3月に失敗の新型ロケット「H3」の2号機、今年度内に打ち上げへ
3月に打ち上げに失敗した新型ロケット「H3」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、今年度内にも2号機の打ち上げをめざすと定例記者会見で発表した。11~12月に予定しているロケットの性能や耐久性を確認するための試験の後、具体的な日程を決めていくという。
大型ロケット「H2A」の後継として開発されたH3ロケットの初号機は3月、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。しかし、第2段エンジンの着火が確認できず、破壊した。
JAXAの原因調査によると、第2段エンジン内部で過電流が発生し、その原因として、打ち上げの振動や衝撃で一部の部品がショートしたことなど三つのケースが考えられることが分かった。部品検査の強化などの対策をして2号機の打ち上げに向けた準備を進めていた。
2号機には当初、国の地球観…
- 【視点】
イプシロン6号機やH3ロケット初号機の打ち上げ失敗、イプシロンS燃焼試験の爆発事故など、この1年はJAXAにとってネガティブなニュースが続きました。日本では、大半の衛星打ち上げをSpaceXをはじめとする海外ロケットに依存しています。これ以
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