記事の女性「割り切れない思いはある」 松本人志さん訴え取り下げ

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島崎周
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 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(61)から性加害を受けたとする女性2人の証言を報じた週刊文春の記事をめぐり、松本さんが発行元の文芸春秋などに5億5千万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求めた東京地裁の訴訟は8日、松本さん側が訴えを取り下げ、文春側も同意した。訴訟はこれで終結した。

 週刊文春が昨年12月27日発売号で記事にした女性2人のうち30代の1人は8日、朝日新聞の取材に対して、「割り切れない思いはありますが、一定の謝罪がなされたことは重要で、これでそれぞれが前に進めると感じています」とコメントした。

 一方、松本さんがコメントで「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫(わ)び申し上げます」とした部分については、「私は仮定ではなく、実在するので深く傷ついた。記事には一切誤りが無いと今も確信している」と話した。

 松本さんとの会合があった2…

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権