body Care GYM(アッティーヴォ・ボディケアジム)

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足裏の機能

 足裏の機能と聞いて何か思い浮かぶものがありますか??
簡単に挙げても4つの働きがあります。
・体重の分散
・立位バランス感覚
・衝撃吸収(トラス機構)
・推進運動の補助(ウィンドラス機構)
 足裏には地面からの反発を適度に吸収し、身体に伝える「足底アーチ」と呼ばれるクッションのようなものがあります。この足底アーチは、内側アーチ・外側アーチ・横アーチと3種類あり、歩いたり、走ったり、跳ねたり、背伸びをしたりと、これらの動作をする時は必ず必要となります。中でも皆さんがイメージしやすいものは土踏まずと呼ばれる(内側アーチ)だと思います。
 骨、関節、靭帯、筋肉の繊細なバランスが、保たれることで足の機能が活かされます。その代表的なのが、足底腱膜で足裏の踵骨から足趾に向かい扇状に張っている強靭な繊維性の結合組織で、母趾外転筋や短趾屈筋、小趾外転筋、足底方形筋などと協調して働くことで、足のアーチを保持する役割があります。また、後脛骨筋は、ふくらはぎの筋肉の中で、最も深い位置にある筋肉で、足のアーチを支える代表的な筋肉ですが、長腓骨筋も内側縦アーチや横アーチを支える役割を担っています。
 例えば、足部が地面に着地した時、衝撃により、足部のアーチが崩れます。このときに足底腱膜などの弾性によって衝撃を吸収することをトラス機構といいます。また、歩行時の踏み返し動作の際に足の指が背屈することで足底腱膜が巻き上げられ、足のアーチが挙上します。すると挙上したアーチは元に戻ろうとする力(復元力)を生み出し、これが前に進むためのバネの役割(推進力)となり、歩行時の踏み返し動作を容易にしてくれる機構をウィンドラス機構と呼んでいます。
 このように、大事な働きのある足底のアーチが崩れると外反母趾や足底腱膜炎、扁平足などの症状が現れてしまいます。更に酷くなると、下腿・大腿、膝関節、股関節と全身にまで悪影響を及ぼしてしまいます。
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