三笠宮妃百合子さま容体悪化、長女ら親族が病院に 久子さまも
三笠宮妃百合子さまの容体悪化を受け、入院先の聖路加国際病院(東京都中央区)には9日、皇族方が相次いで訪れた。宮内庁によると百合子さまは全身の機能低下が進んでいるが、声かけにうなずくなどしているという。
同日朝には訪問先の英国から急きょ帰国した孫の彬子さまが羽田空港から病院に直行。高円宮妃久子さまも関西への訪問を取りやめ、病院を訪れた。
同日午前7時半前、宮内庁幹部らの出迎えを受けた三笠宮家の彬子さまは、それぞれに一礼し、足早に空港を出発。約30分後、病院に車で駆けつけた。久子さまは同日から予定していた奈良と京都への公務を取りやめ、午後に病院を訪れた。百合子さまの長女近衛甯子(やすこ)さん夫妻も相次いで百合子さまを見舞った。
宮内庁によると、百合子さまは7日の検査で心臓や腎臓など全身の機能低下が進んでいることが判明した。先週ごろまでは車いすに座るなどのリハビリを続けていたが、現在は病室で休んでいる状態だ。
百合子さまは昭和天皇の末弟三笠宮崇仁(たかひと)さま(2016年に逝去)の妻。今年3月に脳梗塞(こうそく)と誤嚥(ごえん)性肺炎と診断され、入院して療養を続けてきた。6月4日には、明治以降の皇族では最高齢となる101歳の誕生日を同病院で迎えた。(河崎優子、中田絢子)
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