「採用したのは一生の不覚」はパワハラと主張 大学教員が学長ら提訴

有料記事

島脇健史
[PR]

 関西看護医療大(兵庫県淡路市)の教授ら男性教員2人が、学長から不当な退職勧奨を受けたなどとして、江川隆子学長らを相手取り、慰謝料など各300万円の損害賠償を求めて神戸地裁洲本支部に提訴していたことが、大学関係者への取材でわかった。

 大学側は争う姿勢を示しており、大学の担当者は取材に対し「裁判に影響を与えてはいけないので、コメントは差し控えたい」としている。

 提訴は3月14日付。訴状などによると、男性教授は2021年3月、江川学長から学長室に呼ばれ「あなたを採用したのは私の間違い。一生の不覚。辞めてほしいの」などと、具体的な根拠を示されないまま繰り返し退職勧奨を受けた、と主張している。

 同10月にも「来年度には進退を決めてほしいの」などと繰り返し退職を求められたとしている。

 また男性助教は同3月、江川…

この記事は有料記事です。残り286文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
島脇健史
神戸総局|選挙・震災担当
専門・関心分野
地方行政・選挙、気象・災害、地域医療