自宅で待っている癒やし 永瀬正敏が撮ったニューヨーク(291)
国際的俳優で、写真家としても活躍する永瀬正敏さんが、世界各地でカメラに収めた写真の数々を、エピソードとともに紹介する連載です。つづる思いに光る感性は、二つの顔を持ったアーティストならでは。今回もニューヨークでの一枚。一生懸命な姿に抱いた感情とは?
偶然にも前回に引き続き、
スマートフォンつながりの写真。
マンハッタンの地下鉄構内で見かけた男性。
鉄筋の柱を背にし、手元のスマホを操作していらした。
一生懸命何かを打っていらっしゃる。
何度も手を止め確認しながら、丁寧に。
今の若い人たちの高速打ち(フリック入力)とは、
比べものにならないほどマイペースな打ち込み方だった。
何だかその姿が、失礼かもしれないが、
可愛らしく見えて写真を撮らせていただいた。
癒やしだ。
偶然出会った癒やしだった。
若い頃、僕は仕事の切り替えが下手くそだった……らしい。
現場を引きずったまま自宅のドアを開け、
そのまま過ごして、次の日にむかっていたらしい。
自分では気がつかなかったのだが……。
人格がすべて演じている役のキャラクターに変わるわけではないが、
今思えば、やはり情緒が役柄に左右されていたようにも思う。
今は癒やしが自宅で待っていてくれる。
彼を見ると、一度仕事モードからお世話モード、いや癒やされモードに変わるので、
その変化に助けられているのかもしれない。
若い頃から彼に出会っていれば……。
今、本当にそう思う。
ちっちゃなモジャモジャ君、ありがとう。
ちなみに僕はこの男性のように、
メールを打ち込むのは……、
かなり遅い……。
男性のスマホの打ち込みの癒し、確かにたまにゆっくり打ち込んでいる人を見かけますが、それを癒しと思える永瀬さんの感覚が素敵です✨
自宅…パズル君ですね!
私もたまに永瀬さんが投稿してくれるパズル君に癒されます😊
若い頃は皆んな未熟ですよ。
もしその頃からパズルくん🐈と出会っていたら🤔。。
永瀬さんの環境は🤔。。どう言う事になるのかな🤔。。