ヒズボラ、ポケベル爆発「出荷段階で火薬仕込んだか」元陸将の見方
レバノンなどで17日、イスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーらが使っているポケットベルのような通信機器が相次いで爆発しました。レバノン国営通信によると、9人が死亡し、約2800人が負傷しました。陸上総隊司令官を務めた高田克樹元陸将は「通信機器を出荷の段階からコントロールして火薬を仕込んだうえで、サイバー攻撃をかけたのではないか」との見方を示します。
――被害の規模から考えて、どのような爆発だったのでしょうか。
リチウム電池の過熱などでは難しく、火薬が使われた可能性が高いと思います。火薬1オンス(約28グラム)が仕込まれていたという報道もあります。爆竹に使われる火薬は約0.04グラムですから、「爆竹700発相当の威力」と考えてもよいかもしれません。簡単に指を切断できるくらいの威力があります。
ポケベルであれば、カバーなどに金属を使っていたでしょうから、破片による殺傷効果もあります。腰のベルトや胸ポケットなどに入れていれば、人が死亡することもありえます。
「特定の目標狙ったAPT攻撃」
――今回、通信機器が爆発しました。
(米英などがイラクを攻撃した…
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